ヨーロッパウズラ

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ヨーロッパウズラ
Quail32.jpg
Weibliche Wachtel (Coturnix coturnix).jpg
ヨーロッパウズラ(上オス、下メス)
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: ウズラ属 Coturnix
: ヨーロッパウズラ
C. coturnix
学名
Coturnix coturnix (L., 1758)
和名
ヨーロッパウズラ
英名
Common Quail

ヨーロッパウズラ(欧羅巴鶉、学名Coturnix coturnix)は、キジ目キジ科の鳥類。カール・フォン・リンネによって1758年、著書『自然の体系』(Systema Naturae)の中でクロライチョウ属Tetrao coturnixとして分類された[2]

形態[編集]

全長17cmと小型で、丸っこい体をしている。体色は茶色で縞があり、白色の眼線があり、雄の顎は黒い。長距離の渡りをするため、翼は長い。

地上で生活し、種子や地上性の昆虫類を食べる。植生に隠れていることが多く、飛翔するよりもひたひたと歩いて逃げることを好むため、観察することは難しい。驚かされて飛び出しても高くは飛ばず、すぐに植生の中に隠れてしまう。この種の存在を告げる唯一の証拠は雄が繰り返すさえずりであることが多い。さえずりは朝と夕方に多いが、夜間に鳴くこともある。さえずりは英語の擬声語では「ウェット・マイ・リップス」("wet-my-lips")と表される。

分布[編集]

ヨーロッパアジア

生態[編集]

ヨーロッパウズラの卵

生後6〜8週間で成熟し、開けた農地や草原の地面に巣を作り、6〜18個の卵を産む。卵は同属のウズラと同じく褐色の斑点があり、16〜18日で孵化する。渡り鳥で、アフリカで越冬する。

人間との関係[編集]

秋に渡り地中海地方を通過するときに狩猟鳥として頻繁に狩られる。

近年では、愛鳥家によってアメリカ合衆国とヨーロッパで人為的に繁殖が行われている。

Sibley分類上の位置[編集]

シブリー・アールキスト鳥類分類

Clements分類上の位置[編集]

Clements鳥類分類

参考文献[編集]

  1. ^ Coturnix coturnix (Species Factsheet by BirdLife International)
  2. ^ (ラテン語) Linnaeus, C (1758). Systema naturae per regna tria naturae, secundum classes, ordines, genera, species, cum characteribus, differentiis, synonymis, locis. Tomus I. Editio decima, reformata.. Holmiae. (Laurentii Salvii).. pp. 161. "T. pedibus nudis, corpore griseo-maculate, supercilií albis, rectricibus margine lunulaque ferruginea." 

外部リンク[編集]