リポーズ (病院船)

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USS Repose AH-16 Yokosuka 1952.jpeg
艦歴
発注
起工 1943年10月22日
進水 1944年8月8日
就役 1945年5月26日
1950年10月28日
1965年10月16日
退役 1950年1月19日
1954年12月21日
1970年5月
その後 1975年4月18日にスクラップとして売却
除籍 1974年3月15日
性能諸元
排水量 軽貨:11,141トン
満載:15,100トン
全長 520 ft (158.5 m)
665 ft (202.7 m) (1968年以降)
全幅 71 ft 6 in (21.8 m)
吃水 24 ft (7.3 m)
機関 ギアード・タービン、1軸推進
最大速 17.5ノット
乗員 士官95名、兵員606名
兵装 なし

リポーズ (USS Repose, AH-16) は、アメリカ海軍病院船ヘヴン級病院船の1隻。

艦歴[編集]

マーリン・ビーバー (Marine Beaver) は1943年にペンシルベニア州チェスターのサン造船・ドライドック社で建造された。1944年8月8日にポーリン・P・マッキンタイア夫人によって命名、進水し、1944年9月14日に海軍によって取得された。ニューヨーク州ブルックリンベスレヘム造船で病院船への転換作業が行われ、作業完了後1945年5月26日に艦長W・O・ブリトゥン大佐の指揮下就役した。

750床のベッド数を持つリポーズは1945年7月8日にノーフォークを出航、太平洋に向かう。傷病兵の輸送艦として太平洋の様々な港を訪問し、上海で基地病院船としての任務に従事した後青島に移動、中国北部の占領軍を支援した。リポーズは1949年7月までアジアに留まり、時折帰国した。その後は1950年1月19日にサンフランシスコで予備役となる。

1950年8月26日にリポーズは再就役し、韓国釜山に向かった。途中横須賀で海軍の乗組員を乗船させ、韓国海域で任務に従事、必要な場合は患者を日本の港に輸送し、1954年初めまで任務を継続した。途中1953年2月から3月までサンフランシスコで修理を行い、ヘリコプター着艦施設が装備された。任務完了後はロングビーチ海軍造船所に係留され、1954年9月27日に海軍予備役艦隊に移動、1954年12月21日にハンターズ・ポイント海軍造船所で退役した。

フォレスタルの火災事故におけるリポーズ、1967年

スイスン湾での11年近くの保管後、リポーズは1965年10月17日に再就役しベトナム戦争に従軍する。1966年1月3日にベトナム海域に到着、東南アジアに展開し「東洋の天使 Angel of the Orient」の愛称で呼ばれた。主として第1軍の作戦管区で活動し、リポーズは9,000名以上の戦傷兵および24,000名の入院患者を手当てした。1967年に航空母艦フォレスタル (USS Forrestal, CVA-59) で火災事故が発生すると、リポーズはこれの救援任務に当たった。この事故では134名が死亡し161名が負傷した。リポーズは1970年3月14日にベトナムを離れ、1970年5月に退役、その後はロングビーチ海軍病院の別館として使用された。しかしながらこれは非経済的であることが判明し、1974年にスクラップとして売却された。

リポーズは朝鮮戦争の戦功で9個の、ベトナム戦争の戦功で9個の従軍星章を受章した。

外部リンク[編集]