ラブやん

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ラブやん』は、田丸浩史による、ニートオタク幼児性愛の男性が主人公のギャグ漫画作品。「アフタヌーン・シーズン増刊」(講談社)において2000年から連載されていたが、同誌の休刊にともない、2003年からは「月刊アフタヌーン」(講談社)に移籍し、年4回から月刊になって連載されている。

目次

[編集] 概要

ロリオタプーの三拍子揃った駄目人間大森カズフサと、彼の恋を成就させるためにラブ時空からやってきた愛のキューピッドである女性天使ラブやんが繰り広げるギャグ漫画。

作品自体はああっ女神さまっパロディであるが(単行本11巻オマケマンガより)、取り扱う話題があまりにディープ(オタクであること、性的な意味でも子供好きであるということ、20~30歳代で無職)であること、かつ作中にかなり下品な表現が含まれるために、世間的に無かったことにされている作品。スタイルは一話完結で、通常は1話25ページの構成だが、時折減ページが発生する(作者の腰痛もあるが、アレのせいとも…?)。

劇中では「まじかる☆アンディフグ」や「ラムウのラブソング」、「ふたりはきわきわ」など、アニメゲームの作品名を微妙に変えたポスターやTシャツなどが頻繁に登場し、また、いわゆる「大人のおもちゃ」を使ったネタをはじめ、下ネタは他の追随を許さない。開始直後の主人公二人が出会うシーンでいきなりカズフサのオナニーシーンを描いた事は読者に強烈なインパクトを与えた。

作中では現実と同じように時間が経過しており、連載から数年を経た現在、主人公の年齢も、登場当初の25歳から30歳へと年齢を重ねているのも大きな特徴でもある。

舞台となっている街は「平方市」。第1話でラブやんがカズフサを探し当てるとき「日本…大阪かな」と言ったことや、当初は大阪府H市という表記があったが、堂々と枚方市と描いているシーンもあることから、田丸浩史の郷里、枚方市がモデル。

一部の読者層に異様なまでの人気を誇るが、「メディアミックス全スルー」と呼ばれるほど、それ以外には無視されている(尤も、田丸作品全般に言える傾向ではあるが)。ちなみに、最近では講談社の社内でも黙殺されているらしいほど、王道かつ冥府魔道を突っ走る「知る人ぞ知る」作品である。ただ、2008年夏にはSNS最大手のミクシィが10巻発売の報をニュースとして取り上げたりもしたようだ。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] 登場人物

[編集] 主役

ラブやん
ラブ時空からやってきた愛の天使(キューピッド)。キューピッドとしての段位はブラックベルト二段で、仕事の成功率は100%だと自称している。事実、幼いころからキューピッドとしてのすばらしい才能を見せていたが、カズフサの担当となって以降、明らかにその能力は劣化していきつつある。代表的な仕事は、「ルミコとケンヤをくっつけたこと(彼女のことかどうかは不明)」らしい。カズフサに会ってからと言うもの、以降仕事らしい仕事をしておらず、そのため以前より給料はカットされている。
カズフサとの出会いは彼女の人生を劇的に変え、ラブやん自身もどんどん駄目になって行きつつある。カズフサとのレベルの低い争いは、この作品の売りの1つでもある。ただ、そのカズフサとはところどころで気の合ういいコンビであり、良き友人関係を築いている模様。本人曰く「家族同然には考えている」とのこと。いくつになろうと相変わらずなカズフサを叱る姿には母性すら感じなくもない。最近はカズフサのことを「フサ」「フサさん」などと呼ぶこともあり、周囲からは夫婦のように見られることも。
基本的にはフランクでノリの良い性格だが、都合が悪いとなれば自らの上司である天使長ですら亡き者にしようと考えたりなど、腹黒い一面を持つ。また、萌相手にセクハラまがいの発言をするのを始め、オヤジ臭い部分も。それに伴い、劇中ではとてもヒロインとは思えぬ酷い扱いを受けたりする。しかしその一方で、他人の優しさに打たれて涙したり、病気などで孤独を感じたりして身近な人間に甘えたりなど、繊細な一面を見せることもある。
本来その姿は担当となった人以外には見えないが、頭上の天使の輪を取ると通常の人間と同じように見えるようになる。その際は普通の人間と殆ど変わらなくなってしまうものの、一応この状態でも頭部のラブセンサーは反応する。ただラブホールは作れないようで、知らない間にカズフサが天使の輪を借用していたときは天使長に作ってもらっていた。人間の姿の時は、いつもTシャツ・トレーナーとジーンズの軽装。普段はカズフサの部屋の押入れに居候しており、そのためか、たまにカズフサに「ドラブや~ん!」と泣き付かれることも。作中では2~3巻の時点で既に天使の姿でいる期間よりも人間の姿で過ごす期間の方が圧倒的に上回る有様で、気付けば天使の輪がクモの巣が張るくらい放置されていた。
本人はハッキリと答えないが、年齢はカズフサより下。ただし体重計での肉体年齢測定では、カズフサはおろかジャモジさんよりも年上。ウエストは68cmで、本人は「激ヤセサイズ」と言い張っているがこれは日本人の成人女性の平均と同様。バストは割と小振りな設定だが、イラスト毎に変化するためはっきりとしない。比較的大き目に描かれている事も少なくない。
好物はエビだったが、とある理由で大嫌いになっている。現在はこってり雑炊にハマってる模様。
好きな男性のタイプは「シブい大人」。実際にカズフサの叔父に心ときめいたこともあり、シラに育て方次第でカズフサもそうなるのではないかと唆されて、まんざらでもない態度を見せたことも。実際、カズフサは決して嫌いなタイプではないらしく、上記の件は意識的に考えないようにしている。
苦手なものはオカルト幽霊の類(と言っても、メテ・ルーなども含めてラブ時空の住民は皆苦手)。理由は「その存在が天使・悪魔妖精などと違い、科学的に証明されていない(にも関わらず実在する)から」らしい。
大森 カズフサ(おおもり かずふさ、漢字では大森和英)
ロリ・オタ・プーの三拍子揃った、典型的な現代的駄目人間。眼鏡・ボサボサ頭・貧弱な容姿がトレードマーク。細長い顔と少しとがった耳から、学生時代は「スポック」と呼ばれていた。眼鏡フェチであり、好みのタイプはロリでおでこが広い眼鏡っ娘。趣味は現在では法に触れる内容のロリータ雑誌や写真集の蒐集。最近は『合法』のローティーンイメージビデオの蒐集に注力している。
連載開始時の年齢は25歳だったが、作中の時間も現実と同じスピードで進んでいるため、第68話「30」でとうとう30歳の誕生日を迎えた(※この作品の特徴として、現実と同じスピードで進んでいく他の漫画と違い、歳をとっても内容に全く関係ない点がある。リアルなニートの生活をここから読者に感じさせる)。働こうという気はあるものの、結局今でも何もしていない。
趣味と怠惰には問題があるものの、実のところ能力的には意外と駄目でもなく、時には面倒見がいい一面も見せる。ラブやんとのトレーニングの影響か、任意でマッチョ化出来るようになったり、何故か身近にいるロリータの気配(略して「炉気(ロキ)」)を感じることができるようになった。また、ロリ以外にも何となく大人の女性の魅力も感じるようにもなっている(但しリアル陰毛はNGの模様)。
ラブやんとのトレーニングを積み何人かの女性にアタックしたものの、今のところは全て不発に終わっている。連載開始当時小学生だった眼鏡っ子・青木萌のことが好きだったり、眼鏡喫茶の眼鏡っ子・赤井みのりのことが好きだったり、時には過去の記憶を改竄して幼馴染崇山庵子に萌えてみたりと、そのターゲットはかなり落ち着きがない。ただし庵子に関しては古い付き合い故か意識していない部分でそれなりに思うところがあったらしく、結婚を知らされた際には多大なショックを受け暫く落ち込んだ。最近は専ら天使長に興味が向いているようだが、ラブやんとの関係にも微妙な変化が見え始めている。
オネイニー(日課・G行為とも)」の熱心な愛好家でもある。ギャルゲーで鍛えたせいか、左手で楽々マウスの操作ができるほどの練達者。数日行わなかっただけで一気に太ってしまうほどのカロリーを消費してまで、常日頃からいそしんでいる。
ラブやんとは、連載開始から5年以上もの間同棲生活同然の関係を送っているものの、物語の表面上では二人の関係に変化が殆ど現れていない。それでも、時折カズフサがラブやんに対して異性を感じる場面が見られたり(カズフサのネクタイをラブやんが着けている時)する等、意外とラブやんを異性として見ている節も見受けられる。
最近は実家を離れ、実家近くのアパート「田口荘」201号室で一人暮らしを始めるようになった(実際は母親に強制的に追い出されたのだが、生活費と家賃は出してもらっている)。ラブやんも『お目付け役』として同居しており、表札も夫婦っぽく書かれているため、周りからは本物の夫婦と勘違いされている(本人たちはルームシェアみたいなもの、という認識)。

[編集] 準レギュラー

青木 萌(あおき もえ)
カズフサの想い人。眼鏡っ娘。連載開始当初は小学5年生。既に高校1年生となるなど、だんだんと法に触れない年齢に近づいている。同級生のサブ(#その他(人間界の人物)参照)に淡い想いを抱いていたが、ラブやんのサポートもあって現在交際中。
中学生になってから生えてきたようで、めでたくカズフサのターゲットから外れることに成功……も、実際は守備範囲からは外れてはおらず、カズフサは「パイパンか、生えてても生えかけくらいに違いない」と信じ込んでいた(これをネタにカズフサとラブやんは激論を交わした)。ただ、彼女が牧乃高校に入学し、ハンドボール部で部活をしている姿を実際に目の当たりにして、ようやく完全にターゲットから外れたようだ。
ラブやんのエロ(セクハラ)話にもしっかりついてきたり、カズフサの前で堂々と「モッサモサ!(に陰毛が生えている)」と断言したり、大魔神の如く表情を劇的に変化させるなど、なかなかに侮れない性格である。一方で学校に潜入しているヒデヒコを別人と思いこんでいたり、ピンクローター猫じゃらしだと信じ込んでいたなど、間抜けな一面もある。
みのっち
ラブやんと同じく、ラブ時空からやってきた愛の天使。女性。いつも目が線にしか見えないほど目が細い。ラブやんの後輩に当たり、ブラックベルト初段。服装はラブやんと同じく軽装でジャージ姿が多いが、胸はラブやんより大きい。会話の語尾に「ッス」が付く。
最初はラブやんがカズフサに戸惑っている間にラブやんを地位的に追い抜いて先輩をいい様に使おうという野望を持っていたが、その折にヒデヒコの担当になってしまう。当然うまくいかず、気が付けばラブやん以上にやる気がなく、仕事そっちのけで漫画ばかり読んでいる有様であり、既に愛の天使と言うよりはただのヒデヒコの同居人と化している。その割には悩むラブやんにアドバイスを送ることもしばしば。たまにヒデヒコの本屋の手伝いもしており、仕事着姿で登場することも。
一度酒の勢いでヒデヒコを襲ってしまい、惚れたり惚れられたりしたこともあるが、何だかんだで元の鞘に戻った。ラブやん曰く「金雌(ブロンダー)」。
なお、連載初期は「ミノっち」と表記されていた。
橋本ヒデヒコ(はしもと ひでひこ)
カズフサの恋敵かつ友人。カズフサと同じレベルの反社会的なロリ・オタな青年だが、実家の本屋の手伝いをしておりプーではない。仕事をしている分カズフサよりいくらかマシである。オナホールの扱い方が天才的であり、異常なほど丁寧に扱っているため、オナホールの精霊からは「名人」の名で呼ばれている。
ガンズ・アンド・ローゼズスラッシュのような風貌で長髪で目が隠れているため、何を考えているか分からない。ニセ教師として萌やサブの通う中学校によく潜入しており、女子中学生を堪能(?)している。萌とは近所に住んでいて知り合いで「ヒデ兄ちゃん」と呼ばれており、カズフサとはスタートラインが違う。
「おぼれっ子」という一言でカズフサの目的を理解したり、ラブやんが中学校にいる理由、また秋の平日にカズフサが行きそうな場所を即座に見抜くなど、かなりの洞察力の持ち主。カズフサ同様に炉気を感じることもできる。割と社交的な性格であり、身寄りのないコレット、アンジュ、デーボを自分の部屋に引き取り、その上で「増えた同居人を養うため」とバイトを始めたりなどなかなかの男気がある。このため、外見と性癖を除けば「比較的」まともな人間である。本人は萌のために純潔をとっておいたつもりだったが、酒の勢いでみのっちに犯されて童貞は卒業した。
作者はコミックス1巻のあとがきで、「カズフサと並んだらあまりに痛いのでなるべく出さないようにする」と発言していたが、すっかり準レギュラー化している。
メテ・ルー
天使長。ラブやんやみのっちの職場の上司。女性。運命の赤い糸を自由に見たり触れたりすることができ、また過去に赤い糸が繋がっていたかどうかも見ただけで判るという特殊能力を持つ。その赤い糸を(時に強引に)ガンガンくっつけてカップルを成立させたことが(良いか悪いかは別として)評価され、若くして今の地位に上りつめた。良い人だが、カズフサとラブやんの微妙な関係に茶々を入れたりと、若干オバハンくさい一面がある。非常に有能な上司っぷりを発揮しており、成果を上げないラブやんに説教したり、キレて永世名人を殴りつけたりといつも怒っている印象がある。
小学生並みの身長と童顔・黒髪姫カットと、カズフサのストライクゾーンど真ん中なほど外見はロリ(と、言ってもラブ時空では飲酒出来る年齢らしい。本人が明かさないため年齢不詳)で、カズフサも「スキあらば」と狙っている。そのカズフサ曰く「自分が知る最っ強のロリキャラ」。本人曰く「ブラは付けている、スポーティなのを」。
名前の元ネタの通り、当初はいつも真っ黒な服を着ていたが、話が進むに連れ、Tシャツ・スパッツ姿など軽装が多い。学生時代は太っていたらしく、その話題は地雷らしい。管理職であるせいか「ゼイを尽くした肉」が付きやすいらしく、今も尚ダイエットに励む日々を送っている。その割りには食生活は非常に荒んでいるようだ。
いつの間にやらラブやん、カズフサから「可愛い部下のため」などと、手前勝手な理由をつけられては「オモチャ」扱いされるようになった。他の女性がカズフサからどんどん離れていき、唯一の彼のターゲットとなる(しかし身近にいるというだけで、当然彼女は彼を拒んでいる)。みのっちや萌より登場頻度が高くなっていき、更にはほぼ毎回話に絡むまでに至った。
シラ&クロエ
天使を養成する「学校」を卒業したての新人女性キューピッド。シラは全身白系の服装で、クロエは全身黒系の服装。二人とも見た目はロリ。さっそくカップルを成立させるべく、いざ地上へ……と思ったら、なぜか間違ってカズフサの元に現れてしまった。担当の人間の体力を削り続けることで当人の欲求を最大限まで高め、その上でターゲットになる女性の元まで連れて行く「北風と太陽作戦」を得意ワザとしており、これで成り上がるのが夢らしい。
寝床を確保すべく、赤井みのりとくっつけるとたぶらかし、権造さんの部屋に居候することに。シラは「ラブやんを担当する」という名目でカズフサとラブやんをくっつけ、ラブ時空で名声を得ようと企んでいる。

[編集] 「本場アメリカン」関係の人物

蛇文字さん(ジャモジ)
近所のアメリカンレストラン(外見はどう見ても大衆食堂)「本場アメリカン」を経営するコック。名前の元ネタの通り、鼻の大きな丸い顔をしている。度々、チンコのデカそうな顔と罵られている。言動がとにかく男臭い人物。口癖は「ヘラッシェー!!
バイオレンスな料理人で、数々のクレイジーな料理(牛の惨殺体にしか見えない「アメリカン牛たたき」など)を披露している。かなりメチャクチャなアメリカ観を持っており、それらの料理をアメリカの普通の家庭料理だと言い通している。天使等のオカルト的存在を信じておらず、宇宙人すらアメリカ人と言い切った(過去に彼がアメリカで出会い、本場のアメリカ料理を教えてくれた「アメリカ人」はUFOに乗っていた模様)。ちなみに、2度保健所の検査を受け「本場アメリカン」が営業中止に追い込まれたり、非合法なルートで材料を仕入れて逮捕されたときもある。
カズフサの母親に恋心を抱いており、恐らく40歳は超えていると思われるが、これまで料理に心血を注ぎすぎたためにどうやら純潔らしい。
ラムチェン
地球侵略に現れた宇宙人。元ネタはもちろん『うる星やつら』のラムだが、外見は全く似ていない。彼女の初登場回のストーリーは、ほぼ全編まるごと『うる星やつら』第一話のパロディである。
カズフサと地球を賭けた闘いをすることになったが、カズフサのストライクゾーンど真ん中の容姿から「お医者さんごっこ」を選択され、あえなく敗北。リベンジを図り再度地球に来たところをジャモジさんに見つかってしまう。立場に同情されたジャモジさんによって、カズフサ打倒の修行を兼ねて「本場アメリカン」のアルバイトとなるも、結局ジャモジさんの身代わり以上の活躍はしていない。ちなみにジャモジさんにはアメリカ人だと思われている。
その後は近所のアパートを借りて一人暮らししていた。自宅では宮之阪商店会の法被を着ることも。
宇宙人なので、味覚が日本人とはやや異なり、何の躊躇も無く昆虫を食べる。
最終的にはベスト・キッドよろしく日々の生活から打撃の型をマスターし、カズフサとのタイマン対決で勝利?したことで満足。家臣の待つ自らの星へと帰還した。

[編集] メガネ喫茶「委員長」関係の人物

ウェイトレス全員が眼鏡を着用している、カズフサ行きつけの喫茶店。しかも割増料金を払うと「奥」の特別室に入れてもらえる。学校の教室を模して作られたその部屋では、客・店員全員が名札を着用して、いちいちそれを見ながらお互いを「○○君」「○○ちゃん」と呼び合う。また服装も学ランや制服に着替えたりなど、過ぎ去った青春を求めてやまない夢追い人たち(やたら年齢層に幅がある男性客集団)で今日も賑わっている。秋には「遠足」のイベントを行ったりするが、「若者らしく」ということで、平気で老人客に過酷な登山をやらせたりする。

赤井 みのり(あかい みのり)
メガネ喫茶「委員長」のアルバイト店員。強面の彼氏(パンチパーマ男、略してパン男さん)と遊ぶ軍資金を調達するために「委員長」でバイトしている。一見清純な乙女で客の人気も高く、カズフサのターゲットの一人となる。しかし、それは全て客を喜ばせるためであって、内面は相当計算高く腹黒い。
日本一の嘘つきを決める大会、平方市主催「N.B.L.(ナチュラル・ボーン・ライアー)」第1回タイトルホルダーになったほど嘘をつくのがうまい。お金が大好きで、現金を積まれたら用心棒のバイトも引き受ける。また、その際にジャモジさんをボコボコにやっつけたほど、意外と喧嘩強い。
二宮 権造(にのみや ごんぞう)
メガネ喫茶「委員長」の常連客。年齢は不明だが老人。作中には登場しないが、孫がいる。店内では学ランを着て高校生になりきっており、周囲からも「権造君」と呼ばれている。しかし後に店外の場面でも着ており学ランが普段着となっている。カズフサに「オナホール(男性用の大人のおもちゃ)」を薦めた張本人。
老人だが2年連続ホール・オブ・オナーに輝くなどカズフサ、ヒデヒコに勝るとも劣らない変態。女子高生に強いフェティシズム的感情を抱くほどブルセラ系が好みであるが、ロリには興味はない。赤井みのりにほのかな恋心を抱いている。
実はアパート「田口荘」の住民であり、カズフサたちの隣の202号室に住む。室内はその趣味が高じて、喫茶「委員長」の特別室のように改装されている(※現実的には賃貸借契約のアパートでそのような行為が認められるかは疑問)。
店長(てんちょう)
メガネ喫茶「委員長」の店長。「奥」で担任の教師を演じている。出番はほとんどないが、「委員長」という訳の分からない店を切り盛りしていたり、みのりという逸材を連れてきたり、遠足を企画したりと底知れぬ男。

[編集] その他(ラブ時空などの人物)

ラブ時空は次元の裏側にあるらしく、キューピッドや小悪魔・妖精などが住む。テレビ通販があるなど、人間世界とそれほど変わらないらしい。また、ラブ時空には「人間山脈」があり、ここにカズフサ、ラブやん、天使長などの顔が刻み込まれている。永世名人をもってしても彼女をつくれなかったカズフサは、ラブ時空では『伝説』のような存在となっており、キューピッドたちにとって、カズフサに彼女をつくることはラブ時空で名声を得るチャンスなのである。

キューピッドは片思いに悩む人間の愛を成就させ、カップルを成立させるのが仕事であり、この成功報酬(時給+歩合制らしい)が収入源となっている。ラブやんによると、現役でも数千人はいるらしい。前髪の一部などがラブセンサーとなっており(ラブやんやみのっち、シラはラブセンサーの部分だけ髪の色が違う)、片思いの心を探知することができ、その相手の前に初めて姿を見せる際は、「愛の天使○○、見~参!!」とキメて登場する。天使の序列はベルトの色(白帯・青帯・茶帯・黒帯)で分かれており、白がバイトレベルだとすると、黒は一人前のビジネスマンクラスとされる。その序列は、カップルを成立させるごとに少しずつ上がっていく。また彼らはワームホール状の「ラブ穴(ホール)」を作ることができ、空間を自由に行き来することができる。そのほか、男女をカップルにする最適な方法を「どっかから受信」することもできる。シラやクロエが持つ最新型は輪っかにボタンがついており、そのボタンを押すことで小型化、腕輪サイズにすることも可能。また、悪用防止のため認証機能が搭載されており、保有者本人にしか使用できなくなっていることや、カップルになる可能性のある人間を瞬時に複数検索してどっかから全ルートを受信できるなど、ラブやんが持つ「レアな旧式」より格段とパワーアップしている。

永世名人(えいせいめいじん)
ラブやんの師匠で、キュピ道永世名人の称号を贈られているキューピッドの老人。本名はアンダーソン。一時はラブやんをセクシーガールに仕立て上げるほどの辣腕ぶりを見せつけたが、ラブやんのリハビリ中にカズフサの担当を中継ぎしてから、彼のダメさ加減に引きずり込まれ、ただの老人に成り下がる。老後から転落人生まっしぐらになったが、まだラブやんからはそれなりに慕われている模様。
カズフサとヒデヒコのロリコンぶりに犯罪的な危機感を抱き、巨乳の魅力を叩き込んだ。成功はしたものの、結局彼が意図した方向にはカズフサは向かわなかった。また二人にそのようなことをしておきながら、捕らえたアンジュに対しては己の変態趣味丸出しの拷問(セクハラ)を加えようとした。
雲井 ひよこ(くもい ひよこ)
本名(自称)コレット。ラブ時空の通販で発売されていた「メイドロボット」で、カズフサが購入した。顔は精巧に出来てはいるが首から下は先行者のような形。しかも通販会社社員のジョンが遠隔操作していたことがバレて捨てられる。しかしヒデヒコに拾われ同居しつつ、ヒデヒコの実家の本屋に勤務することになる。尚、コレットが店員の時の方が本屋の売り上げがいいらしい。
名前はヒデヒコのニセ教師のときの偽名「雲井ヒョットコ斎」(元ネタは『花の慶次 ―雲のかなたに―』の前田慶次の偽名)をもじったもの。
ジョン
ラブ時空の番組『キューピッド・ジョンの通販蟻地獄』の司会を務める筋骨隆々のタフガイ。番組の司会と同時にコレットを操作しモニターすることで給料を得ている。後に副業としてラブやん達と同じ愛の天使の仕事を始めたものの、最初の担当者がジャモジさんだった為失敗、その後の活動は不明。時折コレットの操縦は相方のリックトムに任せ、生身の姿で出てくることもある。
自分が操作していると分かった上でコレットを住まわせてくれたヒデヒコに恩義以上のものを感じており、本人は「男が男にホレルってやつだ」と言い張っているものの、そのアプローチは若干間違った方向に進んでいる。
デーボ
ラブ時空の通販でラブやんが魔女っ娘のようになる為に買った可愛いマスコットキャラ……のような見た目が凄く怖い人形っぽいモノ。実はラブ時空に住む森の妖精だが、罠にかかり天使に捕まってラブやんに売られた。カズフサが命名。片言でしゃべる。その禍々しい見た目に反して、性格は非常に純粋でけなげ。
ラブやんに忠誠を誓い、やる気を見せる……が、ラブやんやカズフサに色々弄られた挙句返品された。現実世界で、萌のぬいぐるみに化けて彼女と過ごした一週間を「暖かかった」と言って泣いたりしたことから、これまでは辛い身の上だったようだ。その後再び売られるも、新しい買主に「怖いから」と捨てられホームレスとなり、ヒデヒコの家の近所のゴミ捨て場で残飯を漁るようになる。アンジュとともに今ではヒデヒコの家で居候の身。ちなみによりパン派らしい。
元ネタは『ジョジョの奇妙な冒険第三部』に出てきた「呪いのデーボ」。
アンジュ
小悪魔の女の子。地黒で、頭に2本の角があり、背中にコウモリのような翼が生えている。ラブやんなど天使たちの商売敵で、カップルを別れさせることに生きがいを感じている。やっていることが悪魔……というレベルではないので、小悪魔。天使と同じく姿を消すことができる。山奥に住んでいる一族であるためか、海を見たことが無かったり、鬼ごっこを知らなかったりと世間知らずな一面がある。
その容姿から12~3歳ぐらいだが、堂々と飲酒している。外見はロリながら、見た目ファンタジーな格好をしているため、カズフサは珍しく萌えなかった。パジャマ姿にさせて「兄と妹」の設定でカズフサはようやく萌えまくって暴走、「ヨシエ」と名付けて泣きながら抱きついた。
たまたまサバイバルゲームをしていたカズフサ、ラブやん、みのっち、天使長、永世名人らを見て、カズフサが天使たちから厚遇されていると勘違いし、カズフサに興味を持つ。ただその後こっそり跡をつけてカズフサの部屋の押し入れで身を潜めているところをラブやんに見つかり、強制ラブ時空送りとされる。
二度と人間界に姿を現す気が起きなくなるくらいに罰を与えられていたその最中、永世名人を人質?に取りラブ時空から脱出に成功。ラブやんに復讐すべく、再びカズフサたちの住む街に姿を現すようになる。それからホームレス状態でゴミ捨て場にて残飯を漁っていたところ、デーボと出会い意気投合。ゴミ捨て場でデーボと一緒に寝ているところを偶然ヒデヒコに見つかり、暫くヒデヒコの家に居候するようになる。最近ではラブやん達とも馴染んでしまい、すっかり初心を忘れているばかりかラブやんに頼まれてカップルの破談を請け負うような状態に。

[編集] その他(人間界の人物)

崇山 庵子(すうざん あんこ)
カズフサの幼馴染。カズフサの隣の家に住んでいて、小中高とずっと一緒だった。気が強く、怒るとすぐに手が出る少々荒っぽい女性だが、異性関係のことになると、いじらしい一面を見せることも。幼い頃はカズフサともイイカンジな関係だったが、オタク街道まっしぐらのカズフサに辟易し出してからはカズフサをイジメの対象にするようになった(ただ、立ったフラグは未だに倒してはいないらしい)。だが、ラブやんとのトレーニングを通して人間的にやや成長した最近のカズフサには、まんざらではない様子……だったが、そのカズフサに雰囲気が似ている職場の後輩・谷口といい仲になり、最終的に谷口のプロポーズを受けて結婚した。巨乳。
名前の元ネタはアメリカ女優歌手スーザン・アントン(もしくは宮下あきらの漫画『激!!極虎一家』の登場人物、枢斬暗屯子からという可能性もある)。ちなみに職場は同人専門の印刷屋。
大森 静江(おおもり しずえ)
カズフサの母親。見た目若く、カズフサは20歳の時の子供(カズフサが30手前の時、母親のことを「50手前」と言っている)。怒るとその爆発力は凄まじく、逃げるカズフサに追いつくくらいの俊足ぶりを発揮し、また実の息子に対し大人の女性の魅力を教え込もうと「お母ーーーさんでヌきなさーーーいッ!!!」と暴走しラブやん達を大いに引かせた。
当初はカズフサのダメっぷりに泣かされていた幸薄な母親だったが、ラブやんを女友達と誤解し、カズフサとくっつけて、カズフサに仕事をさせる気にしようと目論む。また、永世名人が担当だった時期はラブやんの家族かと思って我慢していた。最近はテレビで特集されていた『30代ニートが危ない!!』という番組を見て、正にそのものである実の息子に危機感を覚えたため、近所の「田口荘」の部屋を借りて強制的にカズフサ(とラブやん)を住まわせている。
ジャモジさんや近所の人たちとのつきあいを通じて、最近はカズフサを放任気味。単身赴任の夫をよそに、時々ジャモジさんと火遊びっぽい関係になるも、それを察知した夫が頻繁に家に戻ってきたり、カズフサが天使長にお願いして赤い糸を切ったりしたおかげで、無事何事もなく元の鞘に戻っている。
谷口
庵子が勤める印刷会社の後輩。超ドMで、夢は庵子と豊かな家庭を築きお仕置きで犬小屋に住まわされることと言い張る。社会人なだけのダメ人間で、仕事の方も有能とは言えない。庵子に惚れていて、不器用ながらも半年間会社帰りに主に居酒屋でデート(?)を重ねるなどアプローチを続けた結果、見事庵子と結ばれゴールイン。
カズフサの祖父
名前は不明。カズフサの父方の祖父。田舎で一人暮らし。カズフサに負けず劣らずのロリで、孫娘と一緒におフロに入るのが夢だった…が、生まれてきた孫が男だったことから暴走し、20年以上前に若い娘に手を出してしまう。それを知った妻(カズフサの祖母)に愛想をつかされ離婚。ただその経緯は幼い頃のカズフサにはかなりキツすぎたため、カズフサはこれまで「祖母は既に他界した」と聞かされていた。
その話から祖母が生きていると知ったカズフサは、ラブやんを連れて両親とともに田舎の祖父に会いに行った帰りに、初めて祖母に会った(祖父とは元々幼馴染で、今でも近所に住んでいるが、作中では登場していない)。
カズフサの父
やはり名前は不明。単身赴任中。カズフサの外見・行動パターンはどうやら父に似たようだ(ロリ趣味は祖父ゆずりの模様)。
関西囲炉裏の会会長
小さな女の子が大好きな大きなお友達が一同に集まって情報交換、交流、体験談の発表をする会、それが「関西囲炉裏の会」。表向きは「日本家屋について語り合う会」となっている。会員は会場に到着後、一応は正体・身分がすぐに分からないよう、初期のKKKが被っていたような、目元がくりぬかれ額に会員番号が書かれた頭巾を被って会に参加する。
会長だけに、会員番号1番。年齢は40歳(カズフサより10歳上)だが、普段何をしているのかは当然不明。
囲炉裏の会自体は、ラブやんのキューピッドの矢により会員同士が仲良くなってしまったため壊滅する。ただその生き残りが水面下で力を蓄え、ついに「関西ゴスロリの会」として復活。その間会長本人は徹底的に体を鍛え上げ、以前とは違いマッチョなボディに生まれ変わった。しかし会長自身、天使長から「ありがとう、お兄ちゃん」と声をかけられたことで自己満足してしまい、関西ゴスロリの会自体も自然消滅気味に。
今ではカズフサらとともに、登下校時の小学生の安全を確保する「ショッキンググリーン」の活動(横断歩道で交通整理したりしている)を素顔でしている(作中でついにその素顔を晒した)。
西中島 三郎(にしなかじま さぶろう)
通称「サブ」。小学6年生で逆上がりができない少年だったが、カズフサとラブやんの指導で見事に立ち直る。萌とは同じ小学校で、中学からは同級生。当初は純真な少年だったが、中学に入ってからはオタク街道への一歩を確実に踏み出した……かのように思われたが、萌とくっついたことでなんとか事なきを得た模様。でも、周りから見れば結局は間違った方向に進んでいるようである。
天堂 よね(てんどう よね)
「業界」で長老と呼ばれている、生涯現役ロリータとうたわれる伝説的女性。実年齢64歳。セーラー服にもんぺという昔の女学生のような格好をしている。少しの化粧直しで、40代の女性をカズフサをも唸らせるロリ少女に変身させるどころか、本人は「気の力」でロリ少女に変身できるほどの恐るべき人物。小学校テーマパーク「ノスタルジックパーク」の設立者まさるの幼馴染。彼も気の力で少年に変身することができる。彼らの郷里では、これが当たり前だったらしい。
大家さん
カズフサ、ラブやん、権造さんが住むアパート「田口荘」に住んでいる、大家兼管理人さん。眼鏡をかけている。年齢は不明だが、見た目はオバサンではない。庭で「早遅漏(そうちろう)」という名の、一刻館の庭で飼われていた『あの犬』によく似た犬を飼っている。
本名は不明だが、表札に「男・美・子」という漢字それぞれの下半分が描かれているシーンがある。
カズフサが住む部屋で20年近く前に死んだという、10歳くらいの女の子の姿をした成仏できない幽霊が出ることを知りつつ涼しい顔して部屋を貸しており(その分家賃は安くしているようだが)、結構腹黒い面も見せる。
ヤエ
俗称「マチュピチュの娘」。元々は第38話(単行本第6巻)「フローリング」に1回きりの登場でモブキャラに近い存在であったが、時を経て、作中で2年ぶりに登場。現在は大学生
実家はヤクザの組事務所。父は背中にマチュピチュ刺青を入れている組長で、娘に近寄る若い男に対しては容赦なくお尻にカラーコーンを根元まで突き刺すほどのバカ親。そのためヤエ自身はこれまで同世代の男性とじっくり話をしたことがない。
姿を見せての登場は久しぶりだが、実際には「カズフサの身の回りで『まだ』彼女にできそうな可能性が残っている女性」“唯一の”候補として何回か挙げられている。ただこの時点では名前が分からなかったため、とりあえず「マチュピチュの娘」と呼ばれていた。
時を経て、近所の公園で偶然に再会。カズフサを見て即、2年前に川で溺れていた父を助けた恩人であることを思い出す。その時そばにいたラブやんのラブセンサーが反応したことから、「カズフサにラブってる」ことが判明。カズフサはヤエがストライクゾーンから外れていることや、自身もカラーコーン被害に遭いたくないこともあって、「好みは違法に若いの」と断言したり「うんこは飲み物」とスカトロ趣味(ウソ)を曝け出してかかわりを持たないように仕向けたが、ヤエ自身はめげずにカズフサとより親しくなろうと”色々”努力している様子。

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