モー・ヘイダー

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モー・ヘイダー
Mo Hayder
誕生 Clare Dunkel
クレア・ダンケル
1962年????
イギリスの旗 イギリスエセックス
死没 2021年7月27日(2021-07-27)
職業 小説家
国籍 イギリスの旗 イギリス
活動期間 2000年 - 2021年
ジャンル スリラー
主な受賞歴 エドガー賞 長編賞
2012年 喪失
デビュー作 『死を啼く鳥』
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モー・ヘイダーMo Hayder1962年 - 2021年7月27日)は、イギリス推理作家エセックス生まれ。本名は、Clare Dunkel(クレア・ダンケル)。

略歴[編集]

15歳で学校をやめ、バーのメイド、警備員、映画制作、東京のクラブのホステス、英語教師など職を転々とした。ワシントンD.C.アメリカン大学で映画制作について学び修士号を取得。その後、イングランドバース・スパ大学でクリエイティブ・ライティングの修士号を取得した。

処女作『死を啼く鳥』(原題:Birdman2000年)が世界的にベストセラーとなり、第2作『悪鬼の檻』(2001年)、第3作"Tokyo" (2004年)、第4作"Pig Island" (2006年)と続く3作も『サンデー・タイムズ』でベストセラーとなった。"Pig Island"バリー賞CWA賞にノミネートされ、第5作"Ritual"イアン・フレミング・スチール・ダガー賞にノミネートされた。2012年に『喪失』でエドガー賞 長編賞を受賞した[1]

パートナーと娘とサマセットバースに居住。

2020年12月、運動ニューロン病と診断され、2021年7月27日に合併症で死去[2]

受賞歴[編集]

主な作品[編集]

Jack Caffery シリーズ
Walking Man シリーズ
  • Ritual (2008)
  • Skin (2009)
  • Gone(『喪失』) (2010)
  • Quiet Day (2012)
その他

日本語訳された作品[編集]

  • 『死を啼く鳥』ハルキ文庫、小林宏明訳、角川春樹事務所、2002年
  • 『悪鬼(トロール)の檻』ハルキ文庫、小林宏明訳、角川春樹事務所、2003年
  • 『喪失』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、北野寿美枝訳、早川書房、2012年
  • 『人形(ひとがた)』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、北野寿美枝訳、早川書房、2016年
  • 『虎狼』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、北野寿美枝訳、早川書房、2016年

脚注[編集]

外部リンク[編集]