ヤンバルホオヒゲコウモリ

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ヤンバルホオヒゲコウモリ
保全状況評価
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 CR.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: コウモリ目(翼手目) Chiroptera
亜目 : コウモリ亜目(小翼手亜目)Microchiroptera
: ヒナコウモリ科 Vespertilionidae
: ホオヒゲコウモリ属 Myotis
: ヤンバルホオヒゲコウモリ M. yanbarensis
学名
Myotis yanbarensis
Maeda & Matsumura, 1998
和名
ヤンバルホオヒゲコウモリ
英名
Yanbaru Whiskered Bat

Myotis yanbarensis distribution.png

ヤンバルホオヒゲコウモリ(山原頬髭蝙蝠、学名:Myotis yanbarensis)は、翼手目ヒナコウモリ科ホオヒゲコウモリ属に属するコウモリ1996年沖縄島北部のやんばる地区にある照葉樹原生林で発見され、1998年に新種記載された。日本固有種であり、かつ南西諸島固有種である。本州および九州に生息するクロホオヒゲコウモリに近縁と考えられている。

分布[編集]

沖縄島北部、徳之島奄美大島

形態[編集]

前腕長35-38mm、頭胴長41-44mm、尾長46mm前後、体重4-8gになる。全体的に黒い体毛に覆われる。クロホオヒゲコウモリのように、刺毛の先端に銀色の金属光沢をもたない。飛膜の色も黒色である。ホオヒゲコウモリ属に共通する特徴である、ほっそりした耳介と先が細い耳珠をもつ。

生態[編集]

林内の下層や道を這うように飛ぶ。急旋回等、機動性の高い飛翔も行う。樹洞生息性コウモリであり、昼間は樹洞を隠れ家として、夜間に採餌のために出洞して飛翔する昆虫類を捕らえると考えられている。

近年発見された種であり、個体数も少ないことから、生態についての詳細は不明である。

保全状態評価[編集]

樹洞生息性のコウモリであり、生息には大木のある照葉樹林が必要である。しかし、原生的照葉樹林帯が減少しているため、その影響をうけて分布域を減らしている。

参考文献[編集]

  • 前田喜四雄 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(動物編)-レッドデータブックおきなわ-』 沖縄県文化環境部自然保護課、2005年、P22-23。
  • 前田喜四雄 阿部永監修 財団法人自然環境研究センター編 『日本の哺乳類【改訂2版】』 東海大学出版会、2008年、P41、ISBN 978-4-486-01802-5
  • 松村澄子 コウモリの会編 『コウモリ識別ハンドブック』 文一総合出版、2005年、P27 ISBN 4-8299-0015-6
  • 小宮輝之 『日本の哺乳類』 学習研究社<フィールドベスト図鑑>、2002年、P177。

外部リンク[編集]

関連項目[編集]