ラランド21185

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ラランド21185
データ
元期 J2000
星座 おおぐま座
赤経 11h 03m 20.2s
赤緯 35°58′11″
視等級 (V) 7.47


Star Laland21185 2.jpg
ラランド21185とその惑星の想像図
特徴
スペクトル分類 M2 V
色指数 (B-V) 1.51
色指数 (U-B) 1.13
変光星 閃光星
アストロメトリー
視線速度 (Rv) -84.8 km/s
固有運動 (μ) 赤経: -580.20 ミリ秒/
赤緯: -4,767.09 ミリ秒/年
年周視差 (π) 393.42 ± 0.7 ミリ秒
距離 8.29 光年
(2.542 パーセク
絶対等級 (MV) 10.46
詳細
質量 0.46 M
半径 0.46 R
光度 0.025 L
表面温度 3,400 K
年齢 5 - 10 ×109
他の名称
HD 95735, BD +36°2147, Gl 119-052, GCTP 2576, GJ 411, LHS 37, Vys 594, SAO 62377, LTT 12960, LFT 756, HIP 95735, LCC 0060
Template (ノート 解説) 天体PJ

ラランド21185 (Lalande 21185) は地球から8.21光年の距離にある恒星である。1801年パリ天文台天文学者ジェローム・ラランドによって発見された。この恒星は変光星閃光星)だと考えられている。また軌道の分析から、この恒星は2つ以上の惑星を有している可能性がある。もし存在すれば、エリダヌス座イプシロン星系を抜き、太陽系から2番目に近い惑星系となる。

恒星[編集]

ラランド21185はアルファ・ケンタウリ三連星、バーナード星ウォルフ359に次いで太陽に近い恒星である。この恒星は低温の赤色矮星で、質量と直径が太陽の46パーセント、可視光での明るさは180分の1である。

惑星の可能性[編集]

1996年に、ピッツバーグ大学の George G. Gatewood はラランド21185に惑星系が存在する可能性を示した。

主星に最も近い惑星候補b (Lalande 21185 b) は木星の9割の質量を持ち、恒星から2.2天文単位の位置を円形の軌道で5.8年かけて公転しているとされる。その衛星トリトンのような岩石と氷で覆われた世界だと考えられているが、もしかしたら摩擦熱などの影響で間欠泉が存在するかもしない。

惑星候補c (Lalande 21185 c) は木星の1.6倍の質量を持ち、主星から11天文単位の付近に位置し、30年かけて公転しているとされる。また、さらに外側に木星と同じ程度の質量を持つ惑星候補d (Lalande 21185 d) が存在するかもしれない。

b - d はいずれも木星型惑星天王星型惑星と見られている。

但し、このデータは他のグループによる追観測が21世紀初頭においても成功しておらず、地上からでは精度が充分ではないアストロメトリー法によるものである事に注意を払う必要がある。よって、系外惑星の一般的なリストには記載されていない。

ラランド21185の惑星
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 半径
b (未確認) 0.9 MJ 2.2 2,100 0
c (未確認) 1.6 MJ 11 11,000
d (未確認) 1 MJ >11 >11,100

なお、ラランド21185のハビタブルゾーンは主星から0.22天文単位付近で、もしそこに惑星が存在するとすれば公転周期は56日以下である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]