メアリー・ローズ

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メアリー・ローズ: Mary Rose)は、イングランド王国でかつて用いられていた軍艦で、大砲を主要な兵器とした大型のキャラック船

1510年ヘンリー8世によって建造された。当時の帆船としてはかなり大きく、全長32m、排水量はおよそ600tであったと考えられている。大砲を主要な兵器とした帆船のうち最古の部類に入り、舷側に78門の大砲を積んでいた。この巨艦の建造は隣国スコットランドがマイケル(グレート・マイケル)を建造する契機となった。

1512年からその翌々年にかけてフランスを砲撃し、その大砲の威力を示す。

メアリー・ローズは1536年に改装され、艦載砲の数が91門となった。

1545年ソレントの海戦でイギリス艦隊の旗艦となりフランス艦隊と戦闘を行うが、その際に炎上してしまう。強度を失った船体は転舵の際にプリマス沖に沈んだ。 1982年には遺物が引き上げられ、この時代の艦船の貴重な資料となった。