リギ山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ラウエルツ湖とリギ山

リギ山(リギさん、Rigi)は、フィアワルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)、ツーク湖ラウエルツ湖に囲まれた中央スイス地方の山塊。最も高い山は、リギ・クルム Rigi Kulm で、標高約1797m。スイス中央部のルツェルン州シュヴィーツ州にまたがっている。ラテン語で “Regina Montium(山の女王)”と呼ばれたことがその名の由来になっている。

スイスの山岳観光の人気が高まった19世紀には、ヨーロッパ各国から王侯貴族や芸術家が訪れた。1816年にスイス初の山頂ホテルとして、リギ・クルムにホテルが建てられた(その後ホテルは取り壊され、現在は新しく山岳ホテルに建て替えられている)。リギ山からのご来光は特に人気を博し、文豪マーク・トウェインもこの山を絶賛した。

1871年に麓のフィッツナウからヨーロッパ最古の登山鉄道(リギ鉄道)が開通。1873年に日本の岩倉使節団もリギ山を訪れている。1875年には反対側のアルト・ゴルダウからも登山鉄道が開通した。リギ・クルムからは、中央スイス地方アルプスをはじめ、グラールスやベルナーオーバーラントの山々が連なる景観を眺めることができる。スイス中央部に位置する観光都市、ルツェルンからも近い。

リギ山の山腹にあるリギ・カルトバートでは、効能の優れた鉱泉が湧き出ており、夏はハイキングの拠点となっている。2012年にはスイス人有名建築家、マリオ・ボッタのデザインした新しいスパセンター「ミネラルバート&スパ リギ・カルトバート Mineralbad & Spa Rigi-Klatbad」が完成した。

アクセス[編集]

リギ・クルムへ上がる方法は、アルト・ゴルダウから登山鉄道を利用、ルツェルン湖畔のフィッツナウから登山鉄道を利用、ルツェルン湖畔のヴェッギスからトップウェイでリギ・カルトバートに上がり、登山鉄道に乗り換える方法の3通りがある。ルツェルンからアルト・ゴルダウまでは鉄道が、フィッツナウとヴェッギスには湖船が通じている。

出典[編集]