ユーロナイト
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ユーロナイト (EuroNight 略称・EN)は、ヨーロッパ各国間を結ぶ夜行列車ネットワークである。
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概要[編集]
1993年、最初のユーロナイトがそれまでのヨーロッパの各都市を結ぶ夜行列車(TEN…ドイツ語:Trans Euro Nachtの略)に代わり導入された。
ユーロナイトにはエアコン、寝台車(JRの個室寝台相当)や簡易寝台車(「クシェット」と呼ばれる。JRのB寝台相当)が備えられ、編成には旅客が利用できるコース料理や飲料品を備えた食堂車や朝食料金を含んだ料金体系などで運行されたが、現在は合理化が進みこの限りではない。国境では乗務員が代行して出入国手続きなどが行われる。
ユーロナイトは寝台車、簡易寝台車、二等座席車で構成されている。幾らかの列車では一等車や食堂車、荷物車が連結されており、ほとんどのユーロナイトの車内サービスは国際寝台車会社(Compagnie internationale des wagons-lits et du tourisme,CIWL)によって運営されている。食堂車が連結されていない列車でも寝台料金に朝食代が含まれており、サービスが提供されている。
近年では高速列車網の整備によって路線が縮小傾向にあるが、CNL化された路線もありサービスの改善も進んでいる。
路線[編集]
| 列車番号 | 列車名 | 沿線国 | 区間 | 食堂車 | 運行会社 | 所要時間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EN 206/226 EN 207/227 |
ローマ・テルミニ – フィレンツェ・カンポ・ディ・マルテ – ボローニャ – ディジョン・ヴィル – パリ・リヨン | ○ | 15時間 | |||
| EN 220 EN 221 |
ヴェネツィア・サンタ・ルチーア – ヴェネツィア・メストレ – パドヴァ – ヴィチェンツァ - ベローナ・ポルタ・ヌオーヴァ – ブレシア – ミラノ – ディジョン・ヴィル – パリ・リヨン | ○ | 13時間30分 | |||
| EN 234 EN 235 |
アレグロ トスカ | ウィーン・マイトリング – ブルック・アン・デア・ムーア – フィラッハ – ヴェネツィア・メストレ – フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ – ローマ・テルミニ (一部客車はヴェネツィア・メストレで分割されミラノまで運行) | 14時間 | |||
| EN 236 EN 237 |
アレグロ ドン・ジョヴァンニ | ウィーン西 – ウィーン・ヒュッテルドルフ - ザンクト・ペルテン - アムシュテッテン - ザンクト・ヴァレンティン - リンツ – ヴェルス – アッタナン・プッヘハイム – フェルクラブルック – ザルツブルク – フィラッハ – タルヴィージオ – ウーディネ – ラティザーナ・リニャーノ・ビビオネ – ヴェネツィア・メストレ - ヴェネツィア・サンタ・ルチーア | × | 12時間 | ||
| EN 246 EN 247 |
EN フォアアールベルク EN LA Renaissance u. Reformation 2010 |
ウィーン西 – リンツ – ヴェルス – アッタナン・プッヘハイム – フェルクラブルック – ザルツブルク – インスブルック – ランデック・ツァムス – ブルーデンツ – フェルトキルヒ – ブレゲンツ | 10時間 | |||
| EN 300 EN 301 |
スカンジナビア・ナイトエクスプレス ベルリン・ナイトエクスプレス |
ベルリン – マルメ | 9時間30分 8時間30分 |
|||
| EN 407 EN 409 |
トレンオテル フランシスコ・デ・ゴヤ | マドリード・チャマルティン – バリャドリッド・カンポ・グランデ – ブルゴス・ロサ・デ・リマ – ビトリア=ガステイス – ポワティエ – ブロワ – オルレアン – パリ・オステルリッツ | ○ | 13時間 | ||
| EN 420 EN 421 |
ウィーン西 – リンツ – パッサウ – フランクフルト – ケルン | 11時間 | ||||
| EN 444 EN 445 |
EN スロバキア | プラハ – パルドゥビツェ - オロモウツ - オストラヴァ - ボフミーン - チェスキー・チェシーン - ジリナ - ポプラト - コシツェ | 10時間 9時間 |
|||
| EN 446 EN 447 |
ヤン・キエプラ | アムステルダム – デュイスブルク – ケルン – ヴッパータール – ビーレフェルト – ベルリン – フランクフルト・アン・デア・オーダー – ポズナン – ワルシャワ – ワルシャワ東 (一部客車はミンスクを経由してモスクワ・ベラルースキーまで運行) | 17時間 | |||
| EN 452 EN 453 |
東西急行 (Ost-West-Express) |
モスクワ・ベラルースキー – ミンスク – ワルシャワ東 – ポズナン – フランクフルト・アン・デア・オーダー – ベルリン – ハノーファー – フルダ – アシャッフェンブルク – フランクフルト南 – マンハイム – メス – パリ東 | ○ (ワルシャワ~パリ間) |
|||
| EN 459 | カノープス | チューリッヒ - バーゼルSBB - フランクフルト南 - エアフルト - ライプツィヒ - ドレスデン - ウースチー・ナド・ラベム - プラハ | 14時間47分 | |||
| EN 462 EN 463 |
カールマーン・イムレ | ブダペスト東 – ジェール – ヘゲシャロム – ブルック・アン・デア・ライタ – ウィーン・マイトリング – ウィーン・ヒュッテルドルフ – アムシュテッテン – ザンクト・ヴァレンティン – ザンクト・ペルテン – リンツ – ヴェルス – アッタナン・プッヘハイム – ザルツブルク – ミュンヘン (一部客車はブカレスト北始発) | 9時間 | |||
| EN 464 EN 465 |
チューリッヒ・ゼー | グラーツ – ゼルツタール – インスブルック – フェルトキルヒ – チューリッヒ (一部客車はザグレブおよびベオグラード始発。両列車はフィラッハで併結され、グラーツで当列車と併結) | 11時間 10時間 |
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| EN 466 EN 467 |
ヴィーナー・ヴァルツァー | ブダペスト東 – ジェール – モションマジャローヴァール – ヘゲシャロム – ウィーン西 – ザンクト・ペルテン – アムシュテッテン – リンツ – ヴェルス – ザルツブルク – インスブルック – ブルーデンツ – フェルトキルヒ – ブッフス – ザルガンス – チューリッヒ | 12時間 | |||
| EN 472 EN 473 |
イスター | ブダペスト東 – ソルノク – ベーケーシュチャバ – ルクシャザ – クルティーチ – アラド – テイウーシュ – ブラショフ – プロイェシュティ西 – ブカレスト北 | ○ | 14時間 | ||
| EN 475 EN 477 |
トレンオテル ジョアン・ミロ | バルセロナ・フランサ – ジローナ – フィゲラス – オルレアン – パリ・オステルリッツ | ○ | 12時間 | ||
| EN 476 EN 477 |
Metropol | ベルリン – ベルリン=シュドクロイツ – ドレスデン – シューナ – プラハ – ブルノ – ブジェツラフ – クティ – ブラチスラヴァ – ソーブ – ブダペスト東 (一部客車はブジェツラフで分割されウィーン西まで運行) | 14時間 | |||
| EN 491 EN 492 |
ハンス・アルバース | ウィーン西 – ザンクト・ペルテン – アムシュテッテン – ザンクト・ヴァレンティン – リンツ – ヴェルス – パッサウ – ニュルンベルク – ハノーファー – ハンブルク=ハールブルク – ハンブルク – ハンブルク=アルトナ | 12時間 | |||
| EN 498 EN 499 |
リシンスキ | ミュンヘン – ザルツブルク – シュヴァルツァッハ=ザンクト・ファイト – シュピッタル・アン・デア・ドラウ – フィラッハ – イェセニツェ – レスツェブレッド – クラーニ – リュブリャナ – チダニモスト – セヴニツァ – ドボヴァ – サフスキーマロフ – ザグレブ (一部客車はベオグラードまで運行) | 9時間 | |||
| EN 1236/1238 EN 1237/1239 |
アレグロ ロッシーニ | ローマ・ティブルティーナ – フィレンツェ・カンポ・ディ・マルテ – ボローニャ – フェラーラ – ロヴィーゴ – パドヴァ – ヴェネツィア・メストレ – ウーディネ – タルヴィージオ・ボスコヴェールデ – フィラッハ – クラーゲンフルト – レオーベン – ブルック・アン・デア・ムーア – ヴィーナー・ノイシュタット – ウィーン・マイトリング – ウィーン・マッツラインスドルフ | 15時間 |
ギャラリー[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- イカロス出版(2013年). 『夜行列車で旅するヨーロッパ』, イカロス出版. ISBN 9784863207240