リシャール・ゲイ

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リシャール・ゲイ
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名前
カタカナ リシャール・ゲイ
ラテン文字 Richard Gay
基本情報
国籍 フランスの旗 フランス
種目 モーグル(1994-2002)
スキークロス(2002-2004)
所属 Megève
生年月日 (1971-03-06) 1971年3月6日(53歳)
生誕地 オート=サヴォワ県シャモニー
身長 168cm
体重 71kg
ワールドカップ戦歴
デビュー年 1994-1995季
引退年 2003-2004季
総合優勝 2001-2002季(デュアル)
通算成績 モーグル66戦1勝(表彰台4回)
スキークロス11戦出場
獲得メダル
男子 フリースタイルスキー
オリンピック
2002 モーグル

リシャール・ゲイRichard Gay1971年3月6日 - )は、フランスオート=サヴォワ県シャモニー出身のフリースタイルスキーヤーである。

経歴[編集]

1994-1995シーズンにモーグルワールドカップへ初出場する。初年度は参戦数も少なく17位が最高だったが、2年目は最高8位と一桁の順位に入る。3年目、4年目も一桁の順位に入るが表彰台には後一歩届かなかった。5年目の1998-1999シーズンのシングル第2戦で遂に表彰台に上がる。同シーズンはさらに世界選手権にも初出場を果たして、シングルは12位だがデュアルでベスト8まで勝ち上がった。1999-2000シーズンは一桁の順位には入るものの再び表彰台は無しで終わった。2000-2001シーズンも表彰台は無しだが、一桁の順位が多く、確実にポイントを獲得することで総合では4位に入った。同シーズンに行なわれた世界選手権ではシングルは4位とメダルに後一歩のところまで迫り、デュアルはベスト16と健闘した。30歳になった2001-2002シーズンに遂にデュアル第1戦で初優勝を果たす。この30歳でのデュアル優勝はファブリス・ウージェの26歳での優勝を上回り、デュアル最年長優勝記録となるが、僅か1ヵ月後にガース・ヘイガーが32歳で優勝して破られた。残り2戦も3位、5位と好成績を収め、デュアル総合優勝を果たした。30歳でのデュアル総合優勝もトニー・エメリーの26歳での総合優勝を上回り、デュアル最年長総合優勝記録となった。シングルでは殆どが二桁順位だったが1度だけ表彰台に登っている。また、オリンピックのフランス代表にも選ばれ、同シーズンに行なわれたソルトレイクシティオリンピックに出場した。初出場のオリンピックでは予選5位の好走を見せるとさらに決勝で2つ順位を上げて3位、銅メダルを獲得した。2002-2003シーズンはモーグルの選手から新たに種目に加わったスキークロスの選手に転向した。3戦にフル参戦した初めてのシーズンは最高17位で、2年目の2003-2004シーズンも最高30位と良い成績は残せず、同シーズンを最後に引退した。

主な成績[編集]

ワールドカップ[編集]

モーグル戦績表[編集]

シーズン シングル デュアル オーバーオール
総合成績
大会数 出場数 1位 2位 3位 総合成績 大会数 出場数 1位 2位 3位 総合成績
1994-1995 10戦 2戦 最高17位 39位 100位
1995-1996 11戦 8戦 最高8位 16位 3戦 2戦 最高9位 29位 53位
1996-1997 7戦 7戦 最高5位 12位 6戦 4戦 最高9位 30位 37位
1997-1998 8戦 4戦 最高16位 42位 5戦 5戦 最高5位 14位 98位
1998-1999 5戦 5戦 1回 12位 3戦 2戦 最高5位 10位 27位
1999-2000 7戦 6戦 最高9位 12位 4戦 4戦 最高6位 9位 23位
2000-2001 7戦 7戦 最高4位 4位 10位
2001-2002 9戦 7戦 1回 14位 3戦 3戦 1回 1回 優勝 172位
通算成績 - 46戦 2回 - - 20戦 1回 1回 - -

スキークロス戦績表[編集]

シーズン 成績 オーバーオール
総合成績
大会数 出場数 1位 2位 3位 総合成績
2002-2003 3戦 3戦 最高17位 34位
2003-2004 8戦 5戦 最高30位 64位 213位
通算成績 - 11戦 - -

優勝歴[編集]

  • 2001-2002シーズン
    • デュアル:第1戦スチームボート(アメリカ)優勝

世界選手権[編集]

オリンピック[編集]

外部リンク[編集]