ライアン・ラドウィック

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ライアン・ラドウィック
Ryan Ludwick
シンシナティ・レッズ #48
Ryan Ludwick Reds.JPG
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 フロリダ州サテライト・ビーチ
生年月日 1978年7月13日(35歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 右翼手左翼手
プロ入り 1999年 MLBドラフト2巡目(全体60位)でオークランド・アスレチックスから指名
初出場 2002年6月5日 アナハイム・エンゼルス
年俸 $2,000,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ライアン・アンドリュー・ラドウィック(Ryan Andrew Ludwick, 1978年7月13日 - )はアメリカ合衆国フロリダ州出身のMLBシンシナティ・レッズ所属の外野手右翼手)。兄は日本プロ野球広島東洋カープに在籍経験のあるエリック・ラドウィック。非常に珍しい左投右打の選手である。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

フロリダ州出身だが、後にネバダ州へと移住し、ラスベガスのデュランゴ高校に在籍。ネバダ大学ラスベガス校に進学し、3シーズン野球をプレーする。大学時代の1997年には打率.354、16本塁打、68打点という成績を残し、全米大学生選抜に選ばれる。1999年には打率.381、13本塁打、69打点という好成績を収め、Western Athletic ConferenceNCAAのディビジョン1-Aに属するカンファレンス)の代表にも選ばれた。大学時代の通算打率は.363[2]。同年のMLBドラフト2巡目でオークランド・アスレチックスから指名を受け、プロ入り。

メジャーリーグ定着まで[編集]

マイナーリーグでのキャリアはA+級からスタートし、2年目の2000年には29本塁打、102打点という好成績を残す。2Aに昇格した2001年にも25本塁打、96打点をマークし、シーズン終盤にはAAA級サクラメントに昇格。しかし、その年のオフの2002年1月14日カルロス・ペーニャマイク・ベナフロとのトレードで、他の3選手と共にテキサス・レンジャーズへとトレードされる[3]

2002年はAAA級オクラホマでも好調を維持し、6月5日にメジャーデビュー。メジャー1年目のシーズンは臀部の負傷にも見舞われ、目立った成績を残すことなくシーズンを終える。2003年7月18日シェーン・スペンサーらとのトレードでクリーブランド・インディアンスに移籍[3]。2003年は47試合の出場で7本塁打を放ったものの、メジャーに定着することは出来なかった。

2004年には右ひざの手術を受けた影響によりメジャーとマイナーの往復が続き[4]2005年オフにインディアンスから自由契約となる。

2006年デトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、タイガース傘下のAAA級トレドでプレー。トレドでは28本塁打、80打点をマークするも、当時のタイガース外野陣にはラドウィックよりも年齢の若い外野手が多かったこともあり、遂にメジャーに昇格することはなかった[要出典]

カージナルス移籍後[編集]

2007年セントルイス・カージナルスとマイナー契約を結ぶ。カージナルス移籍はラドウィックにとって大きな転機となる。2007年シーズンは、当初カージナルス傘下のAAA級メンフィスでプレー。メンフィスで高打率を維持し、5月6日プレストン・ウィルソンDL入りによって2年振りにメジャー昇格[5]。代打の切り札として存在感を見せつけ、[4]、自己最多となる120試合に出場し、初の二桁本塁打となる14本塁打を放った。

2008年は開幕からロースター入りを果たし、トニー・ラルーサに「彼は我々にとって貴重な戦力。4番を任せることもあれば、代打の切り札にもなる」と認められた[6]。初のオールスター出場も果たし、故障を抱えながらも152試合に出場して37本塁打、113打点を記録し、シルバースラッガー賞を受賞。主砲のアルバート・プホルスにかかる負担を軽減させた[7]

2010年7月31日サンディエゴ・パドレスにインディアンス、カージナルスが絡む三角トレードで移籍した。

2011年7月31日、ピッツバーグ・パイレーツへトレードで移籍した。

オフにFAとなり、シンシナティ・レッズに移籍。

選手としての特徴[編集]

打席では積極性と忍耐力を兼ね備え、初球打ちが多い一方で、球を見極め四球を選択する[8]2008年には37本塁打をマークして一気にブレークし、ナ・リーグを代表する外野手の座に駆け上がった。非常に珍しい左投右打の選手であり、2008年にはそれまでリッキー・ヘンダーソンが保持していた左投右打の打者のシーズン最多本塁打記録(28本)を更新[9]

守備位置は主に右翼であるが、左翼もこなす。

獲得タイトル[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2002 TEX 23 88 81 10 19 6 0 1 28 9 2 1 0 0 7 0 0 24 4 .235 .295 .346 .641
2003 8 30 26 3 4 1 0 0 5 0 0 0 0 0 4 0 0 9 0 .154 .267 .192 .459
CLE 39 145 136 14 36 7 1 7 66 26 2 0 1 0 8 1 0 39 1 .265 .306 .485 .791
'03計 47 175 162 17 40 8 1 7 71 26 2 0 1 0 12 1 0 48 1 .247 .299 .438 .737
2004 15 54 50 3 11 2 0 2 19 4 0 0 0 0 2 0 2 14 0 .220 .278 .380 .658
2005 19 48 41 8 9 0 0 4 21 5 0 1 0 0 7 0 0 13 1 .220 .333 .512 .846
2007 STL 120 339 303 42 81 22 0 14 145 52 4 4 3 0 26 1 7 72 1 .267 .339 .479 .818
2008 152 654 538 104 161 40 3 37 318 113 4 4 1 8 62 3 8 146 8 .299 .375 .591 .966
2009 139 539 486 63 129 20 1 22 217 97 4 2 1 4 41 3 7 106 5 .265 .329 .447 .775
2010 77 312 281 44 79 20 2 11 136 43 0 3 0 3 24 0 4 64 4 .281 .343 .484 .827
SD 59 239 209 19 44 7 0 6 69 26 0 1 0 2 24 0 4 57 9 .211 .301 .330 .631
'10計 136 551 490 63 123 27 2 17 205 69 0 4 0 5 48 0 8 121 13 .251 .325 .418 .743
2011 101 420 378 42 90 18 0 11 141 64 1 1 1 5 32 1 4 87 8 .238 .301 .373 .674
PIT 38 133 112 14 26 5 0 2 37 11 0 0 1 1 19 3 0 37 1 .232 .341 .330 .671
'11計 139 553 490 56 116 23 0 13 178 75 1 1 2 6 51 4 4 124 9 .237 .310 .363 .674
2012 CIN 125 472 422 53 116 28 1 26 224 80 0 1 1 2 42 3 5 97 9 .275 .346 .531 .877
2013 38 140 129 7 31 5 0 2 42 12 0 0 0 1 10 0 0 10 7 .240 .293 .326 .618
通算:11年 953 3586 3192 426 836 181 8 145 1468 542 17 18 9 26 308 15 41 794 58 .262 .332 .460 .792
  • 2013年度シーズン終了時

脚注[編集]

  1. ^ Ryan Ludwick Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年11月2日閲覧。
  2. ^ Ryan Andrew Ludwick Information” (英語). Ryan Ludwick.com. 2009年3月4日閲覧。
  3. ^ a b Ryan Ludwick Statistics” (英語). Baseball-Reference.com. 2009年3月4日閲覧。
  4. ^ a b 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』 廣済堂出版、2008年、355頁。ISBN 978-4-331-51300-2
  5. ^ Leach, Matthew (2007年5月6日). “Notes: Cards make flurry of moves Ludwick, Falkenborg promoted; Wilson to DL, Dove demoted” (英語). MLB.com. 2009年3月4日閲覧。
  6. ^ 澤田敏典 「MLB30球団最新レポート&全選手個人成績 セントルイス・カージナルス/STL 名将の下で花開いた、遅咲きの外野手」『スラッガー』2008年7月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌 15509-7、86頁。
  7. ^ 「セントルイス・カージナルス [”ラルーサ流”全員野球で前半戦は健闘。来季につながるシーズンに]」『メジャー・リーグ記録集計号 ザ・スタッツブック 2008』、ベースボール・マガジン社、2008年、雑誌 20449-11/20、62頁。
  8. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2009』 廣済堂出版、2009年、372頁。ISBN 978-4-331-51370-5
  9. ^ Most HR in a season by a batter who bats RH but throws LH” (英語). Baseball-Reference.com. 2009年3月4日閲覧。

外部リンク[編集]