リディア・シモン
| 獲得メダル | ||
|---|---|---|
2009年世界陸上競技選手権大会にて |
||
| 女子 陸上競技 | ||
| オリンピック | ||
| 銀 | 2000 シドニー | 女子マラソン |
| 世界陸上選手権 | ||
| 銅 | 1997 アテネ | 女子マラソン |
| 銅 | 1999 セビリア | 女子マラソン |
| 金 | 2001 エドモントン | 女子マラソン |
リディア・シモン(Lidia Simon, 1973年7月3日 - )は、 ルーマニア出身の女子陸上競技選手(主にマラソン)である。
目次 |
[編集] 戦歴
[編集] シドニー五輪以前
1996年7月に行われた、アトランタ五輪女子マラソンでは、30km地点まで優勝したファツマ・ロバ(エチオピア)を追う2位集団についていた。しかし30kmを過ぎた直後で銅メダル獲得の有森裕子、銀メダル獲得のワレンティナ・エゴロワ(ロシア)のスパートについていけずにペースダウン、結果6位入賞にとどまった。
1997年8月に行われた世界陸上アテネ大会では、レース中盤嘔吐症状により優勝争いから脱落するが、後半追い上げて3位入賞、銅メダル獲得。1999年8月に行われた世界陸上セビリア大会でも、レース中盲腸炎による腹痛の影響で優勝を逃すが、再び3位に入って銅メダルを獲得した。
[編集] シドニー五輪での高橋尚子との戦い・世界陸上で金メダル
2000年1月に行われた、シドニー五輪女子マラソン代表選考レースであった大阪国際女子マラソンでは、弘山晴美とデッドヒートを繰り広げながらも僅差で自己ベストタイムで優勝し、大阪で初の3連覇を達成した。ゴールタイムは当時大会新記録の2時間22分54秒。
同年9月に行われた、シドニー五輪女子マラソン本番では、中間点前の18km付近でスパートした高橋尚子についていき、その後高橋との激闘を演じたが、レース後半の34km付近で高橋に突き放される。40km地点で高橋とは28秒の差が付き、シモンの優勝は絶望的と思われたが、そこからシモンは驚異的な追い上げを見せる。しかし時既に遅し、僅か8秒差で高橋が最初にゴールテープを切って金メダル、シモンは惜しくも2位で銀メダル獲得となった。
2001年8月に行われた世界陸上エドモントン大会では、終盤まで銀メダル獲得の土佐礼子とデッドヒートとなったが、ゴール直前の陸上競技場へ入る手前、土佐をラストスパートで突き放し、土佐とは5秒の僅差で優勝。念願であった世界大会で初の金メダルを獲得、ゴール後のシモンは嬉しさの余り地面に突っ伏したまま号泣していた。
[編集] アテネ五輪以降
2004年8月に行われたアテネ五輪女子マラソンでは、出産後の準備不足と体調が万全で無かった為、途中棄権となった。その後のレースでも不本意な成績が続いていたが、2007年8月に行われた世界陸上大阪大会では久々の好走、レース終盤まで優勝を争って5位入賞と健闘した。
五輪では4大会連続出場となる、2008年8月の北京五輪女子マラソンでは、35Km過ぎまで2位集団に加わった。その後ペースダウンするも粘りの走りで、結果8位入賞を果たした(優勝は同ルーマニア代表のコンスタンティナ・トメスク)。現在でも1児のママさんランナーとして、息の長い活躍を続けている。
オリンピックでは1996年・6位、2000年・2位、2008年・8位と計3回入賞、また世界陸上選手権では1997年・3位、1999年・3位、2001年・1位、2007年・5位と計4回入賞している。五輪・世界陸上と合わせて合計入賞7回は、女子マラソン選手としては史上最多記録である。
日本のマラソン大会には、大阪国際女子マラソンへ過去に10回出場のほか、名古屋国際女子マラソン・長野オリンピック記念 長野マラソンにも出走。なお記念すべき第1回大阪マラソンでは、女子選手として初代覇者に輝いた。また、TBS系の期首期末特番『オールスター感謝祭』のメイン企画「赤坂5丁目ミニマラソン」にかつてゲストランナーとして数回登場し、自身のトレーナーである夫のリビュー・シモン(通称・旦那シモン)と共に、夫婦揃って出走していた。さらに2009年3月に行われた名古屋国際女子マラソンでは、引退ランの高橋尚子にレース後花束を贈呈する役をこなすなど、日本国内でもシモンの知名度と人気の高さがうかがえる。
[編集] マラソン主要戦績
- 自己ベストタイム 2時間22分54秒(2000年大阪国際女子マラソン)
| 年 | 大会 | 開催国 | 成績 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1995 | ワールドカップアテネ大会 | 2位 | 2:31:46 | |
| 1995 | 世界陸上イェーテボリ大会 | 10位 | 2:33:18 | |
| 1996 | 名古屋国際女子マラソン | 8位 | 2:30:13 | |
| 1996 | アトランタオリンピック |
6位 | 2:31:04 | |
| 1997 | 大阪国際女子マラソン | 3位 | 2:27:04 | |
| 1997 | ロンドンマラソン | 3位 | 2:27:11 | |
| 1997 | 世界陸上アテネ大会 | 3位 | 2:31:55 | |
| 1998 | 大阪国際女子マラソン | 優勝 | 2:28:31 | |
| 1998 | ロンドンマラソン | 3位 | 2:28:41 | |
| 1999 | 大阪国際女子マラソン | 優勝 | 2:23:24 | |
| 1999 | ロンドンマラソン | 5位 | 2:24:46 | |
| 1999 | 世界陸上セビリア大会 | 3位 | 2:27:41 | |
| 2000 | 大阪国際女子マラソン | 優勝 | 2:22:54 | |
| 2000 | ロンドンマラソン | 2位 | 2:24:46 | |
| 2000 | シドニーオリンピック |
2位 | 2:23:22 | |
| 2001 | ロンドンマラソン | 4位 | 2:24:15 | |
| 2001 | 世界陸上エドモントン大会 | 優勝 | 2:26:01 | |
| 2004 | ウィーンマラソン | 2位 | 2:30:40 | |
| 2004 | アテネオリンピック |
DNF | 途中棄権 | |
| 2005 | 大阪国際女子マラソン | 5位 | 2:27:01 | |
| 2005 | 長野マラソン | 2位 | 2:31:20 | |
| 2006 | 大阪国際女子マラソン | 9位 | 2:33:53 | |
| 2006 | シカゴマラソン | 11位 | 2:30:39 | |
| 2007 | 大阪国際女子マラソン | 6位 | 2:32:09 | |
| 2007 | 長野マラソン | 4位 | 2:34:48 | |
| 2007 | 世界陸上大阪大会 | 5位 | 2:31:26 | |
| 2008 | 大阪国際女子マラソン | 6位 | 2:27:17 | |
| 2008 | 北京オリンピック |
8位 | 2:27:51 | |
| 2008 | ニューヨークシティマラソン | 8位 | 2:30:04 | |
| 2009 | 大阪国際女子マラソン | 5位 | 2:27:14 | |
| 2009 | 名古屋国際女子マラソン | 21位 | 2:41:12 | |
| 2009 | 世界陸上ベルリン大会 | 22位 | 2:32:03 | |
| 2010 | 大阪国際女子マラソン | 4位 | 2:27:11 | |
| 2011 | 大阪マラソン | 優勝 | 2:32:48 |
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- リディア・シモン - 国際陸上競技連盟のプロフィール(英語)
- Lidia Simon - sporting-heroes
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