ランスワン駅

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ランスワン駅
หลังสวน
Lang Suan
クアンヒンムイ (7.22 km)
(7.73 km) クローンカナン
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
チュムポーン県
ランスワン郡
北緯9度56分57秒 東経99度4分35秒 / 北緯9.94917度 東経99.07639度 / 9.94917; 99.07639
駅番号 4203
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 南本線
キロ程 533.30 km(旧トンブリー駅起点)
電報略号 งส.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1916年7月17日
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ランスワン駅 (ランスワンえき、タイ語:สถานีรถไฟหลังสวน)は、タイ王国南部チュムポーン県ランスワン郡にある、タイ国有鉄道南本線である。

概要[編集]

ランスワン駅タイ王国南部チュムポーン県にあり、人口約7万2千人が暮らすランスワン郡にある。町の中心部よりやや南東方向に外れている為、利便性が悪い。駅の正面側(北東側)が、市街地である。

一等駅であり、一部の特急列車が停車する駅でもある。1日に20本(10往復)の列車が発着しその内訳は、特急2往復、急行1往復、快速5往復、普通2往復である。尚快速1往復、普通1往復は当駅が始発、終着である。

歴史[編集]

タイ国有鉄道南本線東北本線北本線に次ぐ3番目の幹線として着工された。旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅間(150.49km)が1903年6月19日に開業したのを皮切りに、南北3か所(ペッチャブリー駅、ソンクラー駅カンタン駅)より同時に延伸工事が開始され、当駅は南側からの工事により1916年7月17日に開業した。2ヶ月後の1916年9月1日に南北からの路線工事が完了し接続された[1]

  • 1903年6月19日 【開業】旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅 (150.49km)
  • 1911年9月6日 【開業】ペッチャブリー駅 - チャアム駅 (36.57km)
  • 1911年11月25日 【開業】チャアム駅 - フワヒン駅 (25.93km)
  • 1914年1月1日 【開業】フワヒン駅 - ワンポン駅 (19.86km)
  • 1914年6月1日 【開業】ワンポン駅 - プラチュワップキーリーカン駅 (69.48km)
  • 1915年12月1日 【開業】プラチュアップキーリーカーン駅 - バーンクルット駅 (58.2km)
  • 1915年3月15日 【開業】バーンクルット駅 - バーンサパーンヤイ駅 (15.99km)
  • 1916年7月17日 【開業】チュムポーン駅 - バーンナ駅 (193.81km)
  • 1916年9月1日 【開業】バーンサパーンヤイ駅 - チュムポーン駅 (92.01km)

駅構造[編集]

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

駅周辺[編集]

  • ランスワンバスターミナル (1.5km)

脚注[編集]

  1. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』(柿崎一郎著、京都大学学術出版会、2010年)p.31

参考文献[編集]

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 杉本聖一 『魅惑のタイ鉄道』 (玉川新聞社、2000年)ISBN 4-924882-29-1
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目[編集]