ラハール

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ガルングン山のラハール(1982年)
サンティアギート英語版の熱泥流(1989年)
ネバドデルルイス火山のラハール(1985年)

ラハールインドネシア語: lahar)とは、火山砕屑物が水により流動性を持ち重力に引かれ流動する現象で、水と共に山の斜面を流れ下る現象である。火山泥流(かざんでいりゅう、: volcanic mud flow)と同義語として扱われているが、言葉の定義は年代や研究分野により変化をしており定まっていない[1]1919年インドネシアケルート山の噴火で初めて科学的に調査され、現地語から命名された。

解説[編集]

火山噴火により直接的に引き起こされる様式と、雨などにより2次的に誘発される2種類の発生様式がある。

直接的に引き起こされる場合は、火山の山頂部が積雪氷河に覆われていた時に噴火が起こり、その高熱によって雪や氷が融解した際や、火口湖が水で満たされている時などに発生する。大量の水分を含んでいる為に流下スピードは極めて速く、時速100kmを超えることもある。

雨などにより2次的に引き起こされる場合、火山灰が山体周辺に降り積もった後に豪雨などにより流下する場合(1953年の阿蘇山1984年の御嶽山2013年の伊豆大島[2]ほか事例多数)もラハールと呼ぶ(日本では土石流と呼んでいる)。

歴史に残る事例[編集]

文学[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 西本晴男「火山地域における火山泥流,泥流,土石流の表現方法に関する考察」、『砂防学会誌』第63巻第2号、2010年、 26-37頁、 doi:10.11475/sabo.63.2_26
  2. ^ 山元孝広、川辺禎久「伊豆大島2013年ラハールの堆積学的特徴:ラハール堆積物の粒度組成による分類」、『地質学雑誌』第120巻第7号、日本地質学会2014年、 233-245頁、 doi:10.5575/geosoc.2014.0022
  3. ^ 紺谷和生、谷口宏充「磐梯山1888年噴火によるサージ堆積物と被災記録」、『東北アジア研究』第8号、東北大学東北アジア研究センター、2004年、 71-90頁、 ISSN 1343-9332hdl:10097/41091
  4. ^ 1926年十勝岳泥流災 (PDF) - 内閣府 「災害教訓の継承に関する専門調査会」
  5. ^ 火山泥流の発生・流下過程における土砂水理特性変化の実態解明 -2007年3月18日にニュ-ジ-ランド・ルアペフ火山の火口湖決壊によって発生した火山泥流の事例- (PDF) - 北海道河川財団
  6. ^ フィリピン・マヨン火山火山泥流災害調査 (PDF) - 砂防・地すべり技術センター

出典[編集]

外部リンク[編集]

関連項目[編集]