ランス・パリッシュ

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ランス・パリッシュ
Lance Parrish
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ペンシルベニア州チャールトン
生年月日 1956年6月15日(58歳)
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 1974年 ドラフト1巡目(全体16位)でデトロイト・タイガースから指名
初出場 1977年9月5日 ボルチモア・オリオールズ
最終出場 1995年9月23日 ボストン・レッドソックス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ランス・パリッシュLance Michael Parrish , 1956年6月15日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州チャールトン出身の元プロ野球選手捕手)。右投右打。ニックネームは「Big Wheel」。

来歴[編集]

1977年9月5日デトロイト・タイガースでメジャーデビュー。1978年は85試合に出場して14本塁打を打ち、長打力をアピール。 1979年にはレギュラーに定着して143試合に出場し、打率.276、19本塁打、65打点の活躍でタイガース不動の正捕手、そして主力打者となる。 1980年には24本塁打、82打点で初のオールスター出場を果たし、シルバースラッガー賞も受賞。

1982年から1986年にかけて毎年オールスターに出場し、1983年から1985年にかけては3年連続でゴールドグラブ賞を受賞。 1984年にはチームがワールドシリーズ制覇。この年も打率こそ低かったが、本塁打33(自己最多)、98打点と活躍。 1986年は故障で91試合の出場にとどまったが、オールスターで先発四番を務めた。

1986年オフにフリーエージェント(FA)でフィラデルフィア・フィリーズに移籍。 以後は故障がちとなって出場数も減った。フィリーズ移籍時には大きく期待されたが不本意な成績に終わり、1988年にはオールスターに出場したものも打率.215と低迷し、1989年にはカリフォルニア・エンゼルスに移籍。 1990年こそ24本塁打を記録したが、フィリーズ移籍以後で打率が.250を越えたのも、20本塁打以上を打ったのもこの年のみであった。 その後、1992年途中にシアトル・マリナーズに移籍。 1993年ロサンゼルス・ドジャースに移籍するが、スプリング・トレーニングで新人マイク・ピアッツァとの争いに敗れて出場のないままクリーブランド・インディアンスに移籍。 1994年ピッツバーグ・パイレーツ1995年トロント・ブルージェイズでプレイして、この年限りで現役を引退した。

現役引退後はカンザスシティ・ロイヤルズの捕手インストラクター(1996年)、ドジャースのマイナー(AA級)コーチ(1997年 - 1998年)、 タイガースの三塁ベースコーチ・ブルペンコーチ(1999年 - 2001年)を務め、一時解説者を務めた後、かつてのチームメイト、アラン・トランメル監督の下、2003年にタイガースにコーチとして復帰。 2006年からはトランメル退任に伴ってドジャースのマイナーチームの監督を務めている。

人物・エピソード[編集]

強肩強打の捕手として活躍し、捕手としての通算299本塁打はMLB史上5位(捕手以外の起用で25本塁打を記録している)。また、通算1527三振はMLB歴代38位。

前述のように強肩で知られており、1983~1985年にかけてゴールドグラブ賞も受賞しているが、この3年間を前後にパスボールが非常に多いことでも有名だった。現役生活19年間で喫したパスボールは192個で、MLB歴代1位という不名誉な記録も持っている。

長男デーブは捕手で、2000年ドラフト会議ニューヨーク・ヤンキースから1巡目で指名され、現在でもテキサス・レンジャース傘下マイナーでプレイしている。次男マットは外野手、投手としてタイガースのマイナーでプレイしていた。いずれも、メジャーデビューは果たせていない。

受賞歴・記録[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
1977 DET 12 51 46 10 9 2 0 3 20 7 0 0 0 0 5 0 0 12 2 .196 .275 .435 .710
1978 85 304 288 37 63 11 3 14 122 41 0 0 1 1 11 0 3 71 8 .219 .254 .424 .678
1979 143 548 493 65 136 26 3 19 225 65 6 7 3 1 49 2 2 105 15 .276 .343 .456 .799
1980 144 592 553 79 158 34 6 24 276 82 6 4 2 3 31 3 3 109 24 .286 .325 .499 .824
1981 96 384 348 39 85 18 2 10 137 46 2 3 1 1 34 6 0 52 16 .244 .311 .394 .705
1982 133 529 486 75 138 19 2 32 257 87 3 4 0 2 40 5 1 99 5 .284 .338 .529 .867
1983 155 663 605 80 163 42 3 27 292 114 1 3 0 13 44 7 1 106 21 .269 .314 .483 .797
1984 147 629 578 75 137 16 2 33 256 98 2 3 2 6 41 6 2 120 12 .237 .287 .443 .730
1985 140 600 549 64 150 27 1 28 263 98 2 6 3 5 41 5 2 90 10 .273 .323 .479 .802
1986 91 374 327 53 84 6 1 22 158 62 0 0 1 3 38 3 5 83 3 .257 .340 .483 .823
1987 PHI 130 518 466 42 114 21 0 17 186 67 0 1 1 3 47 2 1 104 23 .245 .313 .399 .712
1988 123 478 424 44 91 17 2 15 157 60 0 0 0 5 47 7 2 93 11 .215 .293 .370 .663
1989 CAL 124 482 433 48 103 12 1 17 168 50 1 1 1 4 42 6 2 104 10 .238 .306 .388 .694
1990 133 523 470 54 126 14 0 24 212 70 2 2 0 2 46 4 5 107 12 .268 .338 .451 .789
1991 119 445 402 38 87 12 0 19 156 51 0 1 0 3 35 2 5 117 7 .216 .285 .388 .673
1992 24 90 83 7 19 2 0 4 33 11 0 0 1 1 5 1 0 22 1 .229 .270 .398 .668
SEA 69 214 192 19 45 11 1 8 82 21 1 1 0 2 19 2 1 48 6 .234 .304 .427 .731
'92計 93 304 275 26 64 13 1 12 115 32 1 1 1 3 24 3 1 70 7 .233 .294 .418 .712
1993 CLE 10 24 20 2 4 1 0 1 8 2 1 0 0 0 4 0 0 5 2 .200 .333 .400 .733
1994 PIT 40 147 126 10 34 5 0 3 48 16 1 1 1 1 18 1 1 28 5 .270 .363 .381 .744
1995 TOR 70 202 178 15 36 9 0 4 57 22 0 0 6 2 15 0 1 52 4 .202 .265 .320 .585
通算:19年 1988 7797 7067 856 1782 305 27 324 3113 1070 28 37 23 58 612 62 37 1527 197 .252 .313 .440 .753
  • 各年度の太字はリーグ最高

外部リンク[編集]