モネラ界

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?モネラ界

ピロリ菌の電子顕微鏡写真
分類
: 原核生物界 Procaryoteae
下位分類(門)
  • グラシリクテス門 Gracilicutes
  • フィルミクテス門 Firmicutes
  • テネリクテス門 Tenericutes
  • メンドシクテス門 Mendosicutes

モネラ界(Monera)は、五界説における生物の最上位分類の一つで、細胞核を持たない原核生物全てを含む生物界である。この中には、いわゆる細菌と、かつて植物として分類されていた藍藻類(シアノバクテリア)などが属している。1956年原生生物界から分離する形で提唱された。この後モネラ界は1969年に提唱された五界説のもとで標準化され、原核生物全てを含む分類群として定着した。

しかしながら、現在この分類が使用されるのは教育分野程度である。1970年代後半以降、DNAおよびRNAの解析により、原核生物が系統的に極めて大きく異なる2群より構成されることが示されたことにより、モネラ界は解体に向かった。1977年にモネラ界が2分された6界説、1990年にはバクテリア(細菌=真正細菌)とアーキア(古細菌)の違いがさらに強調された3ドメイン説が提唱され、それ以来、原核生物の研究者の多くはドメインを好んで使用している。また、3ドメイン説に反対する研究者らも、モネラ界よりは原核生物帝や細菌超界、(古細菌を除く)細菌界を使用する傾向が強く、学術分野においてモネラ界の使用は殆ど見られなくなった。

右の分類表は、1980年代から1990年代初頭にかけて一時使用されていた分類例である。グラシリクテス門がグラム陰性菌、フィルミクテス(ファーミキューテス)門がグラム陽性菌(バシラス、クロストリジウム、放線菌デイノコッカス-サーマスなど)、テネリクテス門が無細胞壁細菌類(マイコプラズマ類)、メンドシクテス門が古細菌にほぼ相当する。当時の最新の分岐学の知識と生化学的性質による分類が反映されているが、テネリクテス門及び分類範囲が変更されたフィルミクテス門を除き、現在ではまず使用されない。