ラ・サール中学校・高等学校

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ラ・サール中学校・高等学校
La salle Junior High School and High School.JPG
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人ラ・サール学園
設立年月日 1950年(高等学校)
1956年(中学校)
共学・別学 男女別学(男子校)
中高一貫教育 併設型(外部混合有)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
高校コード 46508K
所在地 891-0192
公式サイト ラ・サール高等学校 ラ・サール中学校
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ラ・サール中学校・高等学校(ラ・サールちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、鹿児島県鹿児島市小松原二丁目(旧谷山市)に所在し、中高一貫教育を提供する私立男子中学校高等学校[1]。高等学校においては、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間において、第2学年から混合してクラスを編成する併設型中高一貫校である[2]

兄弟校に函館ラ・サール中学校・高等学校北海道函館市湯川町)がある。そのため鹿児島ラ・サールと称することもある[3]。また、両校の母体であるラ・サール会が作った児童養護施設ラ・サール・ホーム1948年(昭和23年)設立)が宮城県仙台市宮城野区にある。

概要[編集]

フランシスコ・ザビエル来日400周年に当たる1949年(昭和24年)の頃、カトリック鹿児島知牧区[4]男子校を設立したいという要請に、世界で1,300校余りの学校を経営するラ・サール修道会(正式名称:キリスト教学校修士会 Frère des Écoles Chrétiennes、本部:ローマ)が請ける形で1950年(昭和25年)にラ・サール高等学校を開校、1956年(昭和31年)にはラ・サール中学校を設立する。男子校であることと日本の教育理念を取り込んだ教育方針[4]は地元の支持・支援を集めることとなる。早くからを設置[4]、また地元にも専門の下宿があり(現在18軒[2])、全国から生徒を受け入れる。

初代校長プティは "Best among the best" を掲げ、社会に役立つ人格形成と能力の最大限の発揮を目指した[4]。質実剛健かつ自由を重んじる学風であるとともに、大量に問題をこなす授業、頻繁に行われるテスト、長時間の家庭学習といった学習指導を展開[4]し、生徒の自律的な学習を促している。その結果、早くから入試難易度や進学実績などが全国トップレベルの進学校となる。

現在鹿児島県内唯一の私立男子校である。中学からの160名に加えて高校から80名ほどが入学する。全国高等学校クイズ選手権の常連校である。

詳細[編集]

  • 校名 "La salle" のサール (salle) はフランス語で「教室」の語義もある。
  • ラ・サール中・高は基本的に校歌を定めていないが、ジャン=バティスト・ド・ラ・サールを讃える「ラ・サール讃歌」を校歌の代わりとして、さまざまな行事で歌うことになっている。これは全世界のラ・サール会学校で同様である(ただし函館ラ・サールでは独自の校歌が設定されている)。
  • 週39時間授業で、宗教教育は中学校1年生で週に1時間ある。
  • 制服は黒の詰襟学生服で、右襟に校章・左襟に組章を付ける。組章は中高とも1年生が緑、2年生が白、3年生が濃い赤であり、クラスのアルファベットが象られている。中学生と高校生の区別は校章により可能である。
  • 全国高等学校クイズ選手権の常連校であり、2013年8月現在全国大会出場回数は歴代2位の16回、全国大会決勝進出回数は5回と最多記録である。1993年の第13回大会で全国制覇。そして14年後の2007年の第27回大会で大会史上2校目となる2度目の全国制覇(14年ぶり2回目)を果たした(同大会では大会史上初の同一メンバーとして2年連続全国大会決勝進出)。2009年の第29回大会では決勝戦で延長戦の末、準優勝となった。
  • 全国高校生金融経済クイズ選手権(エコノミクス甲子園)においても第1回(2006年度)および第4回(2009年度)で優勝している。
  • 入試の際、在学校が発行する調査書(内申書)を必要としない。ただし健康診断書(学校が発行するものでも、医療機関が発行するものでも可)を必要とする。
  • かつてはフランス語が必修であったが、選択制を経て現在は廃止された。
  • ラ・サール・ハウスと呼ばれる学生寮東京都渋谷区上原日野市にあったが、現在は閉鎖。

年間行事[編集]

  • 4月 入学式(4日)
  • 5月 聖ラ・サールの日
  • 6月 文化祭
  • 7月 中2・高1(外部入学者のみ)野外活動
  • 9月 体育祭
  • 10月 中3修学旅行
  • 11月 クリスマスバケットバザー
  • 12月 桜島一周遠行
  • 2月 高校卒業予餞式
  • 3月 中学卒業式(16日)

沿革[編集]

  • 1949年11月 - ラ・サール高等学校設置認可。
  • 1949年12月 - 初代校長マルセル・プティ就任
  • 1950年4月 - ラ・サール高等学校開校(職員14名、第2学年1学級、第1学年4学級、生徒数190人)
  • 1951年1月 - 講堂、理科教室竣工
  • 1952年2月 - 第1回生卒業予餞式。
  • 1952年3月 - 海岸側校舎(現中学)竣工
  • 1953年5月 - 寮舎竣工
  • 1954年2月 - 第2代校長ブノワ・ブロンデン就任
  • 1955年9月 - 本館竣工
  • 1956年3月 - ラ・サール中学校設置認可。
  • 1956年4月 - ラ・サール中学校併設開校(第1回生113名入学)
  • 1958年4月 - 第3代校長モーリス・ピカール(ブラザー・オーラス)就任
  • 1959年3月 - 第1回中学校卒業式。
  • 1959年10月 - 本館(普通教室4)増築
  • 1961年6月 - 中学校舎(普通教室4)増築
  • 1961年9月 - 第4代校長ブラザー・アンドルー就任
  • 1963年9月 - 理科教室鉄筋竣工。
  • 1963年10月 - 第5代校長大友成彦就任
  • 1964年7月 - 水泳プール竣工
  • 1965年3月 - 本館(普通教室2)鉄筋増築。
  • 1965年9月 - 天文台竣工
  • 1966年3月 - カフェテリア竣工
  • 1968年2月 - 高校校舎(普通教室15、職員室、校長室、その他)鉄筋4階建増築
  • 1975年4月 - 第6代校長モーリス・ピカール(ブラザー・オーラス)就任
  • 1976年5月 - 聖ラ・サール胸像除幕式
  • 1977年3月 - 体育館竣工、高校東寮増築
  • 1981年12月 - 中学寮鉄筋4階建竣工
  • 1982年12月 - 第7代校長大友成彦就任、本館(4階)中学校舎(3階)特別校舎(4階)鉄筋増改築
  • 1984年5月 - 故モーリス・ピカール先生のレリーフ除幕式
  • 1986年5月 - 聖母マリア像除幕式
  • 1987年12月 - 中学寮(自習室等)竣工
  • 1989年8月 - 「ラ・サール讃歌の歌碑」建立。9月 新部室鉄骨二階建竣工
  • 1993年8月 - 第13回全国高等学校クイズ選手権にて優勝
  • 1994年2月 - 寮木造平屋増改築
  • 1995年4月 - 第8代校長ホセ・デルコス就任(現校長)、技術家庭教室竣工
  • 1996年11月 - 第2体育館改築(日立から買収)
  • 1997年3月 - 校内食堂(カフェ ラ・サール)増改築
  • 2001年8月 - 50周年記念会館(聖ヨセフホール)、中学6教室、高校3教室、会議室等竣工、新技術家庭科室竣工
  • 2002年4月 - 情報教室整備
  • 2006年9月 - 本館および理科館新築
  • 2007年9月 - 第27回全国高等学校クイズ選手権で14年ぶり2度目の優勝
  • 2013年12月 - 新寮完成

寮・下宿[編集]

遠方からの生徒は、寮・下宿で生活することになる。入寮生は毎年抽選で決まる(ほぼ全ての生徒が入寮できるが、人数の多い学年では定員の関係で抽選に溢れる生徒も増える)。

8人部屋の中学寮(4階建て)と6人部屋の松風寮、高校1,2年生向けで個室の高校寮(東寮・西寮)がある。受験直前の高校3年生は寮生活が相応しくないとして、全員が学校近辺の指定下宿(個室)で暮らす。なお高2以下でも寮の抽選に溢れた生徒や希望者は下宿に住むが、希望者は殆ど高校生である。かつて松風寮には高校から入学した高校1年生の一部が入寮したが、中学入学者が増えた際に中学生限定の寮となった。

2013年12月、旧第2体育館跡地に新寮が完成した。全ての寮の機能は新寮舎に集約されることになる。

著名な出身人[編集]

芸能[編集]

政治[編集]

行政[編集]

司法[編集]

学術・文化[編集]

経済[編集]

マスコミ関係[編集]

安全保障[編集]

関連校・関連施設[編集]

兄弟校
児童養護施設
  • ラ・サール会が1948年(昭和23年)に設立。

脚注[編集]

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  1. ^ 全国の男子校の中学校としては最南端に位置
  2. ^ a b ラ・サール中学校・高等学校 学園の特色”. ラ・サール中学校・高等学校. 2013年7月19日閲覧。
  3. ^ 鹿児島ラ・サール 東京同窓会 総会
  4. ^ a b c d e 『2001年 価値ある学校(ラッキースクール)を探そう 関西男子校+共学校』 旺文社、2000年7月1日ISBN 4-01-008958-X

関連項目[編集]

外部リンク[編集]