ランス・アームストロングのドーピング問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ランス・アームストロング > ランス・アームストロングのドーピング問題


2003年のツール・ド・フランスにて
ツール・ド・フランス7連覇はドーピングによるものとして剥奪された

ランス・アームストロングのドーピング問題(ランス・アームストロングのドーピングもんだい)では、アメリカ合衆国の元自転車プロロードレース選手ランス・アームストロングの一連のドーピング問題について説明をする。

経緯[編集]

グレッグ・レモンとの『論争』[編集]

  • 2001年グレッグ・レモンは当時ツール・ド・フランスを連覇中であったアームストロングの成功をドーピングの力によるものと示唆し、論争を巻き起こした[1]。「アメリカ人によるツール総合優勝」「生命の危機からの奇跡の復帰」といった共通項を有する先輩が、ツールで活躍を続ける現役選手を批判したことは、世界的に衝撃を与えることになった。
  • さらに、アームストロングがツール連覇を続けた2004年7月にも、再び「もしもアームストロングがクリーンなら、まれにみる復活劇だ。そしてもしもクリーンではなかったとしたら、史上まれにみる茶番だ」とコメントした[2]。また「ランスにはなんでも秘密にしておける才能があるようだね。どうやってみんなに潔癖さを信じ込ませ続けているのか私には理解不能だ」と『ルモンド』紙へのコメントで語った[3]
  • これに対しアームストロングは反論し、著書においても引用している[4]

ランディス、ハミルトンらの告発[編集]

  • 2010年5月、元チームメイトだったフロイド・ランディスの証言によると、2002年のUSポスタル在籍時代に、当時同チーム監督のヨハン・ブリュイネールとアームストロングの手ほどきを受けてドーピングを行ったことがきっかけとなり、その後常習するようになったという。またランディスは、2003年スペインジローナにあるアームストロングのアパートで血液ドーピングに使用するための採血法をアームストロングに指導され、そのクローゼットにある冷蔵庫にはアームストロングとジョージ・ヒンカピーの血液が保管されていたと主張している[5]
  • スポーツ・イラストレイテッドの2011年1月24日号[6]において、フロイド・ランディスとステファン・スチュアートの証言に基づき、アームストロングがヤロスラフ・ポポヴィッチと共謀して、イタリアで長年に亘ってドーピング行為を行っていたとされる5700単語以上からなる文書を入手したことや、アンチドーピングの権威である、ドン・キャトリン博士の調べによると、当人の尿から、テストステロン及びエピテストステロンの異常値が出ていたとする詳細なレポートを入手し公表[7]。この記事に対し、アームストロングは事実無根であると否定[8]。ポポヴィッチも同様に否定した[9]。一方、キャトリンは、同記事についてのコメントを差し控えた[10]
  • 2011年5月22日、アメリカのCBSテレビのドキュメンタリー番組である60 Minutesが放送され、1999年から2000年まで、当時ランス・アームストロングとUSポスタルでチームメイトだったフランキー・アンドリュー英語版の妻ベツィ・アンドリューが、アームストロングの薬物使用疑惑についての話を赤裸々に語った[11]。またタイラー・ハミルトンは60 Minutesの中で、アームストロングが総合優勝を果たした2001年ツール・ド・スイスにおいて、国際自転車競技連合(UCI) が、当時USポスタル監督のヨハン・ブリュイネールと共謀し、アームストロングのEPO使用を隠蔽したと告白。これに対し、UCIとブリュイネールは否定した[12]
  • 2012年2月、アメリカ連邦捜査局は、ランディスの訴えによって開始したアームストロングのドーピング疑惑に対する調査を終了すると発表。米国において法的には無罪となることが確定した。調査資料は全米アンチドーピング機関に引き継がれた[13]

USADAによる告発[編集]

  • 2012年(以下、年が記されていないものについては2012年のことを指す)6月12日、全米アンチドーピング機関(USADA)はアームストロングに対し正式にドーピング違反であるとの判定を下した。ウォールストリートジャーナルはこれについて、「ツール・ド・フランスでの通算7回の総合優勝記録を一部ないしすべてはく奪される可能性がある」と報じた[14]。USADAは、12日にアームストロング宛に15ページに亘る告発状を送付。またワシントン・ポストにも同様の書面が送付され[15]、14日、同紙が内容の概要を公開[16]。USADAによると、アームストロングにはエリスロポエチン(EPO)、輸血(時ドーピング)、テストステロンコルチコステロイド及びそのマスキング剤の使用疑惑があり、さらにそれらを他の選手に横流ししていた可能性があるとしている。またUSADAは、当時アームストロングのチーム・マネジャーであったヨハン・ブリュイネールが深く関与している点も告発している[17]。さらに上記に関連して、かつてUCIのバイオロジカルパスポートのパネラーだったマイケル・アシェンデン博士は、UCIがアームストロングのドーピング違反隠ぺいに関与していた可能性に含みを持たせる発言を行った[18]。これに対し、1999年から2004年までUSポスタル、2009年及び2010年までアスタナのチームドクターを務めたガルシア・デル・モラルは、USADAのアームストロングに対する告発状を全否定した[19]
  • イタリアのガゼッタ・デロ・スポルトによると、イタリアの捜査官が、2006年にアームストロングが、ミケーレ・フェッラーリ英語版博士に465000ドルを支払っていたことをつきとめた。フェッラーリはこれまで、フロイド・ランディスなど、ドーピング違反となった選手の指南役として活動していた経験がある[20]
  • 6月19日、アームストロングのドーピング疑惑に関連して、イタリアオリンピック委員会(CONI)は、フィリッポ・ポッツァートがミケーレ・フェッラーリに4万~5万ユーロを支払っていたという、同月16日付のラ・レプッブリカの報道を受け、当日、ポッツァートに聴聞した[21][22]
  • 6月29日、合衆国アンチ・ドーピング機関(USADA)の独立機関、アンチ・ドーピング審査会(ADRB)が、満場一致でアームストロングに対するドーピング告発例を支持することを表明[23]
  • 7月11日、USADAはアームストロングに対し、2012年6月13日に告発したドーピング違反に対する制裁措置について、受け入れるか、はたまた不服申し立てを行うかについての決断期間を、当年7月14日から起算して、30日間延長することを了承した[29]
  • 7月13日、ニューヨーク・デイリーニューズは、USADAが2008年から2012年までの間、アームストロングから採取した血液サンプルのうち、38体が異常の兆候が現れていると報じた。例えば、2009年5月31日に採取されたサンプルのヘマトクリット値は38.2%だったにもかかわらず、同年6月16日に採取されたものは45.7パーセントにもなっていた、としている[30]。また、『渦中の人物』となっているミケーレ・フェッラーリ博士は、USADAが調査中の一連のドーピング疑惑について、全く身に覚えがないとする表明を、メディアを通じて行った[31]。さらに、ジョン・マケインアメリカ合衆国上院議員は、USADAが調査中のアームストロングのドーピング疑惑解明に全面的に協力する旨を公表[32][33]
  • 8月4日、USADAが、アームストロングに関する一連のドーピング疑惑についての管轄権を移管するようUCIから求められたが、それを拒否していたことが明らかになった[34]
  • 8月17日、USADAが、アームストロング問題についての、大詰めの論議に入った[38]
  • 8月20日、アメリカ合衆国連邦裁判所テキサス州地方裁判所は、USADAのアームストロングに対する告発例は正当なものであるとして、過日、アームストロングが人権侵害等であるとしてUSADAを相手取って上訴した事例を却下した[39]
  • 8月23日、アームストロングと弁護士団は、USADAから提示されていた制裁措置についての今後の取り扱いについて、『これは魔女狩りである。』として、制裁を受け入れるつもりもなければ、USADAに不服申し立てを行うつもりもないことを明らかにした。またサイクリングニュース(cyclingnews.com)によると、USADAのアームストロング対するドーピング告発事例は1998年からにまでにさかのぼり、違反事例は、エリスロポエチン(EPO)、コルチコステロイド、ヒト成長ホルモン、輸血時ドーピング及びそのマスキングにまで及ぶとしている[40]

「永久追放」宣告[編集]

宣告から確定までの経緯[編集]

  • 2012年8月24日、前日までにアームストロングが不服申し立てを行わなかったことを受け、USADAは、1998年8月1日以降の記録を全て抹消した上で、アームストロングに対し、「永久追放」宣告を行った。[41][42]
  • 以下はアームストロングを「永久追放」宣告するに至った、USADAの見解である[41]
    • エリスロポエチン(EPO)、自己血輸血(血液ドーピング)、テストステロン副腎皮質ステロイド、およびそれらマスキング剤の使用歴があると考えられること。
    • EPO、輸血関連機器(例:測定針、血液バッグ、貯蔵容器と他の輸血機器や血液パラメータなど)、テストステロン、コルチコステロイドおよびマスキング剤などを所持している疑いがあること。
    • EPO、テストステロン、副腎皮質ホルモン剤を他者へ「横流し」していた形跡があること。
    • EPO、テストステロン、コルチゾンを他者へ投与した形跡があること。
    • 支援奨励、幇助、教唆、隠蔽など、複数のアンチ·ドーピング規則違反が見られること。
  • またUSADAは、1998年8月1日以降の成績抹消について、次の通り見解を示した[41]
    • 元チームメイトなどの証言や観察等を通して、1998年以前から2005年までの期間中にEPO、輸血(時ドーピング)、テストステロン、コルチゾンなどの使用歴があると考えられること。
    • EPO、テストステロン、ヒト成長ホルモンについては、1996年頃から使用していた可能性があること。
    • 1999年から2005年までの期間に、EPO、輸血、テストステロン、コルチゾンなどの物質の提供(横流し)を行った上、それら物質の処方指導や投与をアームストロングが行っていたことを示す証拠を、元チームメイトらから提供を受けたこと。
    • 2009年、アームストロングが4年ぶりにツール・ド・フランスに出場するまでの間、EPO、輸血時ドーピングが行われていたとする、科学的データが存在すること。
  • 8月26日、USADAの最高経営責任者CEO)であるトラヴィス・タイガート英語版は、
    • 「USADAの裁定、処分には8年間の時効があるが、選手がドーピングを認めて調査に協力しなければ適用されない。アームストロングが調査に協力していたならば、例えば、ツール・ド・フランスの総合優勝記録取消は、8年前までの2004年、2005年の2回だけの可能性があった。今後ランスがドーピングを認めるならば、永久追放は取り消してもよい」と表明した[43]
  • 8月30日、フランス自転車競技連盟(FFC)は、USADAがアームストロングに対して永久追放宣告を行ったことに対して、称賛する声明を行った。その上で、アームストロングのツール・ド・フランス総合優勝記録等の抹消のみを行うことを要望。併せて、獲得した総合優勝賞金等を全て含めて換算して割り出した、295万ユーロ相当金額を返還するよう要望した[44]
  • 9月9日、国際オリンピック委員会(IOC)の法務委員であるデニス・オズワルド[45]は、アームストロングが2000年シドニーオリンピックの個人タイムトライアルで獲得した銅メダルの取り扱いについて、具体的にどのような処置を取るかについては決めかねていると、AP通信のインタビューに答えた。また、当年開催のシカゴマラソンに、アームストロングは参加できないことも併せて述べた[46]
  • 9月26日、USADAは、国際自転車競技連合(UCI)と世界アンチ・ドーピング機関(WADA)に対し、当初の当月末の期限を先延ばしし、当年10月15日頃をメドに、アームストロングのドーピング履歴に関する証拠書類を提出する見通しだとすることを表明[47]。これに対し、UCI会長のパット・マッケイドは、なぜ先延ばしされるのかという疑問を呈するコメントを残した[48]
  • 10月8日、UCIのバイオロジカル・パスポートに携わっていたこともある、医学博士のマイケル・アシェンデンは『カリフォルニア・ウォッチ』のインタビューで、アームストロングが、2009年のツール・ド・フランスにおいても、ドーピング違反の疑いがあるとする話を述べた[49]
  • 10月10日
  • 10月12日、同月10日のUSADAの声明を受け、ツール・ド・フランスの責任者、クリスティアン・プリュドムは、上記8月24日にUSADAが示した処分が決定された場合、総合優勝等の記録を抹消する考えを明らかにした[58]
  • 10月13日、国際オリンピック委員会(IOC)は、ドーピング違反にかかる時効は8年とされているものの、USADAがアームストロングの成績を、1998年8月1日以降抹消したことを受け、それに倣い、アームストロングが獲得した2000年のシドニーオリンピック・個人タイムトライアルの銅メダルについても剥奪できると表明[59]
  • 10月15日、BBCラジオで、『Peddlers - Cycling's Dirty Truth.』という番組が放送され、タイラー・ハミルトンをはじめ、元女性マッサージ師などが、アームストロングのドーピング話を赤裸々に語った[60]
  • 10月16日、ニューヨーク・デイリーニュースは、グレッグ・レモンの妻・キャシーの150ページにも及ぶ報告書[61]に触れ、ナイキが2006年当時、報奨金支払の有無を巡って、アームストロングのスポンサーだったSCAプロモーションズと係争中[62]だったことを受け、1999年にサドル痛防止のために使用していた副腎皮質ステロイド入りのクリームがドーピング違反になることを恐れ、そのドーピング隠ぺいの「口利き料」として、当時のUCI会長だったハイン・フェルブリュッヘン所有のスイスの口座に50万ドルを振り込んだとする話を報じた[63][64]。これに対し、ナイキはそのような事実はないと否定し、またフェルブリュッヘンも否定した[65]
  • 10月17日、ナイキは、当月10日にアームストロングを支援する旨を表明したことを撤回し、当日、自社のウェブサイトで契約解除したことを表明した。また、ベルギーのビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブもまた、年末に同氏との契約が満了した後、更新しないことを明らかにした。なお、両社とも、がん患者支援の「リブストロング」財団の取り組みの支援は継続する方針を示した[66]
  • 10月19日、UCIは、アームストロングにかかるUSADAの報告書についての見解を22日の月曜日に決断することを表明[67]
  • 10月22日
    • 国際自転車競技連合(UCI)はスポーツ仲裁裁判所(CAS)には上訴せず、USADAの裁定を受け入れる事を発表[68]、シドニーオリンピック・個人タイムトライアルにおける銅メダル獲得事例や、自転車競技以外の競技で収めた成績を除く、1998年8月1日以降の全タイトルの剥奪が確定した。この決定に対し、USADAは歓迎の旨を表明した[69]
  • 11月1日、国際オリンピック委員会(IOC)はアームストロングへの調査を開始した。2000年のシドニーオリンピック・個人タイムトライアルにおける銅メダルの取り扱いについて今後議論される見通しとなった[70]

本人による告白[編集]

  • 2013年1月15日、前日の1月14日に収録されたテレビ番組においてアームストロング自らドーピングを認めた、と報じられた[71][72]
  • 2013年1月17日、14日に収録されたインタヴューが放送され、アームストロング本人がドーピングを認め、ガンになる前からドーピングをしていた、などと語った[73][74][75][76]

反応等について[編集]

反論[編集]

本人がドーピングを認める以前には、アームストロングと彼の弁護人および米内外のサイクリストやジャーナリスト、自転車関連メディアからは以下の反論が示されていた。

  • アームストロングが不服申し立て放棄に合わせて発表した声明文[77]では、「魔女狩り」や、犠牲が家族や基金の仕事に及んできたと述べた上で、「USADAは申し立てをする司法権を持っていないにもかかわらず、(ドーピングを認めなかったために)8年の出訴期限を上回る17年間の罪を申し立てた」「USADAは他の(ドーピング違反をした)選手達に、私がドーピングをしていたと証言さえすれば、彼ら自身の罪を回避出来るよう取引し、事実、取引に応じた選手の多くは今でもレースに出場している」等々の反論をした上で、どんな状況でも、もうドーピング問題について話すことは無いと結んでいる。
  • アームストロングのドーピングについて証言したフロイド・ランディスフランキー・アンドリュー英語版(妻だけでなく当人も証言)、タイラー・ハミルトンらはいずれも証言前に自らのドーピングが発覚しており、司法取引による減刑狙いの証言である可能性がある[78]。USADAは選手に対し、ランスを有罪に出来る証言と引き替えに減刑すると持ちかけていた。フロイド・ランディスはアームストロングのドーピングに関する証言をする3年前に、「USADAから、アームストロングが何か有罪になるようなことを話せば、最も軽い出場停止で済ませると持ちかけられた」と明言し、「このような提案は全ての反ドーピングのプロセスに影響する。アームストロングのドーピングに関する情報は一切もっていない」と記者会見で話していた[79]
  • アームストロングは競技期間中に500回以上もドーピング検査を受けたが、一度も陽性反応が出ていない。(ただし上述のタイラー・ハミルトンの証言など、陽性反応をもみ消した疑惑は存在している[80]。)
  • アームストロングの弁護団は、2012年10月10日の発表を受けて、「悪意に満ちた内容」と非難。「古く不確かな情報や強制された証言、密約などに基づいて話を仕立てており、過去にアームストロングが600回に及ぶ薬物検査に合格していることや無罪を証明する証拠を全て無視して、たった1人の競技者を調査するために国民の税金から何百万ドルもの費用を長期間つぎ込んだことを正当化するためのものだ」と述べた[81]
  • ツール・ド・フランス個人総合5連覇を達成したミゲル・インドゥラインは、「ドーピング問題については関連する利害関係や国際機関があまりにも多すぎる。USADAのアームストロングに対する態度は異常であり、良心の呵責がないものだ。アームストロングがUSADAとの争いを終了したことに驚かない。スポーツ関係者が納得する単一の権威ある組織によって決定がなされるまで、ツール・ド・フランスの7タイトルはランスが保持すべきだ。」とコメントしていた。[82]
  • 2012年10月22日のタイトル剥奪と永久追放を受けて、インドゥラインはラジオマルカの取材に対し、「私は今でもアームストロングの無実を信じている。彼は常に全てのルールを尊重し、ドーピング検査結果がルールの尊重を裏付けていた。USADAの報告書には少し驚いている。報告書はドーピングについて何の物的証拠も示さず、証言だけに基づいているのはやや奇妙だ。アームストロングはCASに提訴して再び戦うべきだ」とコメントしていた。[83]
  • アルベルト・コンタドールも物証が示されなかった点を挙げて「これはアームストロングに対する屈辱的なリンチだ」として、アームストロングを擁護する見解を示していた。[84]

アームストロングへの批判的意見[編集]

これに対し、アームストロングの永久追放処分を受けて、本人がドーピングを告白する以前から、ドーピング問題に関してアームストロングに批判的な発言をする選手も見られた。

UCIの見解[編集]

  • 国際自転車競技連合(UCI)は、ドーピング問題の管轄権はUCIにあると主張しているにもかかわらず、上記の通り、USADAがそれを拒否していることを踏まえ、裁定前より公式的見解を示しておらず、[88]、裁定直後も、UCIやWADAのドーピング規程に沿った形での結論を導くことを促す内容のコメントを表明しただけだった[89]
  • 9月2日、会長のパット・マクエイド英語版(パット(パトリック)・マッケイド)は、裁定後初めて記者会見を行い、USADAがアームストロングを永久追放宣告するに至った証拠を示し、かつ我々(UCI)にそれを提供するよう通告した。その上でUCI側は、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴するか、はたまたUSADAの裁定を受け入れるかについて、21日間以内に結論づけると述べた[90]
  • 9月25日、フランス・スポーツ大臣のヴァレリ・フルネイロン(Valérie Fourneyron)に対し、USADAのアームストロングに対するドーピング履歴に関する証拠書類が提出され、それを吟味するまでの間、アームストロングが獲得したタイトル等の剥奪を行わないよう促した[91]
  • 10月10日、上記のUSADAの一連の報告事例を受け、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の規定に基づきながら、21日間以内にUSADAの裁定を受け入れるかどうかを決定することを明らかにした。場合によっては、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴することもありうるとしていた[92][93]
  • 10月22日、国際自転車競技連合(UCI)はスポーツ仲裁裁判所(CAS)には上訴せず、USADAの裁定を受け入れる事を発表した[68]
  • 10月26日、UCIの運営委員会が行われ、独立した委員会を設置して、アームストロングのドーピング違反に対するUCIの対応に問題がなかったかを調査すると発表した。2013年6月1日までに報告書を公表する予定。その中で、2002年から2005年までの間、アームストロングから総計12万5000ドルを受け取っていることが果たして適正な行為だったのかや、2001年ツール・ド・スイスにおいてアームストロングのEPO陽性を隠ぺいしたとされる疑いについても調査される見通し[94]。また、過日UCIを告訴しているジャーナリストのポール・キメイジ英語版の一件[95]についても同様に調査が行われる見通しとなっている[96]

WADAの見解[編集]

  • 世界アンチ・ドーピング機関(WADA)のJohn Fahey(英語版)委員長は「反論をやめたということは告発を認めたということ」[97]「容疑には信頼性がある」[98]と語った。
  • 10月10日のUSADAの報告事例を受け、ジョン・フェイヒー(John Fahey(英語版))委員長は、USADAを支持する声明を行った[99]
  • 10月14日、元委員長のディック・パウンドは、AFP通信のインタビューで、『UCIがアームストロングにかかる一連のドーピング疑惑を知らなかったとは全く信じられない。私はUCIには何度も忠告してきた。』として、保身に走るUCIの姿勢を批判した。また、USADAの報告書については称賛した[100]
  • 11月2日、USADAの裁定を受け入れ、CASには提訴しない旨を公表した。また、過日設置されることが決まった、UCIの独立委員会についても凝視する構えを見せた[101]

影響[編集]

アームストロングの権威失墜事例[編集]

  • USADAの調査報告書の公表の影響は広がりつつあり、彼の人格まで否定するような報道がなされている。このため、著名人の宣伝効果を示すランキングで2008年6月に60位にいたランスは、2012年9月時点では1410位に下落した。
  • 2012年10月12日、ランスはLIVESTRONG財団への悪影響を回避するため、財団の会長を辞任して理事となることを決定した。
  • ナイキはUCI会長にランスのドーピングをもみ消すために金銭授受を行ったと報道された[80]直後に態度を豹変し、ナイキはランスがドーピングに関与した「反論しがたいと思われる証拠」が出てきたとして、ランスとのスポンサー契約を解除すると発表した(ただし癌撲滅を目指している「ランス・アームストロング財団」のスポンサーからは撤退しない)[102]
  • レディオシャック、それに酒類メーカーのアンハイザー・ブッシュ・インベブもランスとの契約を打ち切った。[103]
  • フランス自転車競技連盟はUCIの決定を受け、ランスがツアー優勝で獲得した賞金295万ユーロ(約3億円)の返還を求めると表明した。また、ツール・ド・フランス優勝に対し多額の報奨金を支払っていた保険会社の米SCAプロモーションズも、報奨金の返還を求める法的措置を検討していることを明らかにした。請求金額は計1200万ドル(約9億6000万円)に達する可能性がある。[104]
  • 10月22日、アームストロングに報奨金を支払っていたプロモーション支援企業のSCAプロモーションズは、同社が支給した報奨金を含む750万ドル(約6億円)の返還を求める見通し。なお、上記の報奨金とは、SCAがツール・ド・フランスの2004年大会でアームストロングが優勝した場合にボーナス支給を約束したが、アームストロングとUSポスタル・サービス・チームの運営会社テールウィンド・スポーツが、大会6連覇を達成したアームストロングに500万ドルのボーナスが支払われなかったとして04年にSCAを提訴した結果、同訴訟は06年に和解に達し、報奨金500万ドルと金利250万ドル、法務費用の支払いで同意した、というもの[105]

UCIへの影響[編集]

  • UCIはドーピングの隠蔽のための賄賂とされた企業とチームオーナーからの資金の流れに関して、ランスからUCIへの正当な寄付金であり、たまたまドーピング問題と時期が重なっただけだとしている。現在のUCI会長パット・マックエイドは、「自転車界にランスの居場所はもうない。彼の存在は自転車レース界の歴史から抹殺すべきだ。選手が自らの健康とこのような結果が生じるリスクを犯してでもドーピングをするかは彼ら自身の責任であり、我々がそのことで責を負うのはお門違いだ。だが、これからも選手たちからの寄付を受け付ける。」と発言した。一方で、なぜドーピングを見抜けなかったかなどの疑惑には一切言及していない。ドーピング問題に関してUCIは一貫して「選手たちの身勝手さに振り回された被害者」を装っており、無責任なご都合主義によってますます選手たちとの溝は深まる、との批判がある。[106][107]すでに、マックエイドが会見の際に「今回の一件でフロイド・ランディスタイラー・ハミルトンが英雄であるかのように扱われているが、彼らはガラクタにすぎない」と発言したことに対して、ハミルトンは「マックエイドは偽善者だ」と非難して辞任を求めるなど、混乱が広がりつつある。[108]
  • AIGCP(プロ自転車選手協会)代表のジョナサン・ヴォーターズは、アームストロングの一件でドーピング問題の混乱・動揺をきたしたとして、自転車競技独自の、独立したドーピング機関の設立をUCIに要求する方針を決めた[109]
  • 元USポスタル選手のスコット・メルシエは、2011年に同チーム在籍時代にドーピングを強要された話を行ったにもかかわらず、UCI会長のパット・マッケイドが見過ごしていたとして、マッケイドを解任すべきであると、Sky Sportsに語った。なお、メルシエは1997年にUSポスタルのチームドクターであったペドロ・セラヤからドーピングを強要されたことに起因して、同年限りでUSポスタルを退団している[110]
  • 10月25日、グレッグ・レモンは、アームストロングのドーピング問題の混乱を招いた責任は、現会長のパット・マッケイドと、前会長のハイス・フェルブリュッヘンにあるとして、自らのフェイスブックにしたためた文章を複写し、マッケイドの即時解任を要求する書簡をUCIに送った[111]。また、現役自転車選手からも、UCIの今後の姿勢を正す構えが広がりつつある[112]

その他の影響[編集]

  • 10月19日、USADAの報告書の中で、選手関係者の証言によりドーピング違反の疑いを告発されていたラボバンクは、自転車ロードレースそのものからの撤退を発表した[113]
  • 10月27日、チーム・スカイは、アームストロングとチームを共にした経験があるショーン・イェーツと、ラボバンクのドーピング問題への関与が疑われているスティーヴン・デ・ヨンフの2人の現場指導者を、同チームのアンチ・ドーピング規程に違反したとして、解任したと発表。加えてラボバンクのドーピング問題への関与が疑われている、チームドクターのヘールト・レインデルス博士とも来季の契約を更新しない意向を示した[114]
  • 11月1日、USADAは、数々のドーピング違反事例の疑いがあるとみて、2012年12月末頃にヨハン・ブリュイネールを聴取する意向を明らかにした[115]
  • この問題は、すべての自転車競技者へのイメージを失墜させた。ブラッドリー・ウィギンスの子供は、この事件が発覚した後、学校で「お前の父親もアームストロングと同じように薬物を使用しているのではないか?」と、いじめを受けるようになり、転校を余儀なくされた[116]

脚注[編集]

  1. ^ http://sportsillustrated.cnn.com/cycling/news/2001/08/02/armstrong_lemond_ap
  2. ^ http://sports.espn.go.com/espn/news/story?id=1841300
  3. ^ http://sports.espn.go.com/oly/news/story?id=1840215
  4. ^ 『毎秒が生きるチャンス!』p.100 ランス・アームストロング サリー・ジェンキンス
  5. ^ ランディスが過去のドーピングを認める アームストロングらを告発 - シクロワイアード 2010年5月21日付記事
  6. ^ http://sportsillustrated.cnn.com/vault/article/magazine/MAG1180944/1/index.htm The Case Against Lance Armstrong
  7. ^ A summary of the Sports Illustrated Lance Armstrong investigation - Cyclingnews 1月19日付記事(英語)
  8. ^ Frustration for Armstrong as questions arise - Cyclingnews 2011年1月19日付記事(英語)
  9. ^ Popovych denies Sports Illustrated details - Cyclingnews 2011年1月19日付記事(英語)
  10. ^ Catlin says he cannot comment on Sports Illustrated allegations - Cyclingnews 2011年1月19日付記事(英語)
  11. ^ Betsy Andreu talks ahead of 60 Minutes show on Lance Armstrong - cyclingnews.com 5月23日付記事(英語)
  12. ^ Hamilton alleges Armstrong EPO positive cover-up on 60 Minutes - cyclingnews.com 5月23日付記事(英語)
  13. ^ アームストロングの無罪が確定 - Cyclingtime.com 2月5日付記事
  14. ^ ウォールストリートジャーナル日本語版 アームストロング氏にドーピング違反の正式判定
  15. ^ Armstrong charged with doping by USADA - cyclingnews.com 2012年6月14日付(英語)
  16. ^ Lance Armstrong faces fresh doping charges from USADA - ワシントン・ポスト 2012年6月14日付(英語)
  17. ^ Bruyneel could face lifetime ban if USADA charges are upheld - cyclingnews.com 2012年6月14日付(英語)
  18. ^ USADA case against Armstrong could damage UCI, Ashenden says - cyclingnews.com 2012年6月14日付(英語)
  19. ^ Spanish doctor denies USADA doping charges - cyclingnews.com 2012年6月16日付(英語)
  20. ^ Armstrong reportedly made $465,000 payment to Ferrari in 2006 - cyclingnews.com 2012年6月17日付(英語)
  21. ^ Pozzato to front CONI anti-doping prosecutor today - cyclingnews.com 2012年6月19日付(英語)
  22. ^ Pozzato questioned by CONI in Rome- cyclingnews.com 2012年6月19日付(英語)
  23. ^ Doping charges recommended in Armstrong case - cyclingnews.com 6月30日付(英語)
  24. ^ Report: Witnesses in Armstrong case unmasked? - cyclingnews.com7月5日付(英語)
  25. ^ Leipheimer makes no comment on USADA case - cyclingnews.com7月5日付(英語)
  26. ^ USADA chief aims to protect witnesses - cyclingnews.com7月5日付(英語)
  27. ^ Armstrong's federal lawsuit against USADA dismissed - cyclingnews.com7月10日付(英語)
  28. ^ Ferrari, Del Moral and Marti banned for life in US Postal case - cyclingnews.com7月11日付(英語)
  29. ^ Armstrong given 30-day extension by USADA - cyclingnews.com7月11日付(英語)
  30. ^ Report: USADA has 38 Armstrong blood samples from 2008 to 2012 - cyclingnews.com(英語)
  31. ^ Ferrari denies all charges and all knowledge of USADA case - cyclingnews.com7月13日付(英語)
  32. ^ Senator McCain backs USADA investigation into Armstrong - cyclingnews.com7月14日付(英語)
  33. ^ STATEMENT BY SENATOR McCAIN ON USADA INVESTIGATION OF LANCE ARMSTRONG - ジョン・マケインのプレスリリース7月13日付(英語)
  34. ^ UCI claims USADA has no jurisdiction in Armstrong case - cyclingnews.com 8月4日付(英語)
  35. ^ Martí's lifetime ban suspended by USADA - cyclingnews.com 8月9日付(英語)
  36. ^ IOC to strip Hamilton of 2004 Olympic gold medal - cyclingnews.com 8月9日付(英語)
  37. ^ Hamilton requested removal of Olympic title - cyclingnews.com 8月10日付(英語)
  38. ^ USADA makes final arguments in Armstrong case - cyclingnews.com 8月18日付(英語)
  39. ^ Judge sides with USADA in Armstrong suit - cyclingnews.com 8月20日付(英語)
  40. ^ Lance Armstrong won't fight USADA charges - cyclingnews.com 8月24日付(英語)
  41. ^ a b c USADA bans Armstrong for life, disqualifies all results since 1998 - cyclingnews.com 8月24日付(英語)
  42. ^ ドーピング:米自転車のアームストロングが永久追放へ - 毎日新聞 2012年08月25日付
  43. ^ USADA: Armstrong could have retained five Tour wins - cyclingnews.com 8月26日付(英語)
  44. ^ French Cycling Federation praises USADA's actions in Armstrong case - cyclingnews.com 8月30日付(英語)
  45. ^ メキシコシティ五輪・ボートの銅メダリスト
  46. ^ No decision yet on Armstrong's 2000 Olympic medal - cyclingnews.com 9月9日付(英語)
  47. ^ USADA still finalizing decision on Lance Armstrong - cyclingnews.com 9月26日付(英語)
  48. ^ UCI questions USADA on Armstrong file delay - cyclingnews.com 9月28日付(英語)
  49. ^ Ashenden: Armstrong may have been blood-doping at 2009 Tour de France - cyclingnews.com 10月8日付(英語)
  50. ^ U.S. Postal Service Pro Cycling Team Investigation - USADAのUSポスタルサービスチームにおけるドーピング事例に関する調査報告書(英語)
  51. ^ USADA: Lance Armstrong paid Ferrari more than $1 million - cyclingnews.com 10月10日付(英語)
  52. ^ Six former Armstrong USPS teammates receive bans from USADA - cyclingnews.com 10月10日付(英語)
  53. ^ ヒンカピーが過去のドーピングを告白 - シクロワイアード2012年10月11日付記事
  54. ^ USADA: Armstrong created a doping culture at US Postal - cyclingnews.com 10月11日付(英語)
  55. ^ U.S. Postal Service Pro Cycling Team Investigation - USADAのUSポスタルサービスチームにおけるドーピング事例に関する声明文
  56. ^ USADA: Bruyneel a key player in Armstrong and team's doping - cyclingnews.com 2012年10月10日付(英語)
  57. ^ Nike stands by Lance Armstrong despite doping agency's documents - oregonlive.com10月10日付(英語)
  58. ^ Lance Armstrong titles 'should be void' says Tour de France director - BBC SPORT CYCLING 10月12日付(英語)
  59. ^ IOC could strip Armstrong of Sydney Olympic bronze medal - cyclingnews.com 2012年10月13日付(英語)
  60. ^ Updates during a BBC Radio 5 live special focusing on drugs in cycling throughout the Lance Armstrong era. - BBC SPORTSDAY 10月15日付(英語)
  61. ^ Kathy LeMond's SCA deposition details revealed - cyclingnews.com 2012年10月17日付(英語)
  62. ^ 自転車のアームストロング氏に報奨金返還請求へ-米企業 - ブルームバーグ 10月23日付
  63. ^ 痛み止めのステロイド入りクリームも、多用すれば皮膚から吸収されるステロイドにより疲労回復効果をもつため、体内から一定以上のステロイドが検出されればドーピング違反となる。
  64. ^ Report: Did Nike pay $500,000 to Verbruggen to cover up Armstrong positive? - cyclingnews.com 2012年10月16日付(英語)
  65. ^ Verbruggen denies Kathy LeMond's story of cover-up payment - cyclingnews.com 2012年10月17日付(英語)
  66. ^ ナイキとABインベブ、アームストロング氏との契約打ち切り - ブルームバーグニュース10月18日付
  67. ^ UCI to announce decision on USADA's Armstrong findings on Monday - cyclingnews.com 2012年10月19日付(英語)
  68. ^ a b UCI confirms Lance Armstrong's life ban - Cyclingnews.com 10月22日付(英語)
  69. ^ USADA say the UCI made the right decision in Armstrong case - cyclingnews.com 2012年10月22日付(英語)
  70. ^ 自転車のアームストロングを調査 IOC、銅メダル剥奪も - 共同通信 2012年11月2日付
  71. ^ 薬物使用告白と米報道 永久追放のアームストロング - Cyclist.sanspo.com 2013年1月15日付
  72. ^ アームストロングが薬物使用を認める - nikkansports.com 2013年1月15日付
  73. ^ テレビで薬物使用認める=アームストロング氏が告白 - 時事ドットコム2013年1月18日配信
  74. ^ アームストロング・インタビュー前半:物足りない告白、サイクリング界のダヴィンチコード?しかし言葉の裏に見え隠れする真実が!「ドーピングに引っかからないことが”健康管理”だった」当時のUCIの責任も重く - CYCLINGTIME.com 2013年1月18日付
  75. ^ togetter - Saschaによるランス・アームストロングのインタビュー翻訳
  76. ^ 「もうパパを擁護しなくていい」 元自転車王者の告白 - 日本経済新聞2013年1月25日付
  77. ^ Lance Armstong's Statement of August 23, 2012 - http://lancearmstrong.com
  78. ^ CYCLING TIME.comは「各選手の証言は司法取引制度を利用した自らの保身と妬みによる報復とも取れるようなもので、信憑性を疑ってしまう内容」としている。記録よりも記憶、過去の栄光よりも人々への貢献を選択したランス・アームストロングに幸あれ~ランス・アームストロングの永久追放が決定、過去にさかのぼり記録も抹消へ - CYCLING TIME.com 2012年08月25日付
  79. ^ ランディス USADAからアームストロング氏の情報提供を要求されたと明言 - 米国 - AFP通信 2007年05月11日
  80. ^ a b 思わぬところにアームストロングのドーピング問題が飛び火!NIKE社がUCI会長にドーピングのもみ消しのために金銭授受か? - CYCLING TIME.com 2012年10月17日付
  81. ^ Lance Armstrong's lawyer calls doping report a "hatchet job" - reuters
  82. ^ Miguel Indurain calls probe 'strange' - ESPN TOPICS Lance-Armstrong 2012年8月25日
  83. ^ Indurain: "Hasta ahora creo en la inocencia de Armstrong" - ラジオマルカ 2012年10月24日
  84. ^ Cycling: Tour champs Indurain, Contador defend Armstrong - http://www.gmanetwork.com 2012年10月25日
  85. ^ Report: Cancellara critical of Bruyneel and Armstrong - cyclingnews.com 2012年10月12日付(英語)
  86. ^ Cycling: When you get older you start to realise Father Christmas doesn't exist and it is the same with Lance Armstrong, says Bradley Wiggins - インデペンデント電子版 2012年10月24日付(英語)
  87. ^ I feel SICK when I read that Contador, Sanchez & Indurain still support Armstrong. How does someone want to be credible by saying that?! - キッテルのツイート(英語)
  88. ^ McQuaid disavows UCI responsibility in Armstrong case - cyclingnews.com7月26日付(英語)
  89. ^ UCI awaits next USADA step in Armstrong case - cyclingnews.com8月25日付(英語)
  90. ^ McQuaid says UCI not afraid to sanction Lance Armstrong - cyclingnews.com 9月2日付(英語)
  91. ^ UCI responds to French sports minister over Armstrong Tour wins - cyclingnews.com 9月25日付(英語)
  92. ^ UCI Statement on USADA reasoned decision - UCI News(英語)
  93. ^ UCI examining USADA's evidence on Armstrong - cyclingnews.com 10月10日付(英語)
  94. ^ UCI management committee will not reallocate Armstrong's Tours - cyclingnews.com 2012年10月26日付(英語)
  95. ^ Kimmage case is not personal, says McQuaid - cyclingnews.com 2012年10月23日付(英語)
  96. ^ アームストロング薬物問題で独立委設置 - 日刊スポーツ 10月27日付
  97. ^ アームストロング 異議申し立て放棄…自転車競技から永久追放 - スポニチAnnex 8月26日付記事
  98. ^ アームストロング氏、全タイトル剥奪と永久追放の処分 - CNN.co.jp 8月25日付記事
  99. ^ WADA supports USADA on Lance Armstrong decision - cyclingnews.com 10月10日付(英語)
  100. ^ Pound: UCI must have known about doping - cyclingnews.com 2012年10月14日付(英語)
  101. ^ WADA will not appeal USADA decision on Lance Armstrong - cyclingnews.com 2012年11月2日付(英語)
  102. ^ ナイキとABインベブ、アームストロング氏との契約打ち切り - ブルームバーグニュース10月18日付
  103. ^ 続報:ナイキはアームストロングとの契約を解除、他企業も続々と関係の断絶を発表、アームストロングは主催するガン撲滅団体の代表を辞任、アームストロングへの集中攻撃にしか見えないのはなぜ? -http://www.cyclingtime.com 10月18日
  104. ^ アームストロング氏の7連覇タイトルはく奪と追放処分 国際自転車競技団体 - cnn.co.jp 10月22日
  105. ^ 自転車のアームストロング氏に報奨金返還請求へ-米企業 - ブルームバーグ 10月23日付
  106. ^ 一つの時代が終焉へ、UCIがスポーツ仲裁裁判所へ上訴せず、アームストロングの永久追放が決定へ、最後まで被害者面のUCIの責任は? -http://www.cyclingtime.com 10月23日
  107. ^ UCI complies, but can't escape blame -ESPN 10月23日
  108. ^ Tyler Hamilton calls for UCI chief Pat McQuaid to step down -BBC 10月23日
  109. ^ Independent anti-doping commission needed for cycling, says AIGCP - cyclingnews.com 2012年10月23日付(英語)
  110. ^ Mercier: The UCI must get rid of Pat McQuaid - cyclingnews.com 2012年10月23日付(英語)
  111. ^ Open Letter: LeMond demands McQuaid's resignation - cyclingnews.com 2012年10月25日付(英語)
  112. ^ Riders call for UCI to launch reforms - cyclingnews.com 2012年10月26日付(英語)
  113. ^ ラボバンクがプロチームのスポンサーから撤退 - サイクルスポーツ.jp 10月20日付
  114. ^ Yates and De Jongh out of Team Sky - cyclingnews.com 2012年10月28日付(英語)
  115. ^ USADA will hear Bruyneel’s case before end of 2012, may call Armstrong to testify - velo news 2012年11月1日付(英語)
  116. ^ “Sir Bradley Wiggins' children bullied over Lance Armstrong row” (英語). BBC. (2014年2月5日). http://www.bbc.com/sport/0/cycling/26045209 2014年3月24日閲覧。