リチャード・バーレット

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リチャード・バーレット(Richard Barrett, 1959年11月7日 - )は、イギリス作曲家、大学教授、即興音楽家。

略歴[編集]

ウェールズスウォンジ生まれだが、ウェールズ風の音楽を標榜していない。音楽とは全く縁のない家庭で育ったが、図書館にあったマショーから現代までという音楽コレクションを独習したことで音楽への興味が芽生え、作曲家を志すきっかけになったと本人は述べている。音大へは通わず、遺伝子工学と微生物を専攻していたがダルムシュタット講習会へ通い、ブライアン・ファーニホウハンス・ヨアヒム・ヘスポスから多大な影響を受ける。決定的になったのは、1980年代の潮流「新しい複雑性」へ積極的に参画してからであり、クラーニヒシュタイン音楽賞とガウデアムス音楽賞のダブル受賞を果たして国際的に注目される。特に、ガウデアムス音楽賞の受賞作「i open and close」に至っては世界で最も複雑な弦楽四重奏曲と評され、ヨーロッパ以外では演奏の機会がいまだに得られていない幻の作品といわれている。

作風は、いまだ聞かれることのなかった新しい響きを最新のテクノロジーで解決するという方向で創作していた。だが、1990年代後半からは自らも演奏に加わる電子即興音楽ユニットFURTの活動に主軸が移されており、「聴きたい音を自分で出す」といった表出力が強くなっている。現在も慎重に生楽器のための作曲を行っており、珍しい楽器(1/4音フリューゲルホルン)なども導入している。彼を頼ってユニットを組む音楽家が後輩ということもあり、「学校の中で得られる師弟関係ではなく、ユニットを組むことで得られる師弟関係」は米国のヒップホップ業界のしきたりに近い。事実リチャードとともに演奏する音楽家からも注目される存在は輩出される傾向にあり、2010年のstefan prinsはバーレットと同じくクラーニヒシュタイン音楽賞を受賞している。また正規の師弟関係のhugo morales murguiaもガウデアムスの佳作やユルゲンソン国際作曲賞の1位なし2位を受賞しており、両者ともに「耳で聞く未知の響き」の追求のためならどのような音具やテクノロジーも躊躇せず使う、といった傾向は巧く受け継がれている。現在では。彼はイギリスで最も先端の音楽を極めている作曲家の一人とみなされている。

作品はUMPから出版されており、同社の看板作曲家でもある。

外部リンク[編集]

  • UMP(英語)