メロヴィクス

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1720年につくられたブロンズ・メダルに刻まれたメロヴィクス像。ビブリオテーク・ナショナル所蔵

メロヴィクス(メロヴィウス、Merovech / Meroveus / Meroviusなどと綴られる)は、フランク王国メロヴィング家の始祖とされる、半ば伝説的な人物。5世紀中頃にフランク人サリ族を率いた王で、451年のカタラウヌムの戦いアエティウスの率いる西ローマ帝国軍に従い、フン族を敗った。557年頃に死に、息子のキルデリク1世(フランク王国の初代国王となるクロヴィス1世の父)が後を継いだとされる。具体的に知られるのは以上だけで、後にメロヴィング家の始祖(メロヴィングの語源)とされ、海神の子孫とする伝説(フレデガーの年代記Chronicle of Fredegar)などが流布した。またサリーフランク族の王としては同時期にクローディオChlodio)が活躍しており、メロヴィクスはクローディオの息子ともいわれるが、確実な情報はない。