ラム (宇宙戦艦ヤマト)

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ラムは、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』の登場人物。声優木村幌

概要[編集]

ボラー連邦の保護下にあるバジウド星系第4惑星バース星の軍人。バース星宇宙艦隊旗艦ラジェンドラ号の艦長。短い頭髪に太い眉毛ともみあげ、そして顔に刻まれた多数のが特徴。

「戦う武人としての誇り」を持っており、故郷のバース星が保護国の名目でボラー連邦の支配下にあることを快く思っていなかった。

劇中での活躍[編集]

バース星はガルマン・ガミラス帝国ダゴン艦隊の進撃ルート上にあったため、ラムはバース艦隊を率いて再三ダゴン艦隊と戦火を交えていた(その最中、ダゴン艦隊が発射した惑星破壊プロトンミサイルが流れ弾となって太陽を直撃し、地球に新たな危機をもたらすこととなる)。しかし、科学力と武力に勝るダゴン艦隊の前にバース艦隊は敗退を重ね、ついに旗艦ラジェンドラ号のみとなってしまう。そのラジェンドラ号も大破し、水や食料にも事欠く状態でかろうじて海王星付近へワープアウトし、偶然海王星付近を航行中だった地球の艦ヤマトに支援を要請する。

ヤマト艦長の古代進地球防衛軍長官の藤堂平九郎と協議し、「滞在は24時間、機関の修理と水や食料の補給は認めるが、武器弾薬の修理補給は絶対に認めない」という、地球の中立に抵触しない条件で支援を行う。その不十分な支援にさえラムは深く感謝するが、そこへダゴン艦隊が追いついてきた。

ダゴン艦隊に連行されて集中砲火を浴びせられるラジェンドラ号の惨状に激高し、さらに自らも地球侵攻を狙うダゴンに攻撃された古代は、ヤマトでの反撃を開始する。その戦闘の最中、ラムは部下からヤマトを囮にしての逃走を進言されるが、ヤマトを巻き込んでしまったことに責任を感じ、ほとんどの武装を破壊された丸腰でありながらワープによる戦線離脱を選択せず最後まで戦い抜き、古代への最終通信の直後に爆沈するラジェンドラ号ごと戦死を遂げた。

ラムが遺した「バースの軍人は敵に背中を見せるような真似はせぬ」、「地球の方々は誰のために今戦って下さっているのだ、バースの軍人なら命のある限り戦いたまえ」などの利を捨ててでも義を通す発言、そして部下たちもまた自らの命を捨ててそれに従う姿は、ヤマト乗組員に大きな感銘を与えた。

その他[編集]

ラム役を演じた木村幌は、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズではナレーションや土方竜を演じたことで知られているが、この役を演じた直後に亡くなっている。