ヤグルマギク
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ヤグルマギク
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Centaurea cyanus L. | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| ヤグルマギク(矢車菊) ヤグルマソウ(矢車草) |
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| 英名 | |||||||||||||||||||||
| cornflower |
ヤグルマギク(矢車菊、学名 Centaurea cyanus)は、キク科ヤグルマギク属の1種である。
和名でヤグルマソウとも呼ばれるが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないようにヤグルマギクと呼ばれることが多い。
野生種は青花で、種名の「cyanus」は「あさぎ色の」という意味である。属名の「Centaurea」は、ギリシャ神話に出てくる半人半馬の怪物ケンタウルスから。
目次 |
[編集] 産地
ヨーロッパ原産。もとは麦畑などに多い雑草だったが、園芸用に改良され桃色などの品種が作られた。ドイツ連邦共和国、エストニア共和国、マルタ共和国の国花である。
[編集] 特徴
夏に矢車状の花が咲く。
[編集] 栽培
東北地方以北または寒さの厳しい中部山岳地帯では春播きにするが、関東地方以西の平地では秋まきにする。現在販売されているタネはほとんどが寒咲種で、8月末にまき、暖かな日だまりに植えておいてやると、年内に開花する。普通は9月下旬に播種し、4月頃から咲かせる。病虫害も少なく、丈夫な草花で、花壇や家庭の切り花などに用いられる。
[編集] 文化
その青色の美しさから、最高級のサファイアの色味を「コーンフラワーブルー」(ヤグルマギクの花の青)として引き合いに出される。
ノヴァーリスの小説『青い花』(邦題;原題は「ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン」)に登場する青い花(ロマン主義の象徴ともされる)はヤグルマギクといわれる。
ツタンカーメン王の棺の上にはヤグルマギク、蓮、オリーブ等で作られた花輪が載せられていた。
マリー・アントワネットが好んだ花であり、洋食器の『小花散らし』の模様は彼女がデザインしたヤグルマギクの柄に由来する。