ヨーロッパヤマネ

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ヨーロッパヤマネ
Haselmaus.JPG
ヨーロッパヤマネ M. avellanarius
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネズミ目 Rodentia
: ヤマネ科 Gliridae
: ヨーロッパヤマネ属 Muscardinus
Kaup, 1829
: ヨーロッパヤマネ M. avellanarius
学名
Muscardinus avellanarius
Linnaeus, 1758
和名
ヨーロッパヤマネ
英名
Hazel Dormouse

ヨーロッパヤマネ学名Muscardinus avellanarius、英名Hazel Dormouse)は小さな哺乳類で、ヨーロッパヤマネ属の唯一の現存種である[2]。体長6-9cmで、5.7-7.5cmの尾を持つ。体重は17-20gであるが、冬眠の前には30-40gに増える。10月から4-5月にかけて冬眠する。

ヨーロッパヤマネは北ヨーロッパから小アジアに自生する。ブリテン諸島に自生する唯一のヤマネ科の動物であり、単にDormouseとも呼ばれる。

イギリスにおけるヨーロッパヤマネの分布は、National Biodivestity Networkのウェブサイトで見ることができる。

概要[編集]

イギリスには、毛に覆われた尾を持つ小型哺乳類は本種しかいない[3]。金色や茶色の毛皮で、目は大きく黒い。夜行性で、起きている時間の大部分を木の枝の上で餌を探して過ごす。危険を避けるため、地面には滅多に降りない。

行動[編集]

冬になると、ヨーロッパヤマネは森の落ち葉の下に作った巣の中で冬眠する。春に目覚めると、スイカズラ属の樹皮、葉、草等で編んだ巣を作る。気候が寒く食糧が少ない時には、ボール状に丸くなって眠り、エネルギーを節約する。ヨーロッパヤマネはその生涯の大部分を寝て過ごす。通常、巣から70m以上は動かない[4]

ヘーゼルナッツの殻に綺麗な丸い穴が開いていることがあるが、これはヤマネモリネズミハタネズミ等の小さなネズミ目の動物がいることを意味する。リスカケス等のその他の動物は、殻を完全に2つに割ってしまうか、ギザギザの穴を開ける。

さらに詳しく観察すると、穴の内側の縁に歯型が付いている。穴に対して角度が付いているのがヤマネ、平行ででこぼこの跡がついているのがモリネズミ、平行ででこぼこの跡がついていないのがハタネズミによるものである。

食糧[編集]

ヨーロッパヤマネは季節ごとに樹木性の様々なものを餌とする。

利用する植物[編集]

天敵[編集]

出典[編集]

  1. ^ Amori, G., Hutterer, R., Kryštufek, B., Yigit, N., Mitsain, G., Meinig, H. & Juškaitis, R. (2008年). Muscardinus avellanarius. 2008 IUCN Red List of Threatened Species. IUCN 2008. 2009年10月29日閲覧。
  2. ^ Mitchell-Jones, A. J., Amori, G., Bogdanowicz, W., Kryštufek, B., Reijnders, P.J.H., Spitzenberger, F., Stubbe, M., Thissen, J.B.M., Vohralik, V. & Zima, J. (1999). The atlas of European Mammals. London: Academic Press. pp. 484. 
  3. ^ Hazel dormouse”. PTES (2008年). 2009年10月29日閲覧。
  4. ^ The Dormouse Conservation handbook published by Natural England
  5. ^ Hedgerows for Dormice

関連項目[編集]

外部リンク[編集]