庾自直

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庾 自直(ゆ じちょく、? - 618年)は、南朝陳からにかけての文学者本貫潁川郡鄢陵県

経歴[編集]

陳の羽林監の庾持の子として生まれた。陳に仕えて、豫章王府外兵参軍・宣恵記室を歴任した。陳が滅亡すると関中に入ったが、隋に任用されなかった。隋の晋王楊広(後の煬帝)がそのことを聞いて、学士として自直を召し出した。大業元年(605年)、著作佐郎に任じられた。文章をよく作り、五言詩を最も得意とした。煬帝が文章を作ると、まずは必ず自直に示し、その批評を受けた。煬帝は自直が批判した箇所を改め、改稿が再三に及ぶこともあった。後に著作佐郎のまま知起居舎人事をつとめた。大業14年(618年)、宇文化及が煬帝を殺害して軍を北上させると、自直は露車の中で発病して死去した。『類文』377巻を編纂したほか、『文集』10巻があった。

伝記資料[編集]