ヨーゼフ・ランナー

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ヨーゼフ・ランナー

ヨーゼフ・ランナーJosef Lanner, 1801年4月12日 - 1843年4月14日)はオーストリア作曲家ヴァイオリン奏者である。ウィーンのザンクト・ウルリヒ(Sankt Ulrich)出身。

彼の業績はなんといってもシュトラウス一家に先立ってウィンナ・ワルツを確立させたことであろう。そのため彼は「ワルツの始祖」とも呼ばれることがある。そして後にはヨハン・シュトラウス1世と対決しつつワルツを磨き上げていく。

彼の作品にはワルツポルカギャロップレントラーなど400曲以上の舞曲などがある。代表作に『シュタイル風舞曲』、『シェーンブルンの人々』、『ハンス・イェーゲル・ポルカ』、『マリア・ワルツ』などがある。ちなみに彼はオペラを編曲して自分の楽団で演奏することが多く、『モーツァルト党』(モーツァルト派、モーツァルティアン、モーツァルティステンとも)はそのよき例であり、『魔笛』や『ドン・ジョヴァンニ』などのオペラの旋律を利用して作られたワルツである。

1843年チフスに罹ってデープリングにて42歳の若さで急逝。彼の死により、ヨハン・シュトラウス1世と息子たちがウィーンのワルツ界に君臨することとなった。

息子のアウグスト・ランナー1835年-1855年)はわずか8歳で父の楽団を受け継ぎ、作曲も行ったが20歳で急逝した。娘のカテリーナ1829年-1908年 )はイギリスへ渡ってバレリーナ及びコレオグラファーとして活躍した。

作品[編集]

管弦楽曲[編集]

  • ボレロ(Bolelro) Op.209

ワルツ[編集]

  • 真夜中のワルツ(Mitternachts-Walzer)Op.8
  • ペスト・ワルツ(Pesther-Walzer)Op.93
  • 愛の語らい(Die Kosenden)Op.128
  • ロココ・ワルツ(Roccoco-Walzer) Op.136
  • ヴィクトリア・ワルツ(Victoria-Walzer) Op.138
  • マリア・ワルツ(Marien-Walzer)Op.143
  • オスマン(Die Osmanen)Op.146
  • ロマンティックな人々(Die Romantiker)Op.167
  • 宮廷舞踏会の踊り(Hofballtänze)Op.161
  • 宵の明星(Abendsterne)Op.180
  • シェーンブルンの人々(Die Schönbrünner)Op.200

レントラー[編集]

  • 新ウィーン(Neue Wiener)Op.1
  • チロル・レントラー(Tyroler-Ländler)Op.6
  • ドルンバッハ・レントラー(Dornbacher-Ländler)Op.9

ギャロップ[編集]

  • タランテラ・ギャロップ(Tarantel-Galopp)Op.125
  • レガッタ・ギャロップ(Regata-Galoppe)Op.134

ポルカ[編集]

  • チェリト・ポルカ(Cerrito-Polka)Op.189
  • ハンス・イェルゲル・ポルカ(Hans-Jörgel)Op.194
  • お気に入りのポルカ(Favorit-Polka)Op.201

カドリーユ[編集]

  • 狩猟カドリーユ(Jagd-Quadrille)Op.190
  • ヴィクトリア・カドリーユ(Victoria-Quadrille)Op.207

外部リンク[編集]