メキシコの大統領

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Presidente de los Estados Unidos Mexicanos
Seal of the Government of Mexico.svg
現職者
エンリケ・ペーニャ・ニエト

就任日 2012年12月1日
官邸 w:Los Pinos
任期 6年 (sexenio),
1期のみで再選不可。
初代 w:Guadalupe Victoria
創設 1824年10月10日
俸給 毎月20万8,570.92メキシコ・ペソ(課税前)[1]
ウェブサイト presidencia.gob.mx/


メキシコ大統領旗

メキシコの大統領(メキシコのだいとうりょう)は、メキシコ合衆国の国家元首である。

現行憲法は大統領の役職名を"Presidente de los Estados Unidos Mexicanos"とし、「メキシコ合衆国大統領」と和訳される[2] [3]。また、役職名を"Presidente Constitucional de los Estados Unidos Mexicanos"とする公文書もあり[4]、「メキシコ合衆国立憲大統領」と訳されることもある[5]

適格[編集]

  • 出生時に全てのメキシコ国民の権利を有するメキシコ国民であること(両親の一方が出生時に全てのメキシコ国民の権利を有するメキシコ国民であること)。
  • 少なくとも20年間メキシコに居住していること。
  • 選挙時に35歳以上であること。
  • すくなくとも選挙前の1年間まではメキシコに居住していること。
  • 教会および宗教団体の職員ではないこと。
  • 選挙の前6か月までに軍歴を終えていること。
  • 選挙の前6か月までに閣僚、検察庁長官、警察庁長官の職についてないこと。
  • 大統領就任歴がないこと。

選挙[編集]

メキシコ大統領選挙は1934年以来6年ごとに実施されている。有権者の直接投票で選出される。得票数が1位の者が大統領に選出される。決戦投票はない。そのため得票率が過半数に満たない者が大統領に選ばれることがある。

選挙開催年の7月に各党による予備選挙を行い、9月に大統領選挙が行われる。当選した次期大統領は12月1日の就任日までの組閣の準備を進める。

権限[編集]

メキシコの大統領は、全閣僚の任命権と罷免権、メキシコ連邦区知事の任命権、州知事の罷免権を有するなど、周辺諸国の大統領と比べて強い権限を保持している[6]。大統領に強い権限を持たせる制度がメキシコの政局安定に寄与しているという見方がある[7]。 「1917年憲法」において大統領の権限は以下のものである。

  • 連邦検察庁長官任命権、
  • 連邦警察庁長官任命権、
  • 国務長官以下すべての全閣僚の任命権、
  • すべての大使の任命権、
  • 陸海空三軍の最高指揮権、
  • 宣戦布告および講和条約締結権(あらかじめ議会の可決が必要)、
  • 外交交渉権、
  • 大統領令布告権、
  • 最高裁判所長官指名権、
  • 法律拒否権、
  • 法案提出権。


大統領の任期は1期6年限りで、一切の再選が禁止されている。これは、ポルフィリオ・ディアス長期独裁政権への反省からきている。

歴代大統領一覧[編集]

1822年から1823年までメキシコは帝国としてアグスティン1世が統治した。

  • 1863年 - 1864年: フアン・ネポムセノ・アルモンテ Juan Nepomuceno Almonte

1864年から1867年までメキシコはハプスブルク家フェルディナント・マクシミリアン・ヨーゼフ大公がフランスナポレオン3世の要請により皇帝に即位、マクシミリアン1世として統治した。この期間もベニート・フアレスがメキシコ北部で政府を構成し、アメリカ合衆国を始めとする数カ国はマクシミリアンを承認せず、フアレス政府を支援した。

アグアスカリエンテス会議での臨時大統領

革命後の大統領[編集]

1917年のメキシコ革命以後の大統領。

参考文献[編集]