モンゴル医学

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モンゴル医学(もんごるいがく)は、モンゴルで行われている医学。

モンゴルは文化的に中国と縁が深く、基本は中国医学である。しかし、気候風土や遊牧という民族的特性から、使用される薬物などに厳しい制約があるため、行われる医療は非常に特殊である。家畜由来の薬や、厳しい環境でかろうじて入手できる数少ない薬物を用いている。法も行われており、ヨモギではなく馬糞を乾燥させた馬糞灸を行う。他に温石も行われており、冷えた手足や患部を焼けた石で温めるという方法を行っている。

現在、外モンゴルでは医療設備と人材が不足しており、各種医療機関や柔道整復師・鍼灸師などがボランティアとして、現地の病人を救済している。