メッカ・コーラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
メッカ・コーラ
Mecca-Cola
種類 コーラ
製造元 Mecca Cola World Company
発祥国 フランスの旗 フランス
販売開始 2002年11月
関連商品 コカ・コーラ
ザムザム・コーラ
キブラ・コーラ

メッカ・コーラ英語フランス語: Mecca-Cola)はソフトドリンクコーラ)である。Mecca Cola World Company社のフラグシップとなる商品であり、親イスラムの消費者にとっては、アメリカ合衆国コカ・コーラペプシコーラに代わる商品として位置づけられている。商品名にはمكةメッカサウジアラビア〉)を意味する伝統的なラテンアルファベット翻字が含まれている。

詳細[編集]

メッカ・コーラは2002年11月フランスで、チュニジア人事業家Tawfik Mathlouthiによって、ヨーロッパ諸国でコーラの代用品を欲していたパレスチナ人を支援する目的で創業した[1]。彼はイランの人気コーラだったザムザム・コーラに触発され、ザムザム社との流通契約に関する条件で折り合いを付ける事が出来なかったのを機に、彼自身で新しいブランドを立ち上げようと決心した[2]

メッカ・コーラは、現在アラブ世界のあらゆる場所で販売されており、ヨーロッパと同じ程度の場所で売られている。アメリカ合衆国・イギリスインドカナダのあらゆる場所でもメッカ・コーラが持ち込まれ、消費されている。フランスで商品が生産されているが、会社は現在はドバイアラブ首長国連邦)に拠点を移している。コーポレートアイデンティティの一部を抜粋すると、慈善のために、とりわけパレスチナ人を助けるというムスリムザカートに基づく信条である[3]。会社の利益の10%はパレスチナ自治政府に、厳格な人道支援機関(例えば学校のような建物)を設立するために寄付され、他の10%は商品を売っている国の慈善団体に寄付する事を誓約している[1][4]。この活動的なスタンスは会社のスローガンであり、全ての商品に印字されている「Shake your Conscience.」に反映されている。会社では、と混ぜて飲まないように注意している。メッカはイスラム教聖地であり、コーラの名前にも宗教的な含蓄があるからである。

加えてメッカ・コーラの数多くの異なった表示のために、会社はメッカ・コーラの名前を付けているが、果汁の入ったソフトドリンクの類として販売している。メッカ・コーラ社は2003年10月マレーシアで開催されたイスラム協力機構 (OIC) の首脳会議スポンサーとなり、メッカ・コーラも公式ドリンクとなった。

2003年BBCで放送されたドキュメンタリーでは、キブラ・コーラのザファー・イクバルとメッカ・コーラのMathlouthiは、共同で「Message in a Bottle」というキャンペーンを展開した。

世界各国への流通状況[編集]

2013年現在、メッカ・コーラは世界の64カ国で販売されている[5]。各国での流通が開始した日付は、それぞれ異なっている。主な国の流通状況を以下の表にまとめた。

発売日 備考
フランス[6] 2002年11月 会社はドバイ移転前までは、最初フランスで創業した[1]。当時は、国内コーラ市場でトップの会社だった。
しかし、現在では市場全体における1.7%のシェアしかない[5]
パキスタン[7] 2003年11月 国内コーラ市場において、上位5位以内に位置するシェアを誇る。
マレーシア[8] 2003年10月 国内コーラ市場において、上位5位以内に位置するシェアを誇る。
イエメン[9] 2003年6月 国内コーラ市場において、上位5位以内に位置するシェア (22%) を誇る。
アルジェリア[10] 2003年8月 国内コーラ市場において、上位5位以内に位置するシェア (19%) を誇る。
サウジアラビア[11] 2003年2月 全商品の売上高は、8,000万ドルに達している。
アラブ首長国連邦[12] 2003年4月 現在、本社がこの国のドバイにある。
オマーン[13] 2003年
カタール[13] 2003年
クウェート[13] 2003年
イラク[14] 2003年4月
レバノン[15] 2003年2月
ヨルダン[13] 2003年
シリア[13] 2003年
インド[16] 2004年3月 最初ジャンムー・カシミール州で発売され、次にグジャラート州で発売された。
現在では国内のあらゆる場所で販売されている。
バングラデシュ[17] 2005年5月
タイ[5][18] 2009年

脚注[編集]

外部リンク[編集]