ユダヤ暦

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ユダヤ暦

ユダヤ暦(ユダヤれき、ヘブライ語: הלוח העברי‎、英語: Hebrew calendar)は、ユダヤ人の間で使われた暦法である。太陰太陽暦で、太陽暦グレゴリオ暦との差は明確である。ユダヤ人はこの暦法をヘブライのの算出に用いた。それによって読むべきトーラーを決め、その日に読むべき聖詩を定め、祝日を定めていたのである。

また、創世紀元(そうせいきげん)、宇宙創世紀元(うちゅうそうせいきげん)、あるいはユダヤ紀元(ユダヤきげん)は、ユダヤ教において神が世界を創世した日とされる西暦換算で紀元前3761年10月7日紀元とする紀年法である。グレゴリオ暦との間では差があるため、現在の西暦と日付は対応していない。

政暦(せいれき)とは、今日のユダヤ教で用いられている暦のことであり、教暦(きょうれき)とは古代の農耕暦のことである。月名が2つ存在するのは、バビロン捕囚の前(列王記より前の書)と後(エズラ記より後の書)では用いた暦が異なるためである。ただし、エステル記ではテベトを「第十の月」、シワンを「第三の月」と呼んでいるため、教暦から政暦への移行はもっと後の時代のことであることが分かる。また、第13月(閏月)の挿入は19年に7回の頻度(メトン周期)で行われている。

ニサンの月は、教暦ではアビブと呼ばれる年始めので、今の太陽暦(グレゴリオ暦)では3月から4月の時期であり、東洋の陰暦では仲春(如月)または季春(弥生)にあたる。政暦では秋から新年が始まるので7番目(閏年では8番目)になり、バビロン捕囚後(エステル記3章7節)はバビロニアの言葉ニサンヌに倣ってニサンと呼ばれるようになった。大麦の収穫の始まりを祝う月でもある。バビロニア暦の新年は春分を基準として決まり、春分に最も近い朔日(新月の日)が元日である。

ユダヤ暦と、ユダヤ教の年中行事・祈り [編集]

起源
I 旧約聖書に記述のあるもの。太字三大巡礼祭出エジプト記23:17)
II 旧約聖書の故事や、その後のユダヤ教史で形成
III 近代に形成(現代イスラエル)
IV 失われた祭儀


日数 礼拝、行事など グレゴリオ暦の月
  バビロニア暦 古代の教暦
(cf.カナン暦
現代の政暦
第1月 Nisannu アビブの月 Abhibh ニサン
Nisan, Nissan
30日 01 ローシュ・ホーデッシュ Rōš Hōdheš(=新月)の礼拝 03月/04月
13 ベディーカト・ハーメーツ bədhīqath chāmētz
14 タアニート・ベホーロート Ta'anit B'khorot 初子の断食
15–21   ペサハ(過越し祭)
Pesach, Pasch, Passover
21 (ペサハ最終日)
イズコール Yizkōr 詠唱
16–翌々月5 オメル(‘Ōmer)
27 ショアの日(ホロコースト記念日) Yom HaShoah
第2月 ziw mu, Ayyaru ジブの月
Zīw(Zif)
イヤール
Iyyar
29日 01 新月の礼拝 04月/05月
04 イスラエル戦没者記念日
05 イスラエル独立記念日
18 オメルの33日ラグ・バオメルלַ״ג בָּעׂמֶר Lag Ba‘Ōmer
ティベリアではシモン・バル・ヨハイ祭(ヒッルーラー・デラッビー・シムオーン・バル・ヨハイ)が行われる
第3月 Simanu   シバン
Siwan, Sivan
30日 01 新月の礼拝 05月/06月
06– ペンテコステ(Pentecoste、五旬節)、シャブオット(七週の祭り) cf.en:Whitsunday
07 イズコール詠唱
第4月 Dumuzi, Du‘uz   タムーズ
Tammūz
29日 01 新月の礼拝 06月/07月
17 タムーズの17日
第5月 Abu   アブ
Abh, Av
30日 01 新月の礼拝 07月/08月
09 アブの9日 Tisha' b'Av
第6月 elulu   エルール
Elul
29日 01 新月の礼拝 08月/09月
第7月 Tashritu エタニムの月
Ethanim
ティシュリー
Tishri
30日 1–10 01,02 新年祭、ローシュ・ハッシャーナー 09月/10月
01–10 畏れの日々(ヤミーム・ノライーム)
Yamim Noraim
03 ゲダリヤの断食
Fast of Gedaliah(Tzom Gedaliah)
09 贖罪式カッパーラkapparah
10 大贖罪日(ヨム・キプール、ヨム・キップール) Yom Kippurイズコール詠唱
15–21 仮庵の祭り(スコット)
Sukkoth (Feast of Tabernacles)
15 イスラエルでは祝日
16 イスラエルでは祝日
17–19 Chol haMoed。イスラエルでは半日休日
20 半日休日
21 ホシャナ・ラバ Hosha‘na rabba。イスラエルでは半日休日
22 シェミーニー・アツェレット Shmini ‘atzerethイズコール詠唱
律法歓喜祭(スィムハット・トーラー) Śimchath Tōrāh, Rejoicing over the law
第8月 Arukhsamu   マルヘシュバン
Marchešwān, Cheshvan
29/30日 01 新月の礼拝 10月/11月
第9月 Kislimu   キスレーヴ
Kislew, Kislev
29/30日 01 新月の礼拝 11月/12月
25–翌月2/3 ハヌカ Chanukkah
第10月 T‘ebetu   テベット
T‘ebheth
29日 01 新月の礼拝 12月/01月
10 テベットの10日 Asarah beT‘ebeth
第11月 shabat‘u   シュバット
Šәbhāt‘
30日 01 新月の礼拝 01月/02月
15 樹木の新年 T‘ū biŠәbhāt‘(ローシュ・ハシャナー・ラ、イラノース)
第12月 Adarru   アダル
Adhār, Adar
30日 01 新月の礼拝 02月/03月
13 ニカノルの日
タアニート・エステル(エステルの断食)
14 プリムPūrīm
15 シュシャン・プリム
閏月     アダル・シェーニー
Adhār Šēnī
ヴァ・アダル
waAdhār, Veadar
アダルII
Adar II
29日      

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]