ラヴ・ウィル・テア・アス・アパート
「ラヴ・ウィル・テア・アス・アパート」 (Love Will Tear Us Apart) は、イギリスのロックバンドであるジョイ・ディヴィジョンの楽曲。1980年4月にシングルとしてリリースされ、バンド史上最大のヒットとなる英シングル・チャート13位を記録したが、直後にボーカリストのイアン・カーティスが自殺するという悲劇が起きた。
2002年のNME誌において、ロック史上最高のシングル曲に選ばれている[1]。
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概要[編集]
この曲の歌詞は、イアンと妻デボラとの関係や、病状や成功から来るイアン自身の倦怠を反映したものだと言われているが、その真相は分からない。コーラス(サビ)の「Love Will Tear Us Apart Again」(愛がもう一度僕らを引き裂いていく)のフレーズが象徴的に響く。この言葉はイアンの死後、デボラによってイアンの墓石に刻み込められた。ベーシストのピーター・フックは後年、この曲の歌詞が「あまりに刺々しくて悪意に満ちていることに衝撃を受けた」と語っている[2]。
音楽的には期待感を煽るギターストロークが鳴るイントロや、シンセサイザーの魅力的な音が印象的。また、ごくわずかであるがイアン・カーティスがギターをプレーするパートがあるジョイ・ディヴィジョンの中でも珍しい曲である。
レコーディングは2度に渡って行われ、1980年1月8日にオールダムのペニー・スタジオで収録されたテイクと、3月にストックポートのストロベリー・スタジオでのテイクがある。前者は後者に比べてテンポが早く、ライヴで演奏されたバージョンに近いが、結果的に後者がシングルとしてリリースされた。後年のコンピレーション・アルバムなどには前者のバージョンも収録されている。
リリース[編集]
シングル[編集]
- オリジナル・シングル(1980年)
- リイシュー・シングル(1995年)
- リイシュー・シングル(2007年)
コンピレーション[編集]
- サブスタンス(1988年)
- パーマネント(1995年)
- オリジナル版と併せてリミックス版を収録。
- ハート&ソウル(2004年)
- ザ・ベスト・オブ・ジョイ・ディヴィジョン(2008年)
- +- Singles 1978-80 (2010年)
- シングルとしてリリースされなかった方のテイクも収録。
- トータル~ベスト・オブ・ジョイ・ディヴィジョン&ニュー・オーダー(2011年)
カバー[編集]
キュアー、U2などを始めとして、多くのニュー・ウェイヴ、ポストパンク、オルタナティヴ・ロックのミュージシャンにカバーされてきた。ただし、イアン・カーティスのような低い声で歌うシンガーは少ないため、大抵の場合オリジナルよりキーを上げてカバーされる。また、ジョイ・ディヴィジョンの後継バンドであるニュー・オーダーは当初はこの曲を封印していたが、1990年代からはライブで解禁するようになった。
脚注[編集]
- ^ 2度とカバーしてはいけない歴史に残る名曲10選 Gigazine 2011年06月25日
- ^ ピーター・フック、ジョイ・ディヴィジョンの名曲について語る ro69.jp 2012年11月30日
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