モーズリーの法則

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モーズリーの法則 (Moseley's law) とは、特性X線(各元素に固有な線スペクトルを持つX線、固有X線ともいう)の波長逆数平方根が、特性X線を放出する元素の原子核電荷、すなわち原子番号一次関数となることを示した法則である。法則の名称は、イギリス物理学者ヘンリー・モーズリーが実験によって発見して1913年に発表したことに因む。

特性X線のKα線の波長を \lambda_{K_{\alpha}} 、原子番号を \mathcal{Z}光速度c_\circリュードベリ定数R_\infty とすると、この法則は以下の式により表される。


\frac{1}{\lambda_{K_{\alpha}}}=\frac{3}{4} c_\circ R_\infty(\mathcal{Z}-1)^2


この式は、特性X線のKα線の波長が軽元素ほど長いことを意味する。Kα線以外の系列についても、特性X線の波長と原子番号の間には、同様の直線的な関係がある。

参考文献[編集]

  • バーナード・ヤッフェ(竹内敬人訳)『モーズリーと周期律 元素の点呼者』河出書房新社、1972年