ラクシュマナ級コルベット

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ラクシュマナ級コルベット
LaksamanaTunAmin.jpg
艦級概観
種別 コルベット
艦名 {{{艦名}}}
建造者
運用者  マレーシア海軍
建造期間
就役期間 1997年 -
同型艦 4隻
前級
次級
主要諸元
排水量 満載: 675トン
全長 62.3 メートル (204 ft)
全幅 9.3メートル (31 ft)
吃水 2.8メートル (9.2 ft)
深さ {{{深さ}}}
機関 MTU 20V-956TB92 ディーゼルエンジン×4基, 4軸推進(20,400 bhp/15,200 kW)
機関出力 {{{機関出力}}}
電力 {{{電力}}}
速力 36 ノット (67 km/h)
燃料 {{{燃料}}}
航続距離 2,300 海里 (4,300 km) / 18kt
潜航深度 {{{潜航深度}}}
乗員 56名
搭載量 {{{搭載量}}}
装甲 {{{装甲}}}
兵装 76mm単装速射砲×1基
40mm連装機関砲×1基
アルバトロスPDMS 4連装発射機×1基
オトマート Mk.2 SSM×6基
ILAS-3 3連装短魚雷発射管×2基
搭載機 {{{艦載機}}}
搭載総数 {{{総艦載機数}}}
搭載艇
C4ISTAR IPN-S戦術情報処理装置リンク Y
レーダー RAN-12 低空警戒/対水上
ケルビン・ヒューズ 1007型航法
RTN-10X射撃指揮×2
ソナー ASO 94-41 船底装備
電子戦
対抗手段
INS-3 ESM装置
TQN-2 ECM装置
特殊装備
その他 {{{その他}}}

ラクシュマナ級コルベット英語: Laksamana class corvette)は、マレーシア海軍が運用するコルベットの艦級。イタリアフィンカンティエリ社の開発したフィンカンティエリ550型コルベット・シリーズに属する。

概要[編集]

本級は、元来、イラク海軍のアサド級コルベットとして開発され、1991年までに6隻が建造されたものであった。しかし、イラクのクウェート侵攻に伴う禁輸措置により、イタリア政府はイラクへの全ての兵器の輸出を差し止める決定を下し、これによって、6隻のコルベットは引き取り先を失うことになった。

1995年10月、マレーシア政府は、フィンカンティエリ社より2隻のミサイル・コルベットを購入する契約を締結し、1997年にはさらに2隻の追加契約も成立した。これらの艦は、マレーシア海軍の要請に従った改正を受けたうえで、1997年より順次に就役を開始した。

本級は、700トン未満という小型艦でありながら、中口径砲、個艦防空ミサイル艦対艦ミサイル短魚雷発射管と、対空・対潜・対水上にバランスの取れた兵装を搭載し、また、戦術情報処理装置を中核としてこれらをシステム構築している。戦術情報処理装置としては、最初の2隻はイタリア・セレニア社製のIPN-10を搭載したが、続く2隻では改良型のIPN-Sが搭載されたほか、最初の2隻についても、のちにIPN-Sに換装された。IPNシリーズはイタリア海軍がSADOCとして採用しているものの輸出型であり、IPN-10はSADOC-2、IPN-SはSADOC-3に相当する。また、戦術データ・リンクとしてはリンク Yに対応するが、これはマレーシア海軍において標準的な規格である。なお、戦術情報処理装置を含めた装備のほとんどはイタリア製のものによって占められている。

同型艦[編集]

艦名, 番号(マレーシア海軍) 艦名, 番号(イラク海軍) 進水 就役
ラクシュマナ・ハン・ナディム
(Laksamana Hang Nadim), F134
カリド・イブン・アビ・ワリド
(Khalid ibn al Walid), F216
1983年7月5日 1997年7月28日
ラクシュマナ・トゥン・アブドゥル・ジャミル
(Laksamana Tun Abdul Jamil), F135
サード・イブン・アビ・ワッカード
(Saad ibn abi Wakkad), F218
1983年12月30日 1997年7月28日
ラクシュマナ・モハメド・アミン
(Laksamana Muhammed Amin), F136
アブドラ・イブン・アビ・セラ
(Abdullah ibn Abi Serh), F214
1983年7月5日 1999年7月
ラクシュマナ・タン・プスマー
(Laksamana Tan Pusmah), F137
サラー・アルディン・アユービ
(Salah Aldin Ayoobi), F220
1984年3月30日 1999年7月

フィンカンティエリ550型コルベット[編集]

フィンカンティエリ550型コルベット・シリーズは、イタリアフィンカンティエリ社によって開発されたコルベットのシリーズである。1975年に発表され、各国で採用されている。

船体は平甲板船型を採用しており、隔壁によって10個に区画されていて、3区画までの浸水に耐えることができる。上部構造物前方の前甲板にはオート・メラーラ 76 mm 砲が標準装備とされている。一方、船体後方の装備は顧客によって異なっている。本型では、上部構造物後部にPDMS、その後方に40mm機関砲、後甲板に艦対艦ミサイルを搭載しているが、機関砲と対艦ミサイルの装備位置が逆転している場合も多く、またエクアドル海軍向けのモデル(エスメラルダス級)ではヘリコプター甲板が設置されている。

リビア海軍の「アサド・アル・タジール」。 エクアドル海軍の「エスメラルダス」。
リビア海軍の「アサド・アル・タジール」。
エクアドル海軍の「エスメラルダス」。

採用国[編集]

 エクアドル海軍
 リビア海軍
  • ワディ・ムラク級コルベット
 マレーシア海軍
  • ラクシュマナ級コルベット


参考文献[編集]

関連項目[編集]