ライジングインパクト

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ライジングインパクト
ジャンル スポーツ漫画ゴルフ漫画
漫画:ライジングインパクト
作者 鈴木央
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表期間 1998年52号 - 2002年12号
巻数 全17巻
テンプレート - ノート

ライジングインパクト』は、週刊少年ジャンプで連載されていた鈴木央少年漫画作品である。

概要[編集]

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『週刊少年ジャンプ』1998年52号 - 1999年15号・1999年27号 - 2002年12号まで連載。1999年3月に一度打ち切りの形で連載終了となったが、終了後の反響が大きかったことから、3ヵ月後にストーリーをそのまま引き継いで再連載を開始。2002年まで、最初の連載から数えて足掛け4年間連載が続いた。週刊少年ジャンプにおいて、短期連載の終了後に通常連載に昇格した例(『アウターゾーン』など)、打ち切り作品の設定を多少変えて再連載した例(『BØY』など)は他にもあるが、打ち切り作品の「完全な続編」が再連載されたのは本作ただひとつである。最終的には長く続いた再連載も再度の打ち切りという中途半端な形で終わり、『赤マルジャンプ』2002年春号に完結編となる読切が掲載された。

2007年より文庫本が、2008年よりペーパーバックコンビニ向けコミックス)が出版されている。

物語[編集]

小学生の主人公ガウェインがゴルフにのめり込み、最初のライバル・ランスロットと共に世界の強豪たちと競い合い、上達していく話。中盤からは「ギフト」(天才的な才能)という言葉がキーワードになる。

尚、一部登場人物や団体の名前には『アーサー王伝説』に纏わる人物や事柄が付けられている。

登場人物[編集]

キャメロット学院[編集]

世界的なゴルフの名門校。生徒には学年とは別にA〜Cクラスまでの格付けがある。Aクラスは外部の公式な大会に出場でき、Bクラスは外部の非公式の大会に出場できるが、最低のCクラスは外部の大会への出場が許されない。また、Cクラスからのランクダウンは退学を意味する。
英国校、米国校、日本校の3つがあり、英国校が最もレベルが高い。過去10回行われたキャメロット杯では英国校が8回(米国校2回、日本校0回)優勝しており、キャメロット杯の開催地は前回の優勝校になるため、そのほとんどが英国校で開催されている。教員の報酬などはキャメロット杯での結果と直結しており、結果を出せていない日本校では他校と比べてかなり低いとのこと。
基本的には大会での優勝経験など数々の受賞歴があることが入学の条件になるようだが、才能を見込まれて入学するケースもある(中には裏口入学や受賞歴を詐称して受験するケースも存在する)。在籍生徒数は英国校が最も多く、日本校が最も少ないが、全校合わせても100人に満たず、入学できるのは受験者全体の1%にも満たない。何歳から入学可能なのかは不明だが、日本校では小学4年生(入学当時)のガウェインが最年少。生徒の国籍は各校とも現地出身者が比較的多いが、世界中から集まっている(ただし大部分は白人で欧米出身者がほとんどと思われる)。

日本校[編集]

小等部[編集]
ガウェイン・七海(-ななうみ)
キャメロット学院日本校に在籍(ランク外→Cクラス)。福島生まれで方言丸出しの底抜けに陽気なハーフ。小学4年生。飛ばし屋に憧れており、プロ野球選手になってホームラン王になるのが夢だった。女子プロゴルファーの西野霧亜と出会ったことでゴルフを知り、野球を遥かに上回るその飛距離に魅せられる。
ボールとクラブの真芯に光が見え、450ヤード前後という信じられない飛距離を出せるギフト「ライジングインパクト(太陽の光跡)」の持ち主。また、ライジングインパクトを使いつつバックスピンをかけると、着地後にグリーンを抉りながら数バウンドするほどすごい勢いでバックする爆発(エクスプロージョン)スピン」となる。このため、ある程度はラインを無視してカップを狙うことができる。だがその半面コントロールは悪く、ほぼストレートしか打つことが出来ない。その出生は1ラウンドを最高21アンダーという驚異のスコアで回る天才ゴルファー、ウーゼル・フェニックスとクラブ職人である七海大造の娘、七海笑子との間にできた子。生まれてすぐ母の笑子が亡くなり、以後祖父の大造の手で育てられた。キャメロット杯個人戦11Hでパーシバルの打球を頭に受けた際のショックで能力が一時的に覚醒し、スコアを大きくリカバーした。覚醒時には瞳がウーゼルのように光彩を無くし、攻撃的なプレイをするようになる。作中ではこの覚醒状態を「ガウェイン・フェニックス」と呼ぶ。似顔絵が非常に上手で、単行本のおまけ漫画内では母・笑子が画家であったためと説明されている(絵の才能は遺伝よりも環境や個人の努力によるものが大きく、この説明には疑問がある)。
数年後には世界ランキング1位のアスリートゴルファーとなる。霧亜と結婚し、一男を儲けている。
週刊少年チャンピオンで連載していた「ちぐはぐラバーズ」では、アヴァロン学院所属のバリンというキャラの叔父(正確には叔父ではなく従叔父)として登場している。このバリンに福島弁を教えたのはガウェインの模様。
  • 平均ドライバー飛距離 440Y
  • 平均パット数 1.9
  • ベストスコア -20(-8)
リーベル・リングヴォルド
キャメロット学院日本校に在籍。日・米・英校の中でもトップクラスの実力の持ち主でAクラス。不得意クラブ、ショットがこれといってないオールラウンダー。また、ボールコントロールが絶妙でさまざまな試合で優秀な成績を残す。環大西洋Jr.杯ではクエスター・フェニックス(米校)に10打差で優勝。キャメロット杯でも5位。温厚でおとなしく、少々頼りない所もあるが、芯は強い。
講師であるアリアに淡い思いを抱いており、彼女の前ではいいところを見せようとして力んでしまうという弱点があった。後に同じ日本校のプラタリッサ・ボネールと結婚する。プラタリッサの姉であるスフィーダは、妻姉に当たる。
イギリス出身で、イギリスでは祖母と2人で暮らしていたが、両親の存在については不明。本人曰く一人っ子。
かつて大会で、本来ならワンペナルティになる場面があったが、祖母を喜ばしたいという思いとワンペナルティを報告すれば優勝できないという葛藤の末に報告しなかったことがあった。大会では優勝したものの、報告をしなかったことや祖母を裏切ったことへの自責の念で、自分には勝つ資格が無いと以後はわざと負け続けていた。その後、ガウェインとアリアによって目を覚まさせられ全力でゴルフをするようになった。
ガウェインと髪型が同じで似ており、クェスターに当初、「兄弟」と思われていた。成長後のガウェインは背が伸びた事で遠目からでは彼にそっくりである。
  • 平均ドライバー飛距離 320Y
  • 平均パット数 1.6
  • ベストスコア -8
小泉 祐美子(こいずみ ゆみこ)
キャメロット学院日本校に在籍(Bクラス)。ガウェイン、ランスロットと最初に戦った強敵でアイアンの名手。さらに公式試合の女子Jr.チャンプである。公式試合にはAクラスに上がった時に出場したが、その直後にBクラスに落ちた。出てきた当初は強烈なバックスピンなどでかなり手ごわい相手だったが、その後大幅なレベルアップはせずキャメロット校の中では平均的なキャラになった。活発でサバけており、日本校ではかなりお調子者なキャラの一人である。ランスロットにぞっこんであったが、ランスロットの何気ない一言から熱が冷める。その後は女子のプロゴルファーになった。
登場当初はゴルフに対して熱心な性格だったが、次第にゴルフに対する熱意が薄れて言動も軽薄になっていく。クェスターやトリスタンといった男性陣を値踏みしたり、他人の真剣な気持ちを「子供」,「勘違い」と表したりといった言動を繰り返す様になる。想い人への愛情を一途に何年も持ち続けて実らせたプラタリッサやブリジットと対照的なキャラクターとなってしまった。
家族は兄が登場しているが、兄への関心は薄いようである。
  • 平均ドライバー飛距離 195Y
  • 平均パット数 2.1
  • ベストスコア -1
ライザー・ホプキンス
キャメロット学院日本校に在籍。万年Cクラスの落ちこぼれで、得意クラブはドライバー。ガウェインがキャメロット校に編入したときに最初にからんだ人物で、ドラコン勝負を持ちかけたものの、あえなく敗戦。しかし、これがきっかけでゴルフの楽しさを思い出し、ガウェインと打ち解ける。キャメロット杯の最後の椅子をかけてガウェイン、金園と勝負するが、プレッシャーからイージーパットをはずし、キャメロット杯には行けなかった。その後、Bクラスに上がり、試合に出るもメンタル面の弱さから六条にはめられ、自信を喪失しグラール・キングダムに寝返った。
数年後練習を重ねプロゴルファーになる。ガウェインと互角以上の実力を身につけている様子が伺える。
アメリカ出身で、家族は父親が登場している。
  • 平均ドライバー飛距離 270Y
  • 平均パット数 2.3
  • ベストスコア +1
李 王煉(り おうれん)
キャメロット校日本校に在籍。得意クラブ、ショットなど不明だが、自然の力を読んだり借りたりするギフトとはまた異なる第六感を持つプレイヤー。ドライバーのヘッドにチタンではなく、パーシモン(柿の木)を用いる。
主に堅実なパープレーを目指すプレイヤーだが、キャメロット杯個人の部ではランスロットを抑え、トリスタンに次ぐ-13の2位。実はグラール・キングダムのスパイであり、キャメロット校の実力を測っていた。キャメロット杯終了後にキャメロット校を辞め、グラール・キングダムへ戻る。後に、キャメロット学院とグラール・キングダムが合併した「アヴァロン学院」の講師(直属の気功師)になる。
中国出身で、英国校の光鈴は姉になる。
  • 平均ドライバー飛距離 245Y
  • 平均パット数 2.0
  • ベストスコア -13
プラタリッサ・ボネール
キャメロット校日本校に在籍。姉・スフィーダと一緒にキャメロット校英国校を受けたが、プラタリッサだけが不合格だったため、日本校に行くことになった。また、このことがきっかけで姉との仲が悪くなる。渡日する時に「帰宅するためにはキャメロット杯で姉と同じかそれ以上のスコアを出すこと」という条件を両親から与えられたため、日本校では全員を敵視し、無理をして冷徹かつ達観したような態度をとる。キャメロット杯では姉と同じスコアを出すことができなかったが、アイスらの協力もあって和解。その後は本来の明るく穏やかな性格とプレースタイルを取り戻した。古梨カントリーJr.杯では祐美子より良いスコアを出し優勝。
数年後同じ日本校のリーベル・リングヴォルドと結婚する。リーベル以外の男子生徒では王煉を「話しやすい人」と親しみを持っていた。
作中では祐美子がイタリアあたりのお嬢と言っていたが、実際はフィンランド出身。かなりのシスコン。
  • 平均ドライバー飛距離 210Y
  • 平均パット数 2.3
  • ベストスコア -4
中等部[編集]
ランスロット・ノーマン
パターの天才。ガウェインの親友でもあり、生涯のライバルでもある優男。かなりの女顔で、初対面の人間には女性と間違われることも少なくない。パッティングのラインが光り輝いて見えるギフト・「シャイニングロード(月の導き)」の持ち主。グリーン上はもとより、最長70ヤードのパットでも1打で沈める。
ガウェインにゴルフの教義を教える。キャメロット杯の個人戦ではトリスタンの圧倒的なプレイにプライドが砕けるも、覚醒したガウェインに叱咤激励され復活。数年後には大きな課題であったパワー不足も補い、世界ランキング2位の実力者となる。西野胡桃と結婚し、一女をもうける。物静かに見えるが実際はマイペースな性格。キャメロット杯の選抜試験後に入学するも、出場権を譲ってほしいと無理を言い、ランスロットと同様パターを得意とする黒峰とのパッティング勝負で勝利し出場権を得る。しかし、キャメロット杯では個人戦の結果が振るわず、帰国後には他の中等部の生徒との溝を広げる結果となってしまった。
イギリス出身。あまり感情を表に出さない性格だが、姉の前では普段から笑顔を見せているらしく、霧亜からシスコン呼ばわりされるも本人はそれの何が悪いのかと開き直っている。
  • 平均ドライバー飛距離 230Y
  • 平均パット数 1.0
  • ベストスコア -10
東堂院 戒(とうどういん かい)
キャメロット日本校のAクラスのプレイヤー。55インチの長尺ドライバーを扱い、400ヤード飛ばすことが出来る。キャメロット杯後さらに飛距離を伸ばすが、ドラコン大会で80インチのドライバーを使用し、腱を切ってしまい二度とゴルフを出来ない身体になる。その後はクラブ職人になり、幼馴染の黒峰と結婚。一男をもうける。常人とはかけ離れた服のセンスを持っており、劇中でも多くのキャラクターに指摘されている。強面で少々短気だが人情に厚い熱血漢。かなりの努力家だが、マラソンは苦手らしく朝のマラソンはサボっている。「Ultra Red」では、同姓の柔道選手が登場している。
  • 平均ドライバー飛距離 315Y
  • 平均パット数 1.7
  • ベストスコア -7
黒峰 美花(くろみね みか)
パターの才能に長けている。東堂院とは幼馴染の間柄。ランスロットとは違う蛇のようなパッティングラインを見ることが出来るギフトを持つ。キャメロット杯に出られるはずだったが、編入したランスロットとパットの勝負をし、敗退。キャメロット杯の出場権をランスロットに譲る。須賀川とは在籍時期が被っていないことからキャメロット学院には中学から入ったらしい。まるで幽霊のごとく恐ろしい威圧感を放っている(作中でも『リング』の貞子のような表現が何度もされている)が、真面目で芯の強い美人であり、須賀川、金園などから好意を寄せられている。数年後、東堂院と結婚する。霧亜のファンで、霧亜の毒蛇のような執念深いプレイに共感している。モデルは当時原作者鈴木央のアシスタントをしていた黒峰さん(仮)、現鈴木夫人である。
  • 平均ドライバー飛距離 220Y
  • 平均パット数 1.2
  • ベストスコア -4
ハーシィ・エポア
中学生とは思えないくらい小柄で舌足らずな喋り方をする。30Y内のアプローチならチップイン率70%というプレイヤー。アプローチ技術はすごいが、身体が小さいせいか飛距離があまりないため、スコアは±0が最高。格下の相手にはでかい態度をとる。先輩であるはずの荒井に対しても何故か態度がでかいが、東堂院と黒峰のことは尊敬しており、特に黒峰を強く尊敬している。金の力で入学した金園が許せず、影でいびっていた。作者の次回作である「Ultra Red」では、成長した姿でリポーターとして登場していた。
  • 平均ドライバー飛距離 160Y
  • 平均パット数 2.4
  • ベストスコア ±0
荒井 大地(あらい だいち)
身体がでかく、ミート率、コントロールはかなりいいが、いまいち特徴のないプレイヤー。第一人称が「わし」など、見た目だけでなく中身もおっさんくさい。ハーシィ同様金園をいびっていた。それ以外にも大きな体に似合わず卑屈な一面を見せる。「Ultra Red」では、記者となって登場していた。
  • 平均ドライバー飛距離 265Y
  • 平均パット数 2.0
  • ベストスコア -2
金園 秀美(かなぞの ひでみ)
父がキャメロット校のスポンサーであり、そのコネで入学。プロゴルファーになれなかった父の夢を息子に叶えて欲しいからと入学させられたので、才能も無ければ努力する根性もなかった。そのため、改造クラブを使用するなどの卑怯な手を使ってプレイする。しかし、キャメロット杯出場権を賭けたガウェイン・ライザーとの試合でインチキがバレて、さらに東堂院に一喝されたことで少し改心する。ただし、裏口入学とは言えキャメロット学院ではCクラスでのランクダウンは退学を意味するため、卑怯な手を使っていたとしても在籍していられる程度の実力はあるようである。数年後はゴルフを辞め、どういうわけかお笑い芸人に。
  • 平均ドライバー飛距離 180Y
  • 平均パット数 3.0
  • ベストスコア ???
教員[編集]
アリア・セイフォート
キャメロット日本校の教員。元女子プロゴルファー。19歳でキャメロットの創始者の一人であるレインと結婚し、一女をもうけるが、のちに離婚。プロ時代はカジェリ・ノーマンとも試合をしたことがあるらしい。一見すると冷徹そうな印象を受けるが、非常に生徒思いでドルファが生徒達を侮辱するような発言をした時は激怒した。
  • 平均ドライバー飛距離 255Y
  • 平均パット数 1.5
  • ベストスコア -8
ドルファ・ベントレー
キャメロット日本校の教員。髭面で性格の悪そうな中年男性。やたらと自信家だが、日本校の生徒を「英国校にも米国校にも入れなかった落ちこぼれ」とさえ言い、信頼していない上に日本校の教員の給料が低いのに文句を言っている。だが、米国校のティムには「去年のキャメロット杯で日本校の成績が悪かったのはドルファの指導が悪いせいだ」と評されており、指導者としてキャメロット全体で低く評価されているのが解り、上記の発言は己の責任を棚上げした責任転嫁であるのが窺われる。
  • 平均ドライバー飛距離 295Y
  • 平均パット数 1.8
  • ベストスコア -5
片瀬 瞳(かたせ ひとみ)
元プロゴルファーで、全英オープンに出場経験もある。女性のような名前だが、男性。いずれも5位以内という好成績をとるが、ぎっくり腰を原因にプロを引退。若手育成のため、ゴルフの指導員になり、キャメロット日本校で指導する。一見すると冴えないサラリーマンといった風貌だが、人を見る目は確かで、ワンショット見ただけで相手の苦手としていることや改善点を把握できる。また、前述のような風貌なので当初は生徒たちからはイマイチ信用されていなかったが、傘で打ったゴルフボールを遠くにある空き缶に当てるという離れ業を披露し、一気に信用を得る。
  • 平均ドライバー飛距離 260Y
  • 平均パット数 1.5
  • ベストスコア -9

米国校[編集]

クエスター・フェニックス
米国校のトッププレイヤーにして、キャメロット杯米国代表の一人。ガウェインと同じ「ライジングインパクト」のギフトを持つが、ガウェインとは若干の違いがある模様。かつて環大西洋Jr.杯でリーベルと対戦した経験があり、その時は10打差で完敗。飛距離では負けなしだったが、キャメロット杯の団体戦でガウェインに飛距離で負け、自信を喪失するもその後ガウェインに叱咤され、復活をとげる。キャメロット杯後、父・アーサー・フェニックスが立ち上げたグラール・キングダムの指揮をとる。数年後プロゴルファーになり、同校のブリジットとの間に一子をもうけている。ウーゼルとアーサーは兄弟であり、クエスターとガウェインは従兄弟の関係。
週刊少年チャンピオンで連載していた「ちぐはぐラバーズ」では、アヴァロン学院の剣道部員として彼の息子「バリン」が登場している。最終巻の加筆で描かれた子供がバリンかどうかは不明。
  • 平均ドライバー飛距離 410Y
  • 平均バット数 1.8
  • ベストスコア -9
ビルフォード・クーパー
Jr.界の重鎮。米国校のトッププレイヤーで、リーダー的存在。キャメロット杯米国代表の一人。アイアンでのアプローチが得意。英国校のトリスタンには一歩及ばないものの、キャメロット全校でもトップクラスの実力を持っている。同校のクエスターのためにグラール・キングダムに編入する。後に「アヴァロン学院」の理事長になる。話が進むにつれて人格者的なキャラになっていったが、初登場時は日本校をおまけ呼ばわりするなど人格者とは言い難い性格であった。父性愛の強いタイプであり、クェスターから「理想の父親像」を見出されている。
  • 平均ドライバー飛距離 300Y
  • 平均パット数 1.5
  • ベストスコア -11
ブリジット・バーロウ
キャメロット杯米国代表の一人。早くに母を亡くし、酒癖の悪い父親と荒んだ生活を送っていた。ゴルフを始める前はスラムヤンキーで、短気で口が悪い。キャメロット杯のため渡英した祐美子とはツアー中常に衝突していた。元はヤンキーだったためゴルフ経験はなかったが、大会受賞歴を偽装すると共にグラール・キングダムで猛練習を重ね、キャメロット校に入学した。つまりグラールのスパイであり、入学したのはキャメロットの実力を測るため。だが、クェスターと出会ったのをヤンキーの頃であり、父親との確執が原因で人間不信に陥っていた彼に共感した事で興味を持った。数年後、クエスターと結婚して一子をもうけている。
  • 平均ドライバー飛距離 270Y
  • 平均パット数1.9
  • ベストスコア -6
レイディル・ジャンセン
キャメロット杯米国代表の一人。団体戦では、ブリジットと組み、王煉・祐美子組&光鈴・ライアン組と、個人戦では、グラールのスパイ2人(王煉と光鈴)と一緒の組になった。後に「アヴァロン学院」の講師になる。
  • 平均ドライバー飛距離 310Y
  • 平均パット数 1.7
  • ベストスコア -6
ケイト・ビッカートン
キャメロット杯米国代表の一人。レイディルと共にランスロットを潰しにかかるが、義憤に燃えるランスロットに返り討ちに遭う。個人戦では、ランスロットとトリスタンと一緒の組になる。他の2人とのあまりの実力の差に怯えてしまうが、トリスタンという人生で初めての強敵に対して調子を崩したランスロットを見かねて助力する様になり、調子を取り戻した彼と打ち解ける。それがきっかけでランスロットに恋心が芽生えた。後に「アヴァロン学院」の講師になる。
  • 平均ドライバー飛距離 235
  • 平均パット数 1.8
  • ベストスコア -5
チャールズ・リビングストン
キャメロット杯米国代表の一人。通称「チャルデブ」。個人戦では、ガウェインとパーシバルと組んだ。途中、パーシバルが放ったショットが跳ね返り、ガウェインに怪我を負わせてしまった現場を唯一目撃した人物。「ガウェイン・フェニックス」に覚醒した彼のスーパープレイに惚れ込む様になる。後に、ガウェインのキャディーになった。ガウェインの良き理解者。
  • 平均ドライバー飛距離 250Y
  • 平均パット数 1.9
  • ベストスコア -4
ジェームズ・ヒューストン
キャメロット杯米国代表の一人。色欲の強い少年で、個人戦で組んだスフィーダとプラタリッサの身体を終始いやらしく見ていた。人気投票では最下位の上に0票という悲惨な結果だった。
  • 平均ドライバー飛距離 255Y
  • 平均パット数 2
  • ベストスコア -3
教員[編集]
ティム・ロッシ
キャメロット学院の創設者の一人である米国校の教員。明るく陽気な性格で、独身である。
  • 平均ドライバー飛距離 295Y
  • 平均パット数 1.6
  • ベストスコア -7

英国校[編集]

トリスタン・リオネス
キャメロット学院イギリス校に在学。同世代のゴルファーの中でも最強。独特のフォームでアイアンを使うが、アイアンで彼の右に出る者はいない。風を読んだり感じるのではなく見ることが出来るギフト・「フォーリングスター(風の流星群)」の持ち主。カップまで120ヤードの距離なら確実に1打で決める。キャメロット杯個人戦18Hでは160Yからチップインを決めた。
裕福ではない家庭に育ち、父親は息子をゴルファーに育てるための資金を捻出するためいくつもの仕事をこなしていたが、過労でこの世を去る。それが逆にトリスタンの執念とも言える力の糧となり、世界の頂点に立つためのゴルフを目指す原動力となっていた。そのため周囲からの反感を買っていたが、既に超人的なプレイをするトリスタンの相手にはならず、孤高といっていいゴルフをする。そこに同じようなギフトを持つガウェインやランスロットと出会い、初めて真剣勝負をすることの楽しみを覚える。
その後世界相手にあっという間にトッププレイヤーに上り詰めるが、イゾルデという少女のために廃業し、ゴルフ界から去る。
身長185cmの美少年だが、上述の父親を捨てた母親に対する不快感から自身の容姿に不快感を持っている様である。ちなみに作中で登場した父親とは血の繋がりが無く、離婚の際に自らの意思で母親と勘当している。
  • 平均ドライバー飛距離 260Y
  • 平均パット数 1.3
  • ベストスコア -15
パーシバル・ロレンス
キャメロット杯英国代表の一人。ガウェインの良き理解者。団体戦では、トリスタンと組んでいる。個人戦では、ガウェインとチャールズと組み、60インチのドライバーに加え、1回転半のスイングでガウェインを圧倒する。トリスタンのスイングを自分で真似し、実践してみるが、彼には到底敵わない。途中、自分が放ったショットが跳ね返り当たってしまいそうだったその時、ガウェインが庇い額に傷を負わせてしまった。
キャメロット杯の後、グラールのアシュクロフトにスカウトされるが、拒否した際に膝裏に打撲を負ってしまう。後にプロゴルファーになる。
当初は勝気な男の子という設定だったが後に女の子へと変更されており、単行本では初登場シーンが修正されている。
  • 平均ドライバー飛距離 400Y
  • 平均パット数 1.9
  • ベストスコア -5
アイス・カーマイン
キャメロット杯英国代表の一人。スフィーダに恋心を抱く。団体戦では、スフィーダとペアを組んでいる。個人戦では、ビルフォードと東堂院の実力派と組む。額に大きな傷跡があり、どのような経緯でできたのかは不明だが、スフィーダと何らかの関連性があるらしい。
  • 平均ドライバー飛距離 275Y
  • 平均パット数 1.6
  • ベストスコア -7
スフィーダ・ボネール
キャメロット杯英国代表の一人。プラタリッサの実姉。出来の悪い妹ばかりが両親に可愛がられていると思い込み、プラタリッサが日本へ旅立つ直前にその思いが爆発してしまい、以来険悪な仲に。後に和解し、思い出のチョーカーをプラタリッサに託す。アイスには恋心を抱かれてしまうが本人もまんざらではない様子。
  • 平均ドライバー飛距離 240Y
  • 平均パット数 1.6
  • ベストスコア -8
マシュー・ダルシー
キャメロット杯英国代表の一人。個人戦ではブリジットと祐美子の争いに巻き込まれた上に、10位入賞できなかった。祐美子曰く「ライザーと王煉を足して2で割ったような顔」。後に「アヴァロン学院」の講師になる。
  • 平均ドライバー飛距離 270Y
  • 平均パット数 1.9
  • ベストスコア -6
ライアン・グルーム
キャメロット杯英国代表の一人。トリスタンが入学した際に敵対したが、後に和解。団体戦では、光鈴とペアを組む。個人戦では、クエスターとリーベルの実力派と組む。英国校の中で最もエリート意識が強い人物。後に「アヴァロン学院」の講師になる。
  • 平均ドライバー飛距離 285Y
  • 平均パット数 1.7
  • ベストスコア -7
李 光鈴(り こうりん)
キャメロット杯英国代表の一人。王煉の実姉で、弟同様無口で無表情。個人戦の時に弟の王煉とレイディルと組んでいた。実はグラール・キングダムのスパイであり、キャメロット校の実力を測っていた。キャメロット杯終了後にキャメロット校を辞め、グラール・キングダムへ戻る。後に「アヴァロン学院」の講師になる。
元は王煉の初期デザインキャラクターである。
  • 平均ドライバー飛距離 290Y
  • 平均パット数 1.5
  • ベストスコア -10
教員[編集]
ジェーソン・クレメント
キャメロット学院の創設者の一人である英国校の教員。クールな性格。孤高となっていくトリスタンを見守っていた。
  • 平均ドライバー飛距離 365Y
  • 平均パット数 1.5
  • ベストスコア -13

グラール・キングダム[編集]

六条 若葉(りくじょう わかば)
リーベルやガウェインをスカウトしに来たグラール・キングダムの選手。苦手なクラブがない万能な選手。ランスロットにも引けをとらない女顔の美少年。毒舌家。ライザーとの試合で彼と同じ攻め方をして気持ちを苛立たせ、最後には辛辣な言葉を浴びせて精神的に追い詰め勝利する。この行為に激怒したリーベルに3打差で敗れる。
数年後には女性の格好をしていたが、これが意味するものについては一切不明。
  • 平均ドライバー飛距離 305Y
  • 平均パット数 1.7
  • ベストスコア -8
須賀川 紅葉(すかがわ こうよう)
六条といっしょにスカウトにきたグラール・キングダムの選手。ドライバーを片手で打つことができ、これといった短所もない。元キャメロット日本校の選手で東堂院の先輩にあたる。キャメロット選手時代は、右腕に重症の傷を負いながらキャメロット杯2位という成績を収める。2年前のキャメロット杯の予選が終わった後、唯一心を開いていた東堂院の言動に失望しヤケ酒をあおり、さらに酔っ払いに右腕を刺され瀕死状態に陥る。そこを偶然黒峰に助けられ、以来彼女を一方的に思い続けていた。黒峰を賭け東堂院とドラコンの勝負をするが、80インチドライバーを使った東堂院の捨て身のショットに負ける。
孤児院出身で身寄りがなく、金持ちの養子になったが後継ぎとしてしか見られておらず、常に一番でないと家にいられないため、勉強もスポーツも死に物狂いだった。その後の詳細については不明だが、キャメロット選手時代には既に離縁していたようである。
彼がキャメロット日本校に在籍していた頃からいたのは東堂院、荒井、ライザーの3人だけであることから、日本校の児童・生徒は入学して2年以内の者が大半である模様。
名前自体はコミックスで明かされており、その名前から女性ではないかなどと憶測を生んでいたが、作者によれば実際に登場した際には「筋肉ロン毛でキモイ」と読者から酷評されたそうである。
  • 平均ドライバー飛距離 400Y
  • 平均パット数 1.4
  • ベストスコア -13
アシュクロフト・サラゼン
トリスタンやパーシバルをスカウトにきたグラール・キングダムの選手。プレイヤーのフォームやクラブのグリップの握り方など一度見ただけでわかるギフト・「プライドスナッチ(誇りの略奪)」の使い手。英国校のポワロとロズウェルとの勝負に勝ち、彼らを拳で容赦なく殴った。その後アプローチ勝負でトリスタンに負ける。前述の様に冷徹な性格だが、幼いシェリアに本を読んであげるなど、優しい一面をみせたことも。後に「アヴァロン学院」の専属の医者になる。
  • 平均ドライバー飛距離 340Y
  • 平均パット数 1.5
  • ベストスコア -11
アルロワ・グットルム
グラール・キングダムのトッププレイヤー。高い能力を持った選手。キャメロットとグラール・キングダムとの試合でトリスタンのスコアを疑い、トリスタンに難癖をつけた。このことに怒ったガウェインと、お互い骨折を負うほどの大喧嘩をした。その後、世界ランキング3位のプロゴルファーになった。
  • 平均ドライバー飛距離 345Y
  • 平均パット数 1.3
  • ベストスコア -14
ロビン・ローズウッド
グラール・キングダムの選手。小柄ながらドライバーで300Y飛ばす。パーシバルに一目惚れする。
読者募集キャラであったが、登場できたのは最終話の前話というタイミングであり、ほとんど顔見せだけであった。そのことに関しては作者の鈴木もコミックスで投稿者にも「本当にすいませんでした」と謝罪している。
  • 平均ドライバー飛距離 325Y
  • 平均パット数 1.9
  • ベストスコア -5
アーサー・フェニックス
グラール・キングダムの指導者。ウーゼルとは双子で、クエスターの父親。若い頃から世界を飛び回るプロゴルファーだった。子供の頃からどの面においてもウーゼルを超えることができず、彼に強い羨望と劣等感を抱いていた。かつて好意を寄せていた笑子をウーゼルに奪われ、その後身重の笑子を置いて行方をくらましたことで憎しみに拍車がかかり、彼が立ち上げたキャメロットを倒すためグラール・キングダムを興した。胸に腫瘍を患っていたが、手術をせず、選手の指導を続けていた。最期はクエスターにすべてを話し息を引き取った[注釈 1]
過去の因縁からクエスターとキャメロットの講師陣からは嫌悪されているが、グラール・キングダムの選手達からは深く敬愛されている。
  • 平均ドライバー飛距離 425Y
  • 平均パット数 1.5
  • ベストスコア -15
レイン・グレース
キャメロット学院の創設者の一人にして、グラール・キングダム専属の医師。アリアの前夫でもある。

その他[編集]

西野 霧亜(にしの きりあ)
ガウェインにゴルフを教えた女子プロゴルファー。21歳で年生まれ。旅行で福島に訪れた際にガウェインと出会い、彼にゴルフを教える。その後ガウェインに本格的にゴルフの指導をするため、東京の自宅に居候させる。得意クラブはドライバー。女子プロ賞金ランキングは10位。
数年後ガウェインと結婚し、一男をもうけている。
  • 平均ドライバー飛距離 270Y
  • 平均パット数 1.8
  • ベストスコア -6
西野 胡桃(にしの くるみ)
霧亜の12歳下の妹で、ガウェインと同い年。ゲーマーでかなりゲームをしているらしい。ランスロットにぞっこんで、常にランスロットのことを考え妄想に浸っている。ややミーハーではあるが、ランスロットへの思いは真剣そのものである。
数年後ランスロットと結婚し、一女をもうける。職業は少女漫画家のようだが、妄想癖は健在のよう。
カジェリ・ノーマン
ランスロットの姉。弟と同じくパターの天才で「シャイニングロード(月の導き)」の持ち主である。
西野霧亜のライバル(?)。アリアがまだクラブを握っていた時代に、彼女が打ったボールが目に当たって失明寸前のケガをする。後にランスロットの言葉で手術する勇気をもらい手術に成功する。
  • 平均ドライバー飛距離 225Y
  • 平均パット数 1
  • ベストスコア -11
七海 笑子(ななうみ しょうこ)
ガウェインの母親で七海大造の娘。画家であり、名器リング12(13)のデザインを手がけた。ガウェインの絵の上手さと人懐っこい明るい性格は彼女譲り。
ガウェインを産んだ年の夏に亡くなる。
ウーゼル・フェニックス
ガウェインの父親。アーサー・フェニックスの双子の兄。ギフト「ライジングインパクト」の持ち主。
不世出の天才肌で天才ゴルファー。それがアーサーの葛藤を生んだ。キャメロット学院の創設者。キャメロット学院創設後、忽然と姿を消す。その後については一切不明。
  • 平均ドライバー飛距離 450Y
  • ベストスコア -21
七海 大造(ななうみ だいぞう)
ガウェインの祖父で、七海笑子の父親。名ゴルフクラブ職人。アーサーとウーゼルのために名器リング12(13)を作った。笑子が亡くなった後、男手一つで孫のガウェインを育てる。ゴルフをしたいというガウェインを西野霧亜の元へ送り出した。アーサーたちの件についてはいずれ話すつもりだったらしいが、グラール・キングダムとの試合が終結した後ほどなくして死去する。

未来編[編集]

3人とも『赤マルジャンプ』2002年春号のみに登場する。

七海 太陽(ななうみ たいよう)
ガウェインと霧亜の息子。小さい時のガウェインそっくりだが、髪は黒色で東北弁も喋らない。国語が得意なガウェインとは違い、国語が苦手な様でよく言葉を間違えている。ベリーにホの字。最初はギフトに目覚めていなかったが、小田切プロとの戦いでその軌跡が見出される。ベリーとはいとこになる。
ベリー・ノーマン
ランスロットと胡桃の娘。髪はランスロット、顔立ちは胡桃に似ている。胡桃と同じ性格であり、小田切(息子)の悪戯から救ってくれた善に一目惚れした。ラブコールを送っている太陽には興味がない様子。父譲りのパッティングのセンスを持つがプレッシャーには弱いらしい。太陽とはいとこになる。
東堂院 善(とうどういん ぜん)
戒と美花の息子。ジュニア大会全国1位の実力で現時点では二歳年下の七海には一度も負けていない。
顔は美花そっくりだが性格は戒と類似。目上の人には礼儀正しいが、太陽の前ではタメ口で喋る。
父親はドライバーショット、母親がパッティングが得意だったが、本人はオールラウンダーながらアイアンが一番得意クラブのようである。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ガウェインを自分の息子だと発言したのは、単行本ではアーサーの願望から出た妄想発言であったと記されている。