リネージュII

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リネージュII
ジャンル MMORPG
対応機種 Windows 2000 (SP4) / XP / Vista
開発元 NCsoft
運営元 エヌ・シー・ジャパン
人数 多人数プレイ
メディア ダウンロード
運営開始日 2004年6月25日
利用料金 3,000円(30日間)など
デバイス キーボードマウス
必要環境 CPU:Pentium42.4GHz 以上
Memory:1GB以上
VRAM:DirectX 9.0cが動作する3Dアクセラレータ GeforceFX以上/RadeonX600以上
  

リネージュII: LineageII)は、韓国NCソフトE&G)が開発したMMORPGである。

目次

[編集] 概要

韓国・台湾日本中国アメリカなどで人気を集めたMMORPGリネージュ」の後継作。通称はリネ2。韓国、日本、台湾、東南アジア、アメリカ、インドネシアタイ欧州共同体ロシアの9カ国で公式に運営を行っている。

日本では、エヌ・シー・ジャパン株式会社がサービスを展開している。課金方式は月額課金制であり、料金は月3000円となっている。この金額は、月額課金制オンラインゲームにおける最高額である(2008年現在)。

2008年7月15日の定期メンテナンスより、従来の定額制課金に加え、新たに従量制課金[1]を開始した。

なお韓国においては18歳未満はプレイできないことになっている[2]が、日本では年齢制限は設けられていない。

[編集] 内容

内容は前作リネージュで好評だった攻城戦を基本に経済や政治の要素を加え正統進化させている。ゲームの舞台となるのは前作でも舞台となったアデン大陸とエルモア大陸で、リネージュの後継作ではあるが、時代設定は前作のおよそ150年前とされている。そのため地名や人名で共通する部分もある。

[編集] グラフィック

キャラクターデザインについては日本のアニメを盛んに研究したといわれ、欧米発のネットゲームにありがちな彫りの深い顔ではなく、日本の漫画アニメ調のデザインになっている。

Unreal Engineの採用により、シームレスな3Dマップの世界が展開される。その分要求するスペックは高めである。パソコンの性能が低いと大人数が集まる攻城戦などでは相当厳しい。昼夜の概念があり、ゲーム内時間によって明るくなったり暗くなったりを繰り返し、その昼夜の1サイクルは現実の時間で4時間。クロニクル5で雨、雪等天候の概念が導入された。

[編集] 音楽

ゲーム内の音楽はビル・ブラウンが作曲した(Chronicle4まで担当)。

[編集] 自由度

ゲーム内の自由度は数あるMMOの中でも低め。装備の価格も非常に高価で気軽に買い換えることが出来るものではなく、また狩りの効率を大きく左右する為、性能優先の装備が求められる風潮が強く、カジュアルゲームの様なファッション性は無きに等しい。ファッションの概念以外は前作のリネージュにも同様の傾向がある。

[編集] 必要環境

現在、公式ホームページ内の「必要環境」において動作可能として表記されているOSはWindows2000WindowsXPWindowsVistaの3種類。

[編集] ゲームシステム

ここでは、リネージュIIのゲームシステムについて説明する。他の多くのMMOと共通するもの、リネージュシリーズ独自でない特筆性のないもの、実際にゲームをプレイしているプレイヤーにしか判らない攻略情報、公式サイトに詳細に記述されているものは省く。

[編集] 種族と職業

リネージュIIでは種族と性別を最初に選ぶことになる。この組み合わせで選択できる職業が決まってくる。ステータス差はわずかではあるものの、種族ごとに使える魔法・スキルには差がある。

[編集] 種族

サービス開始当初はヒューマン、エルフ、ダークエルフ、オーク、ドワーフの5種族だったが、2007年12月4日のファーストスローンアップデートによってカマエルが追加され、2009年7月現在、6種族である。このうち、オーク、ドワーフ、カマエルは前作リネージュでは登場しておらず、IIからの新種族である。

6つの種族のうち、ドワーフの男性のデザインはファンタジー一般においてお馴染みの髭を生やしたスタイルとなっているが、ドワーフの女性は少女のようなデザインとなっている。

詳しくは公式サイトの各種族解説ページ(ヒューマンエルフダークエルフオークドワーフカマエル)を参照

[編集] スキルポイント(SP)

プレイヤーキャラクタはモンスターを狩る事により経験値 (EXP) とスキルポイント(以下SPと略す)を得る。EXPはレベルを上げるために、SPはスキルトレーナーを通じスキル(技・魔法)を習得するために必要となる。

[編集] 転職

プレイヤーキャラクタは、レベルが20、40、76の時点に転職クエストを完了すれば上位のクラスに転職できる(左から順に一次職、二次職、三次職と呼ばれる)。この転職の度に、キャラクターは専門性を深め、より特化していくことになる。

[編集] 職業・魔法

詳細は「リネージュII公式サイト ゲームデータ」を参照

[編集] サブクラス

さらに、レベル75で必要なクエストを完了すればサブクラスとしてそれまでのクラスに加えて別の二次職になることができる。サブクラスを加えたキャラクタは、メインクラスとサブクラスを使い分けて別々に育てていく。

サブクラスを75まで育てる毎に新たにサブクラスを追加することが可能。最大3つまでサブクラスを追加することが出来る。2つ目以降のサブクラス追加にはクエストの必要はない。

ただし、種族や職業によって、サブクラスに選択することができない職業が存在する。

[編集] ノーブレス(貴族)

そして、サブクラスがレベル75になり必要クエストを完了すればノーブレス(貴族)になる事ができる。ノーブレスには、ノーブレススキルやゲートキーパーを通じて一般よりも拡張された専用のテレポート機能などの各種特典が与えられるほか、毎月の英雄を選出するためのオリンピアード競技に参加する資格を得ることができる(ただしメインクラスが三次職である必要がある)。

[編集] 英雄

サーバ上の各三次職につき1人のみ英雄になることが出来る。英雄決定戦は毎月のオリンピアード競技による勝敗ポイントで決定される。

[編集] クエスト

リネージュIIではキャラクターの効率的な育成のための経験値取得、または手軽に金銭を稼ぐ・素材を入手する方法、そして転職のための必須項目としてNPCキャラクターに話しかけて開始する様々なクエストが用意されている[3]

サブクラス時のクエストは一部例外を除いてほとんどメインクラスと共有出来る。

[編集] レイド

フィールド上またはダンジョン内に多数存在する中ボス、大ボスなどの強力な大型モンスターをリネージュIIではレイドと呼び、通常モンスターと区別している。

これらは通常モンスターとは異なり1パーティ程度の人数ではまず倒せない非常に強力なモンスターで、プレイヤーが討伐者を募り大人数の複数パーティで討伐に挑む形で倒されている。倒した際の経験値、ドロップアイテムが魅力的なものが多く、活発に討伐されている。このレイドモンスターは復活に時間制限があり、一般レイドでは平均12~24時間、大型レイドでは最大で6日程度の間隔が開く。

また、一部の大型・一般レイドモンスターはサブクラス・ノーブレスクエストに密接に関連し、クエスト進行者はこれらのレイド討伐に参加しクエストを完了させる必要がある。

[編集] ペット(テイミング)

特定のNPCに話しかけてペット取得クエストを開始することによりクエスト完了時にペットを所有出来る。ペットは通常はペットアイテムの形でキャラクターの持ち物の中に表示され、ペットアイテムを使用することでペットが召喚されある程度キャラクターが操作出来るようになる[4]

一部のペットは成長させることで、そのペットに乗降が可能になるまで成長させることができる。

[編集] 釣り(フィッシング)

クロニクル4から実装された狩りに似たシステムで、プレイヤーはNPCから釣り竿と餌を購入し、NPCから釣りスキルを習って水辺で釣り竿と餌を装備し釣りスキルを使用することで釣り状態に入る[5]

釣りで得られるアイテムには通常の狩りでは得られないアクセサリーアイテムや特殊ポーションなどの一般製作図やその素材が得られる[5]

[編集] PvP(対人)

プレイヤーキラー(PK)

リネージュIIでは、一般にPK行為が、規約・システム上禁止されていない[6]

PK行為を行った場合、そのプレイヤーにはペナルティが課される。

[編集] GvG(血盟戦・クラン戦)

リネージュ2では小規模の血盟同士で争うGvGシステムが採用されている。基本的にリネージュ2ではプレイヤー同士の諍いにGMは一切関与しないことを運営規約で謳っている[7]。リネージュ2ではこの種の争いをGvGで解決するシステムが採用されている。

[編集] 攻城戦

2週間に一度、ワールド内にある城の所有権を巡って、血盟同士の戦闘が行われる。城を奪取した血盟は領地内の政治活動に莫大な影響力を得られる[8]

[編集] 要塞戦

ワールド内に21ヶ所存在する要塞に対し攻撃布告を行うことで、その1時間後に要塞戦が開始される。基本的に布告は24時間いつでも行えるが、要塞戦終了後3時間以内は布告を受け付けるNPCが居なくなり布告はできない。要塞戦の時間は1時間。ただし攻城戦とは異なり、時間内に攻め側の血盟の1つが要塞の所有権を取った時点で要塞戦は終了する[9]

要塞は奪取後7日間(168時間)を経過すると自動的にNPCに所有権を奪われる[9]

[編集] 領地戦

2週間に一度、土曜日に行われる。プレイヤーは8つある領地の中から好きな領地の傭兵となり、他の領地の特定のクラスのプレイヤーを倒すなどのクエストをこなしていく。

[編集] 生産活動

武器や防具など戦闘に役立つ装備品の製作が出来るのはドワーフだけである。

ただし、ドワーフが製作露店と呼ばれる製作可能アイテムに値段を付け手数料露店しているものに、必要アイテムを揃えて生産を行うことでドワーフ以外の種族でもアイテムを生産することが可能である。

[編集] 大規模アップデート

リネージュIIでは基本的に半年に一回のペースで、大規模なアップデートが行われる。このアップデートにより新たな物語が展開するという設定である。原則としてこのアップデート以外には各種のバランス調整や新規マップ、ダンジョンの追加は行われない。この他、細かなバグセキュリティホールの修正は公式サイトの「ゲーム内アップデート事項のお知らせ」[10]で逐次紹介されている。

クロニクル 混沌の年代記 (The Chaotic Chronicle)
リファインプロジェクト
スローン 混沌の王座 (The Chaotic Throne)

[編集] その他の状況

[編集] リアルマネートレーディング (RMT)

リアルマネートレーディング (RMT) は規約違反行為として公式規約で禁止する旨が明言されているが、ゲーム内通貨の流通は基本的にユーザー同士の物品売買によって維持されているため、ゲーム経済は比較的単純な構造であり、他の多くのMMOと同じくシステム的にリアルマネートレーディング(RMT)の市場が形成されやすい特徴を持つ。

[編集] BOT問題

BOT(ボット)問題については、2008年4月30日付で取締りを強化する旨が発表され[11]、併せて規約内容も変更された[12][13]。今まででは不正行為を行った対象のみ、その処罰の適用がされていたが、不正行為を行っているものから同様に利益を得ている他キャラクター(または同一アカウント)にもその処罰の適用範囲が広がった[14]。具体的にはBOTによるPTに所属し、自らは不正ツールを使わずに育成を行うなどの、規約の抜け道を突いていた者たちである[15][16]

またユーザーからの報告を簡易的に収集できるよう、通報専用のアクションコマンドが実装された[16][17]

しかし、このシステムが追加されると同時期の2008年8月9日に、それまで24時間体制だったGMコールの受付時間に空白が出来[18]、当該時間では即時対応が必要なものや進行中の禁止行為、運営に認識されていない異常動作)が対処してもらえないという問題も発生している[19]

[編集] ゲームワールド外の状況

[編集] リネージュガール

リネージュ・リネージュIIの販売促進を目的に新人アイドルがリネージュキャラクターのコスプレを行っているイメージガールで、キャンペーンで全国のリネージュIIパッケージ販売店舗やリネージュII公認ネットカフェなどに出向くこともあり、イベントプレゼントとしてゲーム内アイテムの抽選なども行っている。

詳細はリネージュガール公式サイトを参照

[編集] L2ファン

リネージュII日本公式サイトの1コーナーで、コミック作品やバックストーリーなどの読み物、壁紙画像やプロモーションムービー等のライブラリーデータ、公式グッズ情報などを扱っているほか、タイアップ企画のイメージソング、携帯コンテンツなどの周辺展開の情報も掲載されている。

詳細はリネージュII L2ファンを参照

[編集] 関連事件

[編集] アカウント盗用

第三者からのアカウントハッキングによるアカウント盗難が重大な問題としてNCJ側にも認識されており、特にコンピュータウィルスを使用して大量のアカウントを乗っ取りゲーム内通貨を盗難する事件が頻繁に発生しており、リネージュII公式サイトでも頻繁に注意を呼びかけている[20]ほか、nProtect GameGuardを搭載し不正アクセス防止策で対応している。

2009年7月6日からはアカウント盗用に対応する運営側の復旧対処は1アカウントにつき1回までに制限された[21]

[編集] 電子計算機損壊等業務妨害罪

2005年7月にリネージュIIサービスへの妨害行為として電子計算機損壊等業務妨害罪で中国人留学生が逮捕された事件[22]が発生した。

[編集] 殺人事件

2007年2月2日にはロシアで、20代の学生と30代の男性がゲーム上の血盟戦に起因して現実に殴り合いを行い30代男性が死亡するという殺人事件が発生した[23][24]

[編集] DDoS攻撃

2008年11月以降、ログインサーバに対する集中的なDDoS攻撃が激化の一途を辿っている。そのため、運営会社が公式HPで言うところの「ゲームワールドに接続しにくい状態」が断続的に発生し続けている[25]

なお、運営会社はDDoS攻撃を行っている者について、不正プレイヤーの取り締まり強化に反発した何者かによる悪意の行為と判断しており、警察への被害届の提出などを行っている[25]

[編集] 個人サーバ問題

2004年以降、リネージュIIサーバーは外部に流出し運営会社によらない個人サーバとして運用されるようになった。全世界での個人サーバ運営数は数千サーバにものぼり、全て無料で利用可能であり運営はサーバ運用を行っている個人で管理出来るようになってしまっている。

NCソフトはこれに対し行動を開始しており、最も著名な個人サーバサイトであった「L2Extreme」はサーバ運営者が著作権侵害に問われFBIによって強制閉鎖され、NCソフトは公式サイトでこれを報告した[26]

また、FBIの家宅捜索を行った結果レポートではそのクラッキングによる違法性が改めて検証され、2007年2月にFBIおよびUS版リネージュII公式サイト上で公開された[27]

[編集] サーバ一覧

2009年7月13日現在稼動している日本国内のサーバは12台。日本国外からの接続は利用規約(利用約款)によって禁止されている[12]。また、日本国内であっても同一接続環境からの大量接続も制限されている[12][28]

なおサーバ名については本作のバックグラウンドストーリー(事実上の原作)の登場人物名に由来する。

  • バーツ
  • ジグハルト
  • カイン
  • リオナ
  • エリカ
  • ゴースティン
  • ドビアンヌ
  • ヒンデミット
  • テオン
  • フランツ
  • ルナ
  • キャスティエン

[編集] 脚注

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  1. ^ リネージュII公式サイト 従量制の決済コース「ちょこっとコース」導入のお知らせ
  2. ^ Gpara.com 【韓国ゲーム事情】『リネージュII』ついに11月5日から18禁に! 2003/10/28プレスリリース(提供:ゲーム朝鮮)
  3. ^ リネージュII公式サイト もっと楽しむために クエスト
  4. ^ ゲームシステム ペット/テイミング
  5. ^ a b フィッシング
  6. ^ リネージュII公式サイト PvP「「Player vs Player Mode」の略で、ヴァーチャルの世界でユーザー同士の戦いを行うことにより、エキサイトなバトルとスリルを味わうことができるシステムです。」
  7. ^ リネージュII公式サイト リネージュII 運営方針 4. お客様間のトラブル「(1) GMはお客様間のトラブルに介入しないことを原則とします。」
  8. ^ 攻城戦
  9. ^ a b 要塞戦
  10. ^ リネージュII公式サイト ゲーム内アップデート事項のお知らせ
  11. ^ 不正利用者対策
  12. ^ a b c リネージュII 利用約款 第7条1項「日本国外からの接続」
  13. ^ 第7条21項「当社が想定していないリネージュIIサービスのプログラム上の動作を利用する行為」
  14. ^ リネージュII 利用約款 第8条全項
  15. ^ 利用約款違反行為を行うユーザーから利益を得る行為について リネージュII公式、2008年12月2日付
  16. ^ a b 開発/運営レポート 2008年12月12日付
  17. ^ セカンドスローン追加アップデート情報8. 不正利用者報告システム
  18. ^ GMコールシステム運営時間変更のお知らせ 公式、2008年8月9日付
  19. ^ GMコール | GMコール停止時間対応
  20. ^ リネージュII公式サイト 不正アクセスにご注意ください 2007.10.26
  21. ^ 7月6日(月)リネージュII運営方針改定のお知らせ 公式 2009年7月6日付
  22. ^ リネージュII公式サイト 【重要】リネージュIIサービスへの妨害行為についてのご報告 2005.07.20
  23. ^ 4Gamer.net 2008年1月18日付
  24. ^ Russia Today(英語)記事名「Online game rivalry ends with real life murder」リネージュIIゲーム内画像と共に内容公開。
  25. ^ a b 接続障害についてのご報告 公式、2008年12月29日付
  26. ^ "FBI, NCsoft Close Down Computer Game Operation". www.plaync.com (November 20, 2006). 2007-09-11 閲覧。(英語)
  27. ^ "Cracking the Code: Online IP Theft Is Not a Game". www.fbi.gov (February 1, 2007). 2007-09-11 閲覧。
  28. ^ 第7条2項「同一の接続環境から行われる運営の妨げになると判断される接続」

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク