リチャード・シャーマン (アメリカンフットボール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
リチャード・シャーマン

Richard Sherman
シアトル・シーホークス No. 25

Richard Sherman (American football).JPG
コーナーバック
生年月日:1989年3月30日(25歳)
出身地:アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州コンプトン
身長:6' 3" =約190.5cm 体重:195 lb =約88.5kg
NFLデビュー
2011年シアトル・シーホークス
経歴
大学スタンフォード大学
NFLドラフト2011年 / 5巡目(全体の154番目)
 所属チーム:
通算成績
(2013年までの成績)
タックル     167回
インターセプト     20回
QBサック     1回
ファンブルフォース     4回
NFL.comよりの成績
受賞歴・記録

リチャード・シャーマン(Richard Sherman 1989年3月30日- )はカリフォルニア州コンプトン出身のアメリカンフットボール選手。現在NFLシアトル・シーホークスに所属している。ポジションはコーナーバック

経歴[編集]

高校時代は、アメリカンフットボールと陸上競技を行った。3年次には28回のレシーブ(平均30ヤード)で14TDをあげた。陸上競技でもUSAトゥデイよりオールアメリカンに選ばれる活躍を見せ、三段跳で50フィート8インチを跳んで、カリフォルニア州のチャンピオンになった。また100mで10秒77、110mハードルで13秒99、走幅跳で23フィート8インチの自己ベストをマークした。

スタンフォード大学に進学した彼は、1年次には、ワイドレシーバーとして起用され、34回のレシーブで581ヤード獲得、3TDをあげて、フレッシュマンのオールアメリカンに選ばれた。その後2年間で47回のレシーブで759ヤード、4TDをあげた。2008年には4試合に出場したところで、ひざを負傷しシーズン絶望となった。怪我から復帰後、コーナーバックに転向し、2シーズンで112タックル、6インターセプトをあげた。2010年6月学位を取得したが、修士課程に進学し[1]、5年目となるこの年もプレー、チームは12勝1敗でシーズンを終えた[2]

2011年のNFLドラフトでは5巡でシアトル・シーホークスに指名されて入団した。この年マーカス・トルファントウォルター・サーモンドの負傷もあり、10試合に先発出場し、53タックル、21パスディフェンス、4インターセプトをあげて、プロフットボールウィークリーより、オールルーキーチームに選ばれた[3]

2012年第5週の勝利したニューイングランド・ペイトリオッツ戦では、相手QBのトム・ブレイディに試合中盛んに話しかけた。第8週のデトロイト・ライオンズ戦を前に、相手のエースレシーバー、カルビン・ジョンソンメガトロンの愛称を持つ)に対抗してTwitterで自らを「オプティマス・プライム」と称した[4]。この試合で彼はジョンソンをチームメートとともに、3回46ヤードとシーズン最少の記録に抑えた。この年8インターセプト、NFLトップの23パスディフェンスを記録し、最優秀守備選手賞に推す声もあったが、プロボウルには選ばれなかった[5]。第6週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦ではトム・ブレイディからインターセプトを奪ったが、試合中盛んにブレイディに対して口撃をしかけた[6]。第10週のニューヨーク・ジェッツ戦では自陣6ヤードまで攻め込まれたところから、マーク・サンチェスのパスをインターセプト、失点を防いだ[7]。またこの試合ではプロ初サックを記録、ファンブルを誘いターンオーバーにつなげる活躍を見せ、NFC週間MVP守備部門に選ばれた[8]

11月下旬、運動能力強化薬物(RED)規定違反の疑いで[9]ブランドン・ブラウナーとともに、シーズン終盤の4試合の出場停止処分を受けた[10]。これに対してブラウナーは、12月4日に異議申し立てを取り下げてレギュラーシーズン最後の4試合を欠場したが[11]、彼は異議申し立てを継続し、最終的に処分は取り消しとなった[12]。第14週のアリゾナ・カージナルス戦では2インターセプトをあげ、その内の1回はリターンTDにつなげている[13]。第16週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦では、FGブロックされたボールをリカバーし90ヤードのリターンTD[14]、またインターセプトをあげた[15]。最終週のセントルイス・ラムズ戦でも1インターセプトをあげた[16]

プレーオフで対戦するワシントン・レッドスキンズからは、シャーマンが出場停止処分を逃れたことについて「彼は詐欺師だ。」といったコメントも見られた[17]

2013年、第15週のニューヨーク・ジャイアンツ戦では2インターセプトをあげた[18]。この年、プロボウルに選出された[19]。この年チームはパス喪失ヤード、相手パスディフェンスでリーグトップの成績を残した[20]。サンフランシスコ・フォーティナイナーズとのNFCチャンピオンシップゲームでは、コリン・キャパニックからエンドゾーン内のマイケル・クラブツリーに投げられたパスをはじき、これをマルコム・スミスがインターセプトし、チームはスーパーボウル出場を決めた[21]

人物[編集]

ラインバッカー並のサイズを持ち[22]、フィジカルの強さを持ったコーナーバックである[23]

レシーバーとのコンタクトが認められている、スクリメージラインから5ヤード以内の地点での激しいコンタクトを行っており、同地区ライバルのサンフランシスコ・フォーティナイナーズQBアレックス・スミスからは、イリーガルコンタクトの反則が取られるべきだと言われたこともある[24]

ビッグマウスとして知られており、その言動はしばしば見出しとなっている[25]

2014年、自身と同じくロサンゼルスのワッツ地区英語版で育ったフィラデルフィア・イーグルスのエースWRデショーン・ジャクソンが解雇された際、ロサンゼルスのギャングとの関係も噂されていたジャクソンについて、昔からの友人関係を重んじたジャクソンが解雇され、人種差別発言で罰金を受けたライリー・クーパーが残留したことはアンフェアであるとコメントした[26]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ Football: Richard Sherman graduates from Stanford”. ロサンゼルス・タイムズ (2010年6月21日). 2013年1月12日閲覧。
  2. ^ Gil Alcaraz IV (2011年1月). “An insider’s view with Stanford cornerback Richard Sherman”. Yahoo! SPORTS. 2013年1月12日閲覧。
  3. ^ 2011 All-Rookie team”. プロフットボールウィークリー (2012年1月18日). 2013年1月12日閲覧。
  4. ^ メガトロン、シーホークスCBの発言を「モチベーションにする」”. NFL JAPAN (2012年10月26日). 2013年1月12日閲覧。
  5. ^ Kareem Copeland (2012年12月26日). “Richard Sherman: Pro Bowl spots 'don't mean nothing'”. nfl.com. 2013年1月12日閲覧。
  6. ^ シーホークスCBシャーマン、試合後のブレイディに挑発コメント”. NFL JAPAN (2012年10月16日). 2013年1月12日閲覧。
  7. ^ シーホークス 4TDで 6勝目 ジェッツ 3連敗で 6敗目”. TSP SPORTS (2012年11月11日). 2013年1月12日閲覧。
  8. ^ バトラー、シャーマンの両CBが週間MVP -守備部門-”. NFL JAPAN (2012年11月15日). 2013年1月12日閲覧。
  9. ^ SEA選手出場停止の恐れ、アデロールはカモフラージュ?”. アメフトNewsJapan (2012年11月26日). 2013年1月12日閲覧。
  10. ^ シーホークスHC、異議申し立て中CBシャーマンらの次戦出場に望み”. NFL JAPAN (2012年11月27日). 2013年1月12日閲覧。
  11. ^ シーホークス、CBブラウナーが今週から4試合出場停止”. NFL JAPAN (2012年2月6日). 2013年1月12日閲覧。
  12. ^ シーホークスに朗報、CBシャーマンの出場停止処分は取り消し”. NFL JAPAN (2012年12月28日). 2013年1月12日閲覧。
  13. ^ 球団最多得点で快勝のシーホークス、「相手を完全に吹き飛ばした」”. NFL JAPAN (2012年12月10日). 2013年1月12日閲覧。
  14. ^ プレイオフ進出のシーホークス、「声援が凄まじかった」と指揮官”. NFL JAPAN (2012年12月24日). 2013年1月12日閲覧。
  15. ^ シーホークス圧勝でプレイオフ進出、地区優勝決定は最終週へ”. NFL JAPAN (2012年12月24日). 2013年1月12日閲覧。
  16. ^ シーホークス5連勝、地区Vならずも上げ潮でプレイオフへ”. NFL JAPAN (2012年12月31日). 2013年1月12日閲覧。
  17. ^ Dan Hanzus (2013年1月4日). “Redskins player on Richard Sherman: 'He's a cheater'”. nfl.com. 2013年1月12日閲覧。
  18. ^ シーホークスが完封勝利、5INT奪取で2敗キープ”. NFL JAPAN (2013年12月16日). 2013年12月18日閲覧。
  19. ^ プロボウル選出メンバー発表 -ディフェンス-”. NFL JAPAN (2013年12月28日). 2013年12月30日閲覧。
  20. ^ Dan Pompei (2014年1月17日). “Seattle Seahawks' Legion of Boom Is Pure, Old-School Football at Its Finest”. bleacherreport.com. 2014年1月25日閲覧。
  21. ^ Stay away from Richard Sherman”. ESPN (2014年1月20日). 2014年1月25日閲覧。
  22. ^ 【WCプレビュー】ウィルソン対RG3、注目の新人QBが激突”. NFL JAPAN (2013年1月4日). 2013年1月12日閲覧。
  23. ^ 【第9週プレビュー】地区制覇へ正念場、当落線上の両軍が激突”. NFL JAPAN (2012年11月3日). 2013年1月12日閲覧。
  24. ^ ハーボーHC、肉弾戦上等のシーホークスCB陣に苦言”. NFL JAPAN (2012年12月20日). 2013年1月12日閲覧。
  25. ^ シーホークスCBシャーマン、49ers以外に警戒するチームは?”. NFL JAPAN (2013年7月3日). 2013年7月8日閲覧。
  26. ^ Cindy Boren (2014年4月2日). “Richard Sherman on DeSean Jackson: It’s unfair to judge him by “company he keeps””. ワシントン・ポスト. 2014年4月5日閲覧。

外部リンク[編集]