ラヴ・ステーション

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ラヴ・ステーション』(LOVE STATION)は、1991年10月6日から2002年9月29日までの11年間、TOKYO FMで毎週日曜日に放送されていた複数のラジオ番組の連合体をもって命名された時間帯レーベルの1つ。

TOKYO FM LOVE STATION STUDIO」から放送していたことからこの愛称が付けられたが、実際は半蔵門のTOKYO FM本社スタジオから放送していた。

時間帯の変遷[編集]

  • 1991年10月- 13:00 - 19:00
  • 1992年10月- 12:00 - 19:00
  • 1994年4月- 10:00 - 18:00
  • 1998年4月- 9:00 - 18:00
    • このうち、9時台は『ラブステーション スーパー・カウントダウン』と題した「パワーヒッツ10」と「サンデーホットリクエスト」の2本立て番組を東京ローカルで放送。担当は雨宮朋絵
  • 2001年4月- 11:55 - 18:00
    • 8:55~11:55の枠を「TOKYO FM Music Garden」として独立させた。『MAZDA SUPER SUNDAY』と『ハート・オブ・サンデー』はそちらへ移行。

2002年10月に『SUNDAY POWER OF JAPAN』と『SUNDAY HEARTLAND』のスタートにより自動消滅のような形で終了。レーベルは11年の歴史に幕を降ろした。

2023年現在『山下達郎のサンデー・ソングブック』のみLOVE STATION時代の放送時間のままで継続されている。また担当パーソナリティのうち松任谷由実福山雅治木村拓哉の番組も放送時間や形態を替えながらゾーン担当時代から継続中[1]である。

歴史[編集]

草創期[編集]

1991年10月の番組改編で13:00 - 19:00の時間帯に対する愛称として登場した。当時進められていた「ゾーン&プログラム編成」の一環として、この6時間に含まれる6本の55分番組は選曲やトークの内容を若いカップルをターゲットにする編成方針を採った。初代のゾーンナビゲーターは藤原麻衣子

1991年10月の番組

松本ともこ・柴田玲時代[編集]

1992年10月以降は、10:00 - 18:00の時間帯に放送される番組を大きくまとめてこのように呼んでいた。基本的にはミュージシャンなどが担当する26分ないし55分の番組と、その合間に当時TOKYO FMアナウンサー松本ともこ柴田玲雨宮朋絵らが担当する情報コーナーから構成されていた。

また、「若いカップルをターゲット」にする方針から「カップルや夫婦などに向けて送る」というキャッチフレーズへと変わった。

原則として26分番組・55分番組部分は、JFN全国ネットで放送されたが、13:25枠以外の5分コーナーである『トーキョー・ミックス』(交通情報を含む情報ゾーン)はTOKYO FMローカルであった。そのため、『ラヴ・ステーション』の呼称も、各個別番組内では使われていなかった。ただし、生放送番組においては「TOKYO FM LOVE STATION STUDIOから放送しています」の文言を使うことがあった。

また、個々の番組を担当するパーソナリティが新譜発売キャンペーンなどのために、TOKYO FMローカル部分に通しで出演することもあった。

1993年10月の番組
1997年11月の番組
2002年9月の番組

その他の番組一覧[編集]

☆印の番組は松本ともこが出演していた(2000年3月まで、その時点で続いていた9、10時台の番組は雨宮朋絵に引き継がれた)。

脚注[編集]

  1. ^ それぞれ『松任谷由実 サウンドアドベンチャー』→『松任谷由実 For Your Departure』→『松任谷由実 Sweet Discovery』→『松任谷由実のYuming Chord』(日曜17時→金曜22時→日曜13時→金曜11時)、『福山雅治 SUZUKI Talking FM』→『福山雅治 福のラジオ』(日曜16時→土曜14時)、『木村拓哉のWhat's UP SMAP!』→『木村拓哉 Flow』(日曜13時台後半→金曜23時台→日曜11時半)。

関連項目[編集]

  • IMAGICAL EARTH STATION - 90年代前半の金曜夜(18:00 - 26:00)に存在したレーベル
  • 週末のTFM - 2000年代に使用された土曜午前中の番組帯の総称レーベル
  • カウントダウンステーション - 1994年から2010年まで使用された、土曜午後のカウントダウンプログラムの総称レーベル。こちらも松本ともこが長年にわたってパーソナリティを担当していた。