ラテ・アート

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エッチングで描かれたアートの一例。ネコの目や耳などが針で描かれている

ラテ・アートまたはコーヒー・アートは、バリスタによりエスプレッソを基本とする飲み物の上で作られたデザインをさす。

こうしたデザインは通常2種類の方法で作られ、時にそれらの組み合わせが用いられる場合もある。 第1の方法は、水差し(ミルク・ピッチャー)から出るミルクの流れを操ってエスプレッソに入れるものである(フリーポア(free pour)・ラテ・アートとして知られる)。このフリーポアによる一般的なデザインには、バラ飾りや葉、ハートの絵が含まれる。

第2の方法は、温度計(表示盤とは反対側の針先端部分)や型版やパウダー、ミルクの泡など、他の用具を使用して作るラテ・アートである(こちらは「エッチング」として知られる)。温度計針は書道での筆の様に使う(黒色のエスプレッソ抽出液を少しだけ付着させ、書道での墨汁の様に使う)。

カプチーノやカフェ・モカ、エスプレッソ・マキアートの表現の一部であるにもかかわらず、ラテ・アートの多くは通常、泡を作るそのミルクの割合からカフェ・ラッテによく見られる。エスプレッソをベースとした高品質の飲み物の人気が上昇するにつれ、ラテ・アートの装飾技術もまた進歩していった。

大会[編集]

ラテ・アートやカップの中の芸術的な表現への人気が高まり、世界中で専門家(バリスタ)達がそのラテ・アートの腕を競う大会が行われ始めた。ラテ・アートの大会やバリスタ達の討議において、ラテ・アートの専門家達にはいかに目を引くアートを用いて飲み物を完成させるかを考慮する前に、エスプレッソや蒸したミルクの、品質を第一に考えることが奨励されている。

日本人では、2008年シアトルで開催された「フリーポア ラテアート ワールドチャンピオン 2008・シアトル」にて、澤田洋史が同大会ではアジア人初となる優勝をしたほか、2010年6月23日には、ロンドンで開かれた世界ラテ・アート選手権(World Latte Art Championship)においても、村山春奈が同大会では日本人初となる優勝を飾っている。

2013年には、京都市の小川コーヒー社員・吉川寿子が優勝した。

関連項目[編集]