ラブラドゥードル

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ラブラドゥードル

ラブラドゥードルLabradoodle)は、狭義には、プードルラブラドール・レトリーバーの交配から得られる雑種第一代(F1)のことであり、広義には、ラブラドゥードルとプードルまたはラブラドール・レトリーバーとの交配あるいはラブラドゥードルどうしでの交配による数世代に渡る交配から得られる二重純血犬種のことである[1]。動物アレルギーを持つ方の介助犬になることを最初の目的として、オーストラリアで作出された[2]。現在のところ、国際畜犬連盟による公認は受けておらず[1]、同種内の異なる品種間による交雑によって生まれる雑種と位置付けられる。 2009年にアメリカ合衆国大統領に就任したバラク・オバマが、犬アレルギーの娘に配慮して、ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグとともにファーストドッグの候補にしたことから注目を集めた[3]。

歴史[編集]

1980年代にオーストラリアビクトリア州の盲導犬協会が、アレルギーを起こしにくい盲導犬の依頼を受けた際に、ラブラドール・レトリーバーとスタンダード・プードルを交配させた[2]ことがラブラドゥードルの始まりである。誕生した3頭の仔犬のうち1頭の毛が、依頼者の夫にアレルギーを起こさないことが分かり、盲導犬としての訓練の後依頼者に引き渡された[2]。 盲導犬協会は交配の結果に一貫性が見られないことから、ラブラドゥードルの繁殖を継続させることはなかったが、関心を持った少数のブリーダー達によって繁殖と改良が続けられてきた[4]。こうしたラブラドゥードルの誕生が、後に抜け毛の少なさが特徴であるシュヌードルコッカープーといったプードル・ハイブリッドのブームを起こすきっかけとなった[4]。 本来は動物アレルギーのある人の為の使役犬となることを目的として作出された犬種である。

特徴[編集]

ラブラドゥードルの最大の特徴は、ラブラドール・レトリーバー盲導犬使役犬としての聡明で柔順な性格と、プードルの抜け毛の少なさという身体的特徴を併せ持つことである[4]。ただし、誕生する犬すべてに必ず抜け毛が少ない性質が受け継がれるわけではなく、抜け毛が少ない個体から得られる仔が、親と同じ性質を備える保証もない[5]。 大きさは、小さいものではコッカー・スパニエル程度で、大きいものではスタンダード・プードル程になる[6]。毛色にはブラック、シルバー、クリーム、ゴールド、アプリコット、レッド、カフェ、ブラウンなどがある[6]。毛質は通常短くカールした房状だが、ウェーブまたはカールした長い毛の場合もある[6]。

関連のある犬種[編集]

参考文献[編集]

  1. "About Labradoodles". The UK Labradoodle Association. 2013年6月12日閲覧。
  2. Conron Wally. "My Story: I Designed a Dog", Reader's Digest(2007年7月10日). 2013年6月12日閲覧。
  3. Sharon Otterman. "Obamas narrow in on First Dog". The New York Times(2009年1月1日). 2013年6月12日閲覧。
  4. Bijal P. Trivedi. "What's a Labradoodle—Designer Dog or Just Another Mutt?". NATIONAL GEOGRAPHIC NEWS(2004年2月9日). NATIONAL GEPGRAPHIC. 2013年6月12日閲覧。
  5. "Labradoodle". Got allergies? 15 hypoallergenic dogs and cats. CBSNEWS. 2013年6月12日閲覧。
  6. "Labradoodle". creature features. ABC. 2013年6月12日閲覧。
  7. "ALA PUREBRED GRADING SCHEME". Australian Labradoodle Association. 2013年6月12日閲覧。
  8. "ala vision". Australian Labradoodle Association. 2013年6月12日閲覧。