ヤン・ファン・デン・ヘッケ

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ヤン・ファン・デン・ヘッケ
"王の気前"
『聖母子』(c. 1635)
生誕 1611年8月4日
アントワープ
死没 1651年
アントワープ

ヤン・ファン・デン・ヘッケ (Jan van den Hoecke, 1611年8月4日 – 1651年)は、フランドル画家。名前はJohannes もしくは Giovanni and van Hoekvan HoeckVanhoek等と表記されることもある。

生涯[編集]

ヤン・ファン・デン・ヘッケはアントワープで生まれてその地で亡くなった。画家であったガスパール・ファン・デン・ヘッケの元で修業した後、ピーテル・パウル・ルーベンスの工房に入る。彼の兄のロベルト・ファン・デン・ヘッケも画家である。

彼とその父親は1635年にフェルディナント3世 (神聖ローマ皇帝)に捧げられたアーチの装飾で知られていた。この中でヤンは Triumphal Entrance of Cardinal Prince Ferdinand of Spain を手掛けたが、この作品は現在ウフィツィ美術館に所蔵されている。彼はフェルディナント3世の命で1637年以降にオーストリアに向かい、以後約10年間をそこで過ごす。彼はフェルディナント3世の兄弟レオポルト・ヴィルヘルムの肖像画も描いている。他には宗教画や寓意画が残っている。これ以前にローマに滞在していたこともある。

彼の作品『悪徳と美徳に挟まれたヘラクレス』(ウフィツィ美術館)はルーベンスと、ルーベンスの弟子であったアンソニー・ヴァン・ダイクの影響が見られる。長い間ルーベンス作と考えられていたが、現在ではヤン・ファン・デン・ヘッケ作となっているものもある。

ギャラリー[編集]