モロッコ・ディルハム

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モロッコ・ディルハム
درهم مغربي (アラビア語)
50ディルハム紙幣
50ディルハム紙幣
ISO 4217コード MAD
使用国・地域 モロッコの旗 モロッコ西サハラ
インフレ率 2%
情報源 The World Factbook
(2007年)
補助単位
1/100 サンチーム
通貨記号 د.م.
硬貨 1、5、10、20サンチーム
1/2、1、2、5、10ディルハム
紙幣 10、20、50、100、200ディルハム
中央銀行 アル=マグリブ銀行
ウェブサイト www.bkam.ma


モロッコ・ディルハムアラビア語: درهم مغربي ‎、Moroccan dirham)は、モロッコ通貨ISO 4217の通貨コードはMAD。通貨記号はد.م.で、DHやDhsといったラテン文字での略式表記も用いられる。補助単位は100分の1のサンチーム(santim /アラビア語単数形 سنتيم、複数形: سنتيما または سنتيمات)。

モロッコ・ディルハムはモロッコの中央銀行、国立アル=マグリブ銀行(Bank al-Maghrib)によって発券される。西サハラでの事実上の通貨ともなっている。

歴史[編集]

1882年に近代的な通貨制度が導入されるまでは、モロッコはファルスを単位とした銅貨と、ディルハムを単位とした銀貨、バンドゥキを単位とした金貨を発行していた。1882年からは、ディルハムはモロッコ・リアルの補助単位となり、1リアル=10ディルハムであった。

1960年に再度ディルハムが主要通貨単位となり、その際フランに替わって導入されたがフランは1ディルハム=100フランとして1974年まで使用され、その後フランはサンチームに置き換えられた。

硬貨[編集]

1960年に1ディルハム銀貨が導入された。その後1965年には1ディルハムニッケル貨、5ディルハム銀貨に変更された。1974年サンチーム導入に伴い、1、5、10、20、50サンチームと1ディルハム硬貨が発行された。1サンチーム硬貨はアルミ貨、5〜20サンチーム硬貨は真鍮貨、それ以上は白銅貨であった。1980年に5ディルハム白銅貨が追加され、1987年にバイメタル貨に変更された。このバイメタル貨はグレゴリオ暦(西暦)とヒジュラ暦(イスラム暦)の二つの暦による年号が記されている(例えば西暦1987年=イスラム暦1407年)。1サンチーム硬貨は新デザインが導入された1987年のみ発行され、またその際50サンチーム硬貨は新たに大きさや材質を変更し1/2ディルハム硬貨として発行された。新5ディルハム硬貨と10ディルハム硬貨共にバイメタル貨で1995年に発行された。2002年に2ディルハム白銅貨が発行された。


ディルハム硬貨 [1]
額面 形状 特徴
直径 量目 材質 表面 裏面
1サンチーム 17 mm 0.7 g アルミニウム スムース縁 モロッコの国章及び「モロッコ王国」の文字刻印 漁業
5サンチーム 17.5 mm 2 g アルミニウム青銅
92%
6% アルミニウム
2% ニッケル
スムース縁 モロッコの国章及び「モロッコ王国」の文字刻印 舵柄と漁網
10サンチーム 20 mm 3 g ギザ縁 とうもろこし
20サンチーム 23 mm 4 g ギザ縁 フィブラ
1/2ディルハム 21 mm 4 g 白銅
75%
25% ニッケル
ギザ縁 モロッコの国章及び「モロッコ王国」の文字刻印 通信新技術
1ディルハム 24 mm 6 g ギザ縁 ムハンマド6世(初期はハサン2世 モロッコの国章及び「モロッコ王国」の文字刻印
2ディルハム 26 mm 7 g ギザ縁 ムハンマド6世
5ディルハム 26.2 mm 6.8 g 周縁部: 82.5%
          17.5% クロム
中央部: アルミニウム青銅 (20サンチームと同様)
ギザ縁 ムハンマド6世(初期はハサン2世
10ディルハム 28 mm 12 g 周縁部: アルミニウム青銅 (20サンチームと同様)
中央部: 白銅 (1ディルハムと同様)
ギザ縁 ムハンマド6世(初期はハサン2世 モロッコの国章及び「モロッコ王国」の文字刻印
現在のMADの為替レート
Yahoo!ファイナンス: AUD CAD CHF EUR GBP HKD JPY USD
Google Finance: AUD CAD CHF EUR GBP HKD JPY USD
OzForex: AUD CAD CHF EUR GBP HKD JPY USD
XE.com: AUD CAD CHF EUR GBP HKD JPY USD
OANDA.com: AUD CAD CHF EUR GBP HKD JPY USD

関連項目[編集]

脚注[編集]