ランチア・Y10

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ランチア・Y10
Lancia Y10 vl white.jpg
販売期間 1985年 - 1994年
乗車定員 5人
ボディタイプ 3ドア ハッチバック
エンジン 直4 SOHC
駆動方式 FF
サスペンション 前輪:独立/マクファーソンストラット/コイル
後輪:固定/Ωアーム/3点支持アクスル/コイル
全長 3,392mm
全幅 1,507mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,159mm
先代 アウトビアンキ・A112
後継 ランチア・イプシロン
-自動車のスペック表-

ランチア・Y10と、イタリアランチアがかつて発売していたハッチバック車。イタリア・フランス日本ではアウトビアンキ・Y10として販売された。

概要[編集]

1985年A112の後継車として発売されたが、すでにアウトビアンキの商標はフィアットグループの所有だったため、イタリア・フランス日本以外では「ランチア・Y10」として、同じフィアットグループのランチアから販売された。日本でアウトビアンキブランドで販売されたのは、一部のマニアにアウトビアンキが人気で、そのイメージを活用するためである。

搭載されたエンジンは、発売当初はファイアエンジン(999cc直4SOHC)、1,049cc直4SOHC、1,049cc直4SOHC+インタークーラーターボ(当時のヨーロッパでは最小のターボだった)というラインナップで、後のマイナーチェンジでは、フューエルインジェクションが採用されたモデルも登場した。特にファイアエンジンは後にパンダウーノに搭載される新技術で、後輪のΩアーム式サスペンションとともに、パンダやウーノに先駆けて採用された。

日本においては、当時フィアット輸入代理店であったジヤクスが販売を開始、ファイア・ファイアLX・ツーリング・ターボ・アバルトターボ・4WDの6車種を販売、最後にはツーリングベースのネロスペチアーレという黒一色の日本仕様も発売された。その後、ランチアの正規輸入元になったオートザムがY10を引き継ぎ、フェーズIIバージョンである1.3GTie.の1車種が販売されたが販売台数が伸びず、他車種を導入するには至らず、正規輸入が途絶えてしまった。

インテリアは「小さな高級車」と呼ぶに相応しく、上級グレードにはパワーウィンドウ・集中ロック・エアコンなども搭載し、ダッシュボードやドアトリムにはアルカンターラ素材が用いられている。

バリエーションも豊富で、4WDモデルやCVT搭載モデルのほかに、フィラやミッソーニなどのアパレルブランドの限定車が存在する。

乗車定員は5人。

歴史[編集]

  • 1985年 - ジュネーブショーで発表、同年発売開始。
  • 1989年 - マイナーチェンジ。シングルポイント・インジェクションを採用したファイアエンジン(1,108cc直4SOHC)と、ターボに代わりマルチポイント・インジェクションを採用した1,300cc直4SOHCがラインナップされた。
  • 1992年 - マイナーチェンジ。内装を大幅に変更。
  • 1994年 - 生産終了。実質的な後継車はランチア・イプシロンとなる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • [1] - ラウンジY10