ムーミンの登場人物

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ムーミンの登場人物(ムーミンのとうじょうじんぶつ)では、小説ムーミンおよびその派生作品に登場するキャラクターを解説する。

ムーミン・シリーズには、ムーミンのほか、スノーク、ミムラ、ヘムル、フィリフヨンカ、はい虫(むし)などの架空の生物が登場する。これらの名称はその生物の種族名であるが、一部の名称については個人名や家族名のように使用されている。

なお、ムーミン・シリーズには、他にも名前や姿の無いキャラクターが多く登場する。人のような外見のキャラクターも登場するが、人ではない別の生き物である。

以下の説明中の声優名は、日本のアニメーション作品における担当声優であり、「1969年、1972年版ムーミン」 / 「楽しいムーミン一家 、楽しいムーミン一家 冒険日記、楽しいムーミン一家 ムーミン谷の彗星」 / 「2009年劇場版」(これは1979年版ポーランドパペットアニメーションを編集したものである。)の3系統が列記されている。声優名の記載がない場合は同キャラクターについて声優がいない、あるいはその作品には未登場であることを意味する。ポーランド製の「1979年版パペットアニメーション」は、始めは全てのキャラクターを、岸田今日子が1人で吹き替えを演じてCSで放送されていた。この後2009年版を再編集をし、女優の松たか子と俳優の段田安則の2人で全ての役を演じた2012年版テレビバージョンがありNHKBSプレミアで放送されたものがある。 そのほか、絵本が原作の物がDVDソフトとして制作され、『ムーミンそれからどうなるのさびしがりやのクニット』が2言語で作られ一方の原語のナレーションの出演は、トーベ自身が担当し、日本語の吹き替えは、小泉今日子が1人で全てのキャラクターを演じていた。アニメーションの絵もトーベ自身の絵本の絵が用いられていた。2012年にも3話になり、再発売された。 本編の『楽しいムーミン一家』も同年Blu-ray Disc化された。ただし冒険日記の分は作られていない。

目次

主要人物[編集]

ムーミントロール(スウェーデン語: Mumintrolletフィンランド語: Muumipeikko
声 - 岸田今日子/高山みなみ/野島健児
ムーミンという妖精の一家の男の子。見た目は直立したコビトカバのような風貌をしている(コミックスとアニメーション『楽しいムーミン一家』では、ミイが拾った熱帯の種を家の周りに撒きムーミン屋敷がジャングルの様になった時に、スティンキーが動物園から猛獣を盗み出したのを捕えにきた動物園の係官に、ムーミン一家とスノークの女の子(またはフローレン)がカバに間違えられて怒るエピソードがあった。さらにヘムレンによって生物学的にもカバとは異なる種族であることが証明されている)。父親はムーミンパパ、母親はムーミンママ。
フィンランドのどこかにある「Muumin Dalen」(ムーミン谷)と呼ばれる場所で、ひっそりと暮らしている。冬になると家にこもって冬眠する。先祖は大きなストーブの裏側に住んでいた。小説でのムーミン達は、体の大きさは「電話帳くらいのサイズ」とトーベ・ヤンソンは言うが、植物等の大きさと比較すると、コミックスと同じ様に人位の様な大きさと考えられる。パパの拘りのタバコの葉っぱを収穫する為のタバコ畑や、ママの得意なジャムの原料となる木苺等の木の実、茸の料理等を考えると、電話帳位の大きさではこれらは調理できず、矛盾を生じる。コミック版のムーミンでは人と同じとされている。
元々は、スウェーデン語により書かれた小説だが、1954年以降、英国の新聞イブニング・ニュースにこれとは独立した漫画がトーベと末弟のラルス・ヤンソンが描き連載された。トーベのスウェーデン語の原作を、ラルスが英語に翻訳をしてイギリスで連載が開始された。また、『楽しいムーミン一家』『ムーミン谷の仲間たち』ほか、多くの作品に登場する。「ムーミントロール」という名前は、北欧の伝説に現れる妖精トロールからとられている。実際には「ムーミン」という名前は妖精の種族を表すようだが、童話での「ムーミントロール」は主人公の名前として使われている。
トーベ・ヤンソンが初めてムーミンらしきものを描いたのは、10代の頃次弟のぺル・ウーロフ・ヤンソンと口喧嘩をして負けた時に悔し紛れにトイレの壁に描いたもので、そのムーミンらしき姿に(SNORK:スノーク;とても醜い生物)と書いたものであった。
トーベ・ヤンソンがムーミントロールの原型らしきものを公に最初に描いたのは政治風刺誌『ガルム』誌上であり、当時は画中の隅のほうにいる小さな目立たないキャラクターにすぎなかった。それ以外にも、トーベ・ヤンソンはムーミンかどうかはわからないものの、トロールのシルエットを描いた作品を残している(「黒いムーミントロール」)。元々北欧では、トロールは人間にとって気味のわるい生き物であるとされており、トーベは勉強のために叔父の家に下宿したが、夜中に勉強中に冷蔵庫から盗み食いをしょっちゅうしていたところ、叔父から「夜中に背後から息をふきかけてくるトロール」(これがムウーミントロールと言った)の話を聞かされたという記述がある[1]。ムーミントロールのイメージは、初期のこのようなおどろおどろしいものから、徐々に現在のような形に変化していったと考えられる。因みに、ムーミンの瞳は青である。初期のアニメーションの1969年版と1972年版では黒目であった。
ムーミンパパ(: muminpappa: Muumipappa
声 - 高木均/大塚明夫/稲葉実
ムーミントロールの父親。妻はムーミンママ。
出自は捨て子で、へムル(実際はフィリフヨンカの孤児院だが、パパの思い出でまだ存命中の者の迷惑にならないように、ヘムルとした)の孤児院に保護された。院長とウマが合わず孤児院を脱走して、発明家フレドリクソンらと共に蒸気船「海のオーケストラ号」で冒険の旅に出た。航海の後、嵐の海岸で助けた女のムーミン(のちのムーミンママ)との間に生まれたのがムーミントロールである。『ムーミンパパの思い出』が現在に至るまでの半生記となっている。
子供の頃は「ムーミン」と呼ばれていた。
シルクハットがトレードマークで、パイプタバコを好む。自分でタバコ畑を持ち、こだわりのタバコを栽培している。原作、コミックスを含めアニメーション『ムーミン』はもとより、アニメーション『楽しいムーミン一家』でもパパはパイプを持っている。しかし、スナフキンは原作(コミックスを含む。)とアニメーション『ムーミン』ではパイプでタバコを吸っているが、アニメーション『楽しいムーミン一家』ではキャラクターデザインまではパイプをくわえているものの、アニメーション本編ではタバコを吸っていない。
ムーミンパパは若い頃は冒険家であり、現在は第一線を退いているもののその精神は忘れていない。家族を守ることに強い使命を感じている。しかし、モランから家族を守ろうとして逆にガードを断られたり、と行動が空回りすることもしばしば。原作では、ふとした時に冒険心に駆られムーミン屋敷を飛び出すなど、放浪癖がある。
ムーミンママ(: muminmamma: Muumimamma
声 - 高村章子/谷育子/高島雅羅
ムーミントロールの母親。夫はムーミンパパ。
いつも賑やかなムーミン一家を支える。常に赤と白の縦じまの腰巻エプロンを着用して、手には持ち手の付いた黒いハンドバッグを携帯している。夫や子供達に分け隔て無く愛情を注ぎ、スノークのお嬢さんやミイに時折料理を教えている。
寛容で穏やかな性格だが、時折お転婆で無鉄砲な性格が垣間見える。『楽しいムーミン一家』ではモラントフスランビフスランに盗まれたルビーの王様を取り返しにムーミン屋敷に来訪した時はフライパンを片手に立ち向かったり、飛行おにの帽子でムーミン屋敷が植物に乗っ取られた時は生えた果物を物怖じないで食べてムーミンパパに薦めたり、この帽子でムーミンが化け物になり、自分が化け物になっている事を知らないムーミンが「自分は、カリフォルニアの王様だ」と名乗り、その結果スニフ、スナフキン、スノークらにぼこぼこにぶん殴られ泣いているのをムーミンと見抜いたりとムーミン一家の中では精神的に強い方。
自宅では主に台所に立ち料理を作っている。趣味は家事の合間にリビングでイスに座りながらする編み物、一家で海に出かけた時にも暇を潰すのにも編み物をしている事が多い。
バラを育てるなどガーデニングに勤しみ、ムーミン達が山で摘んできた木いちごを使ってジャムやジュースを拵えている。また料理の知識の他に食用キノコと毒キノコを見分けるなど、山菜に対する知識も長けている。自宅の地下には彼女専用の薬剤室があり、自身の祖母が手帳に書き残した秘伝の薬の調合書を持っている。家族の誰かが病気になった際は、調合書で使用する薬の調合方を調べ、薬剤室に篭り薬の調合をしている。
若い頃のムーミンパパが「海のオーケストラ号」での冒険を終えムーミン谷に移住した数日後のある嵐の夜、海で溺れて助けを求める(スノークのお嬢さんそっくりの)女性を見つけ救出した。それが若い頃のムーミンママであった。
ムーミンママのハンドバッグは出かける時はもちろん、家事をする際にも常に所持している。このハンドバッグは命の次に大事な物で、一度なくした時(この時はトフスランとビフスランが昼寝に使用するのに秘密の場所に隠した)はミムラやヘムレンさんなども参加し村中総出で捜索するほど彼女にとっては大事な物。ムーミン・コミックスでは犬にバッグを盗まれたが、ムーミンパパが持ってきた他のどんなデザインの代替品も拒否し、「あのバッグじゃなきゃダメ」と泣きじゃくるこだわりよう。バッグの中身は怪我した時に使うばんそう膏などの救急道具、靴下や手袋などの衣類の他、化粧用のコンパクトや、ムーミンパパに婚約の際に贈られたルビー指輪真珠ネックレスなど収められている。
体重は重いらしく、テレビアニメーション『楽しいムーミン一家』の第二期OPを見るとムーミンパパよりも重い(ムーミンパパを含むムーミン達が長椅子に座っており、端にムーミンママが座ると長椅子が片寄る)ムーミンパパがムーミンママに誕生日プレゼントとして送ろうとしていた自転車もかなりの重さに耐えられるように設計図が作られていた。
スノーク(: snork: Niisku
声 - 広川太一郎/平田康之/-
スノーク族というムーミン族とは似ているものの異なる生き物の兄妹の兄。妹がスノークのお嬢さんである。スノーク族の外観はムーミン族に似ており、体の大きさもほぼ同じだが、体色が個体ごとに異なり、感情によって変化する。アニメーション版『ムーミン』のスノークの色は若草色の様な薄緑色をしており、アニメーション版『楽しいムーミン一家』では薄水色をしている。ムーミンシリーズのほかの登場人物と同様に種族名を名乗る。原作においては頭髪はなく、小説版の裁判のシーンで昔のヨーロッパの裁判官や音楽家が被るような、バッハやヘンデルを思わせる長髪のかつらを着用している。
アニメーション版『ムーミン』における兄の「スノーク」のキャラクターデザインは、前述のかつら(よそ行きも持っていたり、おしゃまさんに取られそうになったりする)を被り、アニメーション版『楽しいムーミン一家』ではメガネに短髪となっている。『楽しいムーミン一家冒険日記』では、OPのみで物語には登場しない。
スウェーデン語でsnorkは「指図や命令をし、いばったり、うぬぼれたりする人」という意味である。一番初めに描いたムーミンは先述の通り実はスノークであり、次弟のぺル・ウーロフ・ヤンソンと口喧嘩をし、負けた時にぺル・ウーロフの事をトイレの壁に描き、ムーミンらしき姿の生物の下に(SNORK)と書かれたものがムーミンのルーツである。
スノークのお嬢さん(ノンノンフローレン : Snorkfröken: Niiskuneiti
声 - 武藤礼子/かないみか/永田亮子
スノーク族というムーミン族に似た生物の娘であり、兄はスノークである。体色は普段は薄い黄色(クリーム色)だが気分により変化する。前髪は黄色である[2]。この前髪があるところがムーミン族と異なる。金のアンクレット(足環)を着けている。ムーミントロールのガールフレンド。
原作の『ムーミン』小説シリーズでは、スノークのお嬢さん(スノークのおじょうさん)と呼ばれているだけで名前は設定されていない[3]。1969年版と1972年版のアニメーション版『ムーミン』では1969年版の制作用のパイロット版でのアフレコ中に、田代敦巳音響監督がこのままでは味気ないとして、妻の愛称から急遽ノンノンと名前がつけられた。しかし原作者トーベから「"no"や"non"などの否定的な意味に取れる。」と苦情があったため、アニメーション版『楽しいムーミン一家』ではドイツ語でお嬢さんを意味するフローレンという名前となった。
小説版では自分の前髪などに対するいささかナルシスト的な面も見せるが、ムーミンに気遣いを見せる優しい女の子として描かれる。コミックス版では夢見がちでのぼせやすく浮気性な面が強調され、一面的な「わがままな女の子像」に拘泥する。
『ムーミン谷の彗星』にて初登場。巨大食虫植物アンゴスツーラに襲われているところをムーミントロールたちに救われる。ムーミントロールは彼女が以前落とした金のアンクレット(足環)を拾っており、それを渡すことができて喜んだ。これが切っ掛けで彼女はムーミントロールのガールフレンドとなり、彗星を避けるために兄妹はムーミン谷へ同行し、そこに移り住むことになる。
ミイ(: lilla My: pikku Myy 原文和訳で「ちびのミイ」とも)
声 - 堀絢子/佐久間レイ/水田わさび
タマネギのように結った髪型が特徴のミムラという生き物で、ミムラ夫人の娘。他に35人の兄弟姉妹がいる。ヨクサルとミムラ夫人が恋人になった後に生まれている。生意気な言動で作品に現実的な視点をそえる特徴的なキャラクター。種族名がそのまま呼称となっていることが多いムーミン世界の中では珍しく個人名を持っている。ミムラ姉さん(異父姉)と共々ミイはスナフキンの姉である[4]
スニフ(: Sniff: Nipsu
声 - 富田耕生/中尾隆聖/-
ツチブタカンガルーのように立ち上がった外見の生き物。「sniff」には英語で「嗅ぐ」の意味があることから、優れた嗅覚と聴覚で蟻塚を探すツチブタがモデルだと説明されることがある[5]。種族名は不明で『小さな生き物』と表記されることが多い。臆病でわがまま。金貨(おカネ)、宝石や貴金属など、キラキラ光るカネ目の物が大好き。怪しい薬を拵えて売ったり、ムーミンに占い師になってもらいカネ儲けを企んだりした。しかし、自分より弱いものには優しく接する。ムーミン一家と同居している時と、自分の家にいる時がある。ムーミンパパの若い頃の冒険仲間であるロッドユールとソースユールの間に生まれた子。
スナフキン(: Snusmumriken: Nuuskamuikkunen: Snufkin
声 - 西本裕行/子安武人/白熊寛嗣
ムーミントロールの親友。しっぽが描かれた挿絵も存在する。表記と後記の通りスナフキンは英語であり、スウェーデン語では、スヌス・ムムリクである。
自由と孤独、音楽を愛する旅人。物事を所有することを嫌う。冬の来る前に南へ旅立ち、春の訪れとともにムーミン谷に戻ってくる。ただし、原作小説の『たのしいムーミン一家』ではムーミンと共に冬眠する描写がある。初期のアニメーション1969年版、1972年版の『ムーミン』では理知的で静かな大人という雰囲気のキャラクターである。これは子供らしさを残す主人公のムーミンに対して、その人生観世界観によって影響を与えていく、いわば「導き手」として焦点化されたストーリー上の役割によると考える人もいる。
父親はムーミンパパの友人ヨクサル。母親はミムラ族のミムラ夫人で、スナフキンはミムラ姉さん(異父姉)やミイの弟にあたる[6]
1969年版・1972年版のアニメーション『ムーミン』ではアコースティック・ギターを弾き歌も歌うが、原作(小説、コミックス)と1990年版のアニメーション『楽しいムーミン一家』ではハーモニカを吹き、歌わない。また、原作小説ではアコーディオンを弾く挿絵も存在する。
原作のスナフキンは理知的ではあるが孤独を好み、どちらかといえば人づきあいが苦手な人物として描かれている。人に指図されるのを嫌い、公園の「芝生に入るべからず」のような立て札を見て怒り、抜き捨てたこともある。心を許しているのはムーミンなどごく一部の人々にすぎず、『ムーミン谷の十一月』ではヘムレンさんなどの他人に対してひどく無愛想である。しかし『ムーミン谷の夏まつり』では、やむを得ず引きとることになった24人もの孤児(森の子供たち)の世話をした。
『ムーミン・コミックス』シリーズに出てくるスナフキンは原作よりもやや外向的である。しかし自分の嫌いな人々がムーミンの家にやってくるとスナフキンはこそこそ逃げだしてしまう。
1990年版のアニメーション『楽しいムーミン一家』では、ムーミン一家以外の人たちに対しても無愛想にならず、友好的に接している。何かと事件解決の突破口を作ることも多い知恵者的立場で活躍する為か、親友であるムーミンを始め周囲からは信頼され頼りになるキャラクターという設定である。番組開始当初は「子供達」の括りにいたが、進行する毎に「子供たちのお兄さん」的立場、どちらかというと大人の立場に移っており、ムーミンパパやママ大人達からも「スナフキンがいるから安心」と頼られている。しかし、アニメーションの1969年版と1972年版『ムーミン』では大人であるが、1990年版『楽しいムーミン一家』では年上ではあるもののあくまで子供であるので、タバコは吸わせなくしたものと思われる。原作の『ムーミン谷の夏祭り』では、森の子供達に「スナフキン小父さん」と呼ばれている。
と言う事は、ミイはスナフキンの姉であるので、姿は小さく子供じみているが、小母さんと言う事になってしまう。
上記にあるとおりミムラやミイとは姉弟ではあるが、アニメーションではその関係に触れられていない。ミムラとは他人行儀な会話しかなされておらず、『楽しいムーミン一家』の過去編といってもよい劇場版『ムーミン谷の彗星』では、スナフキンとミイはその映画で初めて対面している。その為、アニメーション『楽しいムーミン一家』のエピソードでは、ミイからデートに誘われている(スナフキンは断っており、ミイを見かけると逃げようとする素振りも見せている)。
日本名のスナフキンは英語名のSnufkinからの孫訳で英語の嗅ぎタバコ(スナッフsnuff)、から由来するものである。原作のスウェーデン語ではスヌス・ムムリク嗅ぎタバコを吸う男の意味)という名で登場する。「スヌス」は「かぎタバコ」、「ムムリク」は親しみを込めて言う「あいつ、野郎」という意味のスウェーデン語。ところが名の由来に反し、原作、コミックス、『ムーミン』においては嗅ぎタバコは嗅がず、パイプで葉タバコの微塵切り(所謂刻みタバコ)に火を着けて、タバコの煙を吸っている。原作やコミックスでは「ムーミン谷の夏祭り」で、森の子供たちにプレゼントされたラズベリー風味のタバコを日曜日に吸うことにしていた。『楽しいムーミン一家』ではムーミンパパ同様キャラクターデザインまではパイプをくわえているが、アニメーションではタバコを吸っていない。人気の高いスナフキンがタバコを吸っていると言う事が子供に教育上の悪影響を与えると考えたために、タバコを吸わせない様に変更したものと思われる。が、しかしトーベは若い頃からタバコが大好きであり、[7]アルコールの強いお酒も大好きで昼間から飲みながら仕事をしていたそう。そして酔い潰れる事もなくタバコニコチンの含有率の高いタバコを好み、絵を描きながら、または漫画の作画や小説を書きながら美味しそうにシガレット紙巻きタバコ)を吸っていたのである。
スナフキンの自由気ままな生き方は、原作読者・アニメーション視聴者の子供たちはもとより、日々の生活に疲れた一部の大人たちの郷愁・憧れも誘い、「スナフキン的な生き方」は理想の生活、スローライフの代名詞としても用いられることもある。その為公式サイトで行われたキャラクター投票では、一位をとるほどの人気キャラクターであった。文芸誌『ダ・ヴィンチ』の2005年12月号では、巻頭数十ページにわたってスナフキン一人の特集が組まれた。

その他[編集]

ミムラ姉さん(: Mymla: Mymmeli
声 - 荘司美代子/小林優子/-
タマネギのように結った髪型が特徴のミムラという生き物で、ミムラ夫人の娘。35人もの兄弟姉妹の長姉で、ミイは妹、スナフキンは弟である。作中で「ミムラのむすめ(: Mymlans dotter)」とも表記された。自立心旺盛な娘。ヨクサルとミムラ夫人が出会う前に生まれた。キャラクターデザインは、アニメーション『ムーミン』では、原作と違い、真っ白な体に白い服を着て、緑色の髪の毛をして青い瞳をしているが、アニメーション『楽しいムーミン一家』でも、原作とも違い肌色に薄茶色の髪に青い瞳をしている。原作絵本やイラストの絵では白っぽい体にオレンジ色の髪に青い瞳をしている。
モラン(: Mårran: Mörkö
声 - 滝口順平/片岡富枝/-
触れるものを凍りつかせる化け物で女性である。常に温まりたいと思っているのだが、そのさびしい、冷たすぎる心のために、周囲を凍らせてしまう。1969年版と1972年版のアニメーション『ムーミン』ではムーミン達とも会話をしているが、1990年版のアニメーション『楽しいムーミン一家』では、唸り声などだけで意思疎通はあまり取れていない。その為、トフスランとビフスランにモランが大切にしていた「ルビーの王様」を盗まれても意思疎通が取れない為、取り返すことをムーミン達に邪魔されてしまった。
ヘムレン(: hemul: Hemuli
声 - 雨森雅司/矢田稔/-
ヘムルスウェーデン語hemul)は個体名でなく種族名で、ヘムレン(hemulen)は「そのヘムル」という意味。
したがって原作小説の物語中に複数の「ヘムレンさん」が登場している。日本のアニメーション版で一般的な「ヘムレンさん」は初老の男性で、スカートのような服を着ていて切手や蝶や植物をあつめている(学者という設定を持つこともある)。
外観はムーミン族に似ているが、顔に突き出ているのは鼻ではなく口吻らしく、先端に口がある。また挿絵には外耳は見当たらず、頭髪が生えている個体の挿絵も多い。ムーミン族より大柄で、普段は衣服を着用している。ヘムルの伝統衣装はスカート。
ムーミン谷の外にある「ヘムルの世界」で、多数の個体が暮らしているらしい。
スウェーデン語でhemulとは「正当性」という法律用語。そのためか、物語中に登場するヘムルも警察署長や警官、公園の管理人などの職業についているものが多かった。
ヘムル署長(: hemul: Hemuli
声 - 北村弘一/土師孝也/-
ムーミン谷の警察署長。『ムーミン』の署長は、ムーミンコミックスの署長の手下の巡査に似ていて、口ひげをはやして人のような姿をしている。『楽しいムーミン一家』の署長は、原作に忠実なヘムルの姿で、バラの栽培を好み、性格は朗らかであり、よく鼻歌を歌ったりしている。ミムラ姉さんはガールフレンドである。帽子をとると、ヘムレンさんのように頭髪がありてっぺんは禿げている。コミックスの原作ではパイプをくわえている。
ニブリング
群がって生活するネズミのような容姿の動物。川に巣を作り、アニメ版では海を移動している。性格は大人しいが、見たことがない物をかじる癖がある。原作でもほとんど登場しない。
ニョロニョロ(: hattifnatt: Hattivatti
小さいお化け。白い靴下を逆さにしたような形をしている。物語にしばしば登場し不思議な存在感を示す。スウェーデン語名は「ハッティフナット(Hattifnatt)」で、<hatta>(優柔不断で迷う)と、<fnatta>(放浪する)という二つの不定詞の合成語と言われている。
体は白く細長い筒状で、スポンジでできているように見える。通常は直立しており、頭部は丸く、下部は擦り切れた様になっている。体長は個体によってまちまちであるが、だいたいムーミンママの腰あたり。ムーミンパパの発言によると「長い白い靴下」にいちばんよく似ている。また、場合によっては姿を見えなくすることができる。
に相当するものは無く、が、体の横に直接付いていて、物をつかんだり投げたりすることができる。体の下端にはがついており、すべるように移動する。
頭部には前方を向いて並んだ無表情な丸いが2つあり、色は灰色に変化する。などは存在しない。視力は鈍く、聴力は無いが、地面からの振動は敏感に感じとることができる。
会話はできないが、手を振ったりお辞儀をしたりすることでコミュニケーションをとる。まれに微かにを出して歌うことがある。電気によって他人の考えを読み取ることができるとも考えられており、実際にムーミンパパの考えにあわせて動きを変えたりする行動が見られる。しかし原作では、"何かを思うことも感じることもなく、ただひたすら水平線を目指し続ける「永遠の放浪者」"であり、ムーミンパパがニョロニョロの漕ぐ船に同乗し、積極的にコミュニケーションを交わそうとするが、なんの反応も見せずに閉口してしまう場面があるなど、無機質なキャラクターとして描かれている。
身体に電気を帯びており、不用意に近づくと感電する。特にのあとには強く帯電し、全身が発光している。また、ニョロニョロの近くでは、物の焦げたような臭いや硫黄の臭いがすることが多いが、これがニョロニョロ自体の臭いであるか、電気によって物がこげるためであるかは不明である。
ニョロニョロは光沢のある白い小さなから生まれるが、発芽する日は夏至祭の前日に限られる。地面にニョロニョロの種子を蒔くと、すぐに頭部から順に生育し、最後に足が地面から出て移動を始める。生まれたてのニョロニョロは特に強い電気を帯びている。
成長したニョロニョロは、上をボートで移動しながら各地の孤を巡回している。巡回している際の個体数はまちまちであるが、かならず奇数である。上陸した島にはシラカバの皮の巻物を残していくことがある。この巻物に触ると感電するが、文字などは書かれていない。夕立を好み、雷が発生する場所に群れをつくることがある。
夏至の日には、ニョロニョロはムーミン谷の北北西に位置する決まった島に集まる。マホガニー製の大きな気圧計がついた青い柱を中心に、世界中から約700体が集合する。目的は不明。
ムーミンたちの間では、ニョロニョロの話をすることは上品なことではないとされている。ニョロニョロはひどい暮らしをしており、また危険であるともいわれている。ニョロニョロはお化けとして扱われており、そばに近づくことを嫌がる人も多い。
ジャコウネズミ(: bisamråtta: piisamirotta
声 - 八奈見乗児/山内雅人/-
原作、アニメーション『ムーミン』『楽しいムーミン一家~ムーミン谷の彗星』に登場。自称哲学博士で、哲学書を好む。『ムーミン』では「無駄じゃ無駄じゃ、まったく無駄じゃよ。」等と言い、必要な物の事などでヘムレンさんと言い合ったりしていた。いつも読んでいる本は『すべてがむだである事について』。ムーミンパパが川に橋を架ける時に、ジャコウネズミの家を壊したので、一時、ムーミン一家と同居していた。
トフスランとビフスラン(: Tofsla、Vifsla: Tiuhti、Viuhti
声 - 貴家堂子トフス)、田の中勇トフスラン)、三輪勝恵、(松金よね子1972年版の第52話のみ)(ビフス)、井上瑤ビフスラン)/-
原作、コミックス、アニメーション『ムーミン』、アニメーション『楽しいムーミン一家』共に登場。小さい生き物の夫婦(原作では、1卵性双生児という設定で、『ムーミン』でも双子とされトフス、ビフスと呼ばれる。)で、変な言葉(邦訳版では単語の一文字を入れ替えた文体/絵本「ムーミン谷への不思議な旅」では語尾に「スラー」をつけた言葉)をしゃべる。自分達の好きなものは、勝手に自分達の物にしてしまう性格で、『ムーミン』ではまずムーミン屋敷に、ムーミン一家が留守の間にムーミン屋敷へ「わぁ大きなお家」、「まぁ住んでみるか」と言って勝手に住み始め、帰ってきたムーミン一家に「ぼくはトフス、私はビフスようこそいらっしゃいました」と言って招き入れ、お茶を入れたりお風呂を沸かして、ムーミンたちを入れ、まだ日が高いうちに「どうぞ、ごゆっくりお休みください」と無理やりベッドに押し込むなど勝手な行動をし、ムーミンが怒っていると「この人なんで怒っているのかなあ」「さあ」などとまったく周囲の事を理解できずにいた。ムーミン谷の仮装パーティーの日に、ヘムレンさんとジャコウネズミがチルチルミチルをやることにしていたが、ジャコウネズミがヘムレンさんと同じ衣装を着ていて、「これではミチルミチルですぞ」と、ヘムレンさんに言われると「これでよいのじゃ着替えるのは無駄じゃ」とジャコウネズミが一人で参加して、ヘムレンさんは怒って荷車の上で寝ているときに、トフスとビフスにヘムレンさんの靴を自分達に丁度良い大きさのベッドを作ろうと、靴を二人が脱がせようとした時に、ヘムレンさんは二人に荷車に縛り付けられてしまった。その荷車にヘムレンさんとトフスとビフスが乗っている時に丘の上からトフスとビフスが縛ったために、ヘムレンさんが暴れたため、走り出し丘の下の仮装パーティーの会場に来てしまい、その見かけがガリバーの様にヘムレンさんの周りに、小人のトフス、ビフスの2人がいたために「ガリバーだ」「ヘムレンさんが優勝だ」と言う事になったが、二人がスプーンなどを色々な家から勝手に持ち出し集めていたために皆から泥棒扱いをされたりして、結局ヘムレンさんに最後は引き取られた。それでも2人は、「ここは僕ら、私達のお家よ。ヘムレンさんようこそいらっしゃいました。」と言われ、ヘムレンさんは「これはまたとんだ事になったわい」となった。原作やアニメーション『楽しいムーミン一家』ではモランが持っていたルビーの王様やムーミンママの大切なハンドバッグを、勝手に自分達の物にしていた。そこでスノークが、裁判長になりトフスランビフスランを被告人として出廷したが、2人は理解できず、裁判長のスノークに向かって食べていたフルーツの種を飛ばしたりしていた。後にルビーの王様は結局モランには返さず、歌う花の球根と交換しムーミン達に見せに再びムーミン谷に来た。
飛行おに(鬼)(: Trollkarl: Taikuri
声 - 永井一郎/玄田哲章/-
シルクハットをかぶった不思議な魔法使い。空飛ぶ黒豹にまたがって世界中を飛び回り、巨大な宝石「ルビーの王様」を探してまで行った。トフスランビフスランモランから盗み出したルビーの王様飛行おにの能力で二つに分け手に入れることができた。以降、ムーミン達に何度かムーミン達の相談に協力している。オリジナルのスウェーデン語ではトロールカルルと読み、魔術師魔道士を意味する名前だが、日本名の飛行おには英語名のHobgoblinから取られている。
氷姫(: den stora kolden./isfru
『ムーミン谷の冬』にのみ登場する。: den stora köldenとisfruの意訳(それぞれ「大寒波」、「氷夫人」)。美しい女性であるが、姿を見たものは凍死する。小説には挿絵が無いが、アニメーション『楽しいムーミン一家』には原作の描写とは大きく異なるファンキーなデザインで登場。目があったリスは凍死し、ミイに「マフをこれで作りたい」と言われた。
トゥーティッキー(おしゃまさん、: Too-ticki: Tuutikki
声 - 山本嘉子/土井美加/-
小説では『ムーミン谷の冬』『ムーミン谷の仲間たち』(姿の見えなくなった女の子‘ニンニ’を連れてくる)に登場する。赤と白の横じまセーターを着た、落ち着いた性格の女性で、種族は不明。1972年版のアニメーション『ムーミン』では、‘第3話今日は(こんにちは)おしゃまさん’で初登場をし、ジャコウネズミに勝手に弟子入りをして、木の上からスノークのかつらを吊り上げようとしたり、手回しオルガンをやたらに演奏していたり、原作と異なり一時迷惑がられたこともあった。こちらでも、水浴び小屋に勝手に住んでおり、ムーミンたちを招いた。解説書には男の子と誤植されていた。
アニメーション『楽しいムーミン一家』ではあまり頻繁には登場しないが、原作の『ムーミン谷の仲間たち』と同じく、透明人間になってしまった少女‘ニンニ’をムーミンママに預けに来たのが初出。ムーミン一家の水浴び小屋に(無断で)冬の間だけ住んでいる。偶然、冬眠中に目を覚ましたムーミンに知られその旨を謝った。翌年の冬でも、ムーミン家から薪を無断で持ち出している(ただし、「自分達のお祭りだから、当然返してる」と冬眠明けの前に返却している事を告げているが無断で使用してる事についての謝罪は無い)。モデルは作者の私生活でのパートナーだったトゥーリッキ・ピエティラ(Prof Tuulikki Pietilä)教授。
フィリフヨンカ(: Filifjonka: Vilijonkka
声 - -/島本須美/-
キツネとタヌキの中間のような顔で、体つきは人の様な生き物。個人名ではなく種族名である。小説に登場したフィリフヨンカの大人は全て女性であるが、子供は男子の様であり、ほっそりした体つきをしている。掃除好きという設定になっている事が多く、神経質で気が弱い。1990年版アニメーション『楽しいムーミン一家』では‘フィヨンカ夫人’とされコミックスと同じく3人の子供がいる。子供は末っ子(女児のように描かれており、言葉も女言葉を話している。)を除き男の子の様である[8]
アニメーション『楽しいムーミン一家』の第28話から第30話で原作における『ムーミン谷の夏祭り』にあたる部分には、別に‘フィリフヨンカ’という名前で出ており、こちらは小説の様に夏祭りで呼んでも来ない親戚(叔父のフィリフヨンクと叔母のエンマ)を待ち、悲しんでいるフィリフヨンカ(叔母であるネズミの老婆エンマの姪。叔父のフィリフヨンクは既に死亡している。)として登場する。声は丸山真奈美が担当。デザインも原作小説の挿絵と同じように顔つきが少し違っている。
ガフサ(: Gafsa: Kampsu
『ムーミン谷の仲間たち』、『ムーミン谷の十一月』、『ムーミン・コミックス』に登場。鼻がとがった人の様な外見。『ムーミン谷の仲間たち』ではフィリフヨンカの友人。
エンマ(: Emma
声 - - /藤夏子/-
ねずみの眼鏡の老婆。劇場で20年以上も清掃を担当している。劇場の物を粗末に扱うと激怒する。元夫は舞台監督のフィリフヨンク。原作小説『ムーミン谷の夏祭り』で夏祭りで呼んでも来ない親戚を待ち、悲しんでいるフィリフヨンカの叔母で、夫のフィリフヨンク叔父さんは既に死亡しており、未亡人になった叔母のエンマは姪のフィリフヨンカから招待状が来ても招きに応じないばかりか、返事も出さなかった為に、このフィリフヨンカは叔父の死を知らずに毎年悲しんでいたのでいたのであるが、アニメーション『楽しいムーミン一家』の第28話~第30話でも、フィヨンカ夫人とは別人のフィリフヨンカとして描かれている。
めそめそ(: Ynk: Surku
声 - 千々松幸子/TARAKO/-
帽子をかぶりぼろきれをまとったイヌ。『ムーミン』では言葉は喋らず吠えるだけだが、原作と『楽しいムーミン一家』では言葉を喋るが四つ足で歩く。臆病で狼にあこがれている。
ホムサ(: homsa: homssu
小さな人のような外観の生き物の種族名で、作品中で異なる個体が何匹か登場する。『夏祭り』では主要登場人物の一人となる。他に、『ムーミン谷の十一月』のホムサ・トフトなど。種族共通の傾向として、想像力に富み、思い込みが激しい。このため、想像したことと現実の区別ができなくなってしまうこともある。
ミーサ(: Misa
『ムーミン谷の夏祭り』の主要登場人物の一人。人の女の子のような外観、種族は不明。大変な悲観主義者だった。
スティンキー(: stinky
声 - 大塚周夫/丸山裕子/-
コミックスとアニメーションで大活躍し 小説には登場しない。毛むくじゃらの球体に目鼻口をつけて触角・手足を生やしたような外見。トラブルメーカーである。1969年版、1972年版のアニメーション『ムーミン』では「ビトンビトンビトン…」という声を発しながらジャンプして移動する。静かにしろと言われても、つい「ビト…、ビト…。」等の声を上げていた。1990年版のアニメーション『楽しいムーミン一家』では「ビトンビトンビトン…」等の声は上げずに、チョコチョコ走りまわっている。1日で普通の人の1週間分食べる。たとえ生ゴミでもなんでも食べるので臭うので。そのために意味は臭うの英語stink(スティンク)から採られている。『コミックス』の初期には、臭いを表す湯気のようなものが描かれていた。また、トラブルメーカーの通り、怪しいカネ儲けをしたり、泥棒をして逮捕され警察の留置場に入れられたりした事もある。『コミックス』や、1990年版のアニメーション『楽しいムーミン一家』では何回も逮捕されているので、警察署長とは馴れ合いで、色々な食べ物やお菓子などを要求し、差し入れをさせたりしている。その代りに偉い警察官の視察の時には、署長から食べ物を貰ってその代わりに留置場に入る等の取引を行う等の不正も行っていた。
フレドリクソン(: Fredrikson
声 - -/納谷六朗/-
ムーミンパパが子供の頃に知り合った人物。ロッドユールは甥。発明家で、「海のオーケストラ号」の製作者。オーケストラ号は初めは外輪を備えた蒸気船で、後に航空機タイプに改造された。小説の「ムーミンパパの思い出」のエピローグで、ヨクサル、ミムラ夫人、ミムラ姉さん、34人のミムラの子供、ミイ、ロッドユール、ソースユールとともに劇的に登場する。アニメーション版の「ムーミンパパの思い出」では、同名の分が1話と違う題名で数話作られているが、これら人物はラストの話題での登場はない。
ヨクサル(: Joxar: Juksu
声 - -/子安武人/-
ムーミンパパが子供の頃に知り合った人物。フレドリクソンの製作した「海のオーケストラ号」に乗り組む事になる。ムーミンパパ曰く「スナフキンそっくり」。ミムラ夫人との間にスナフキンをもうける。外見も性格もほとんど息子のスナフキンと同じである。名前の由来は、スウェーデン系フィンランド人の方言である「悪戯をする、ふざける」という意味の‘Joksata’に由来するそうである。
ロッドユール(: Rådd-djur
声 - -/中尾隆聖/-
ムーミンパパが子供の頃に知り合った人物。フレドリクソンの甥で、フレドリクソンの製作した「海のオーケストラ号」に乗り組む事になる。ムーミンパパは過去に「スニフそっくり」と発言したが、外見はかなり異なる(スニフはロッドユールよりもソースユールに似ている)。頭に鍋をかぶっていて、普段はコーヒー缶の中で生活している。ソースユール(: Sås-djur)と趣味が似ており、すぐに意気投合をし結婚式を挙げ、スニフをもうける。
ジェーンおばさん
声 - -/高橋和枝/-
1990年版のアニメーション『楽しいムーミン一家』(‘冒険日記’を含む)のみに登場する。ムーミンパパの伯母で、亡くなった父親の姉(ムーミンパパは幼少時、孤児院で育っているので矛盾が生じる)。大金持ちで、金さえがあれば何でもできると考えている。ムーミンパパに莫大な遺産を相続しようとしている。原作、コミックス、アニメーション『ムーミン』、ポーランド製の、パペット・アニメーション共に登場しない。
はい虫(はいむし=クニット、: Knytt
日本語版で「はい虫」と訳されているKnytt (クニット)は人のような外見の小さな生物。『ムーミン谷の冬』に登場した「はい虫」ちょこちょこ走りのサロメちゃんは、しっぽを持ち、おもちゃの汽車の中で眠るほど小さかった。絵本の『さびしがりやのクニット』では「クニット」という語がそのまま使われている。
はい虫(はいむし=クリュープ、: Kryp
 声 - -/坂本千夏/ -
上記のクニットと同じ「はい虫」の名で訳されているが、両者は全く別物である。様々な外見の小さな生物で、森の中などで集団で暮らす。『ムーミン谷の仲間たち』,1990年版のアニメーション『楽しいムーミン一家』に登場した「はい虫」は毛むくじゃらの動物のような外見で、スナフキンに「ティーティ=ウー」という名前をつけてもらった。
ご先祖様
『ムーミン谷の冬』に登場。ムーミントロールの千年前ほどの姿。毛むくじゃらのムーミンのような姿である。冬の間、ムーミン家所有の水浴び小屋にある戸棚にいたが、ムーミントロールに戸棚を開けられ、広間のシャンデリアに移住。暖かくなると暖炉の裏へ引っ越した。
アリサ
声 - - /玉川砂記子/-
1990年版のアニメーション『楽しいムーミン一家』にのみ登場する独自のキャラクターであり、原作小説、コミックス共に登場しない。アニメーション『ムーミン』にも登場しない。ムーミン谷の外れにある森の一軒家で祖母クラリッサと共に暮らす、修行中の魔女見習い。ムーミン達とはとても仲が良く、よく一緒に遊ぶ。
クラリッサ
声 - - /京田尚子/-
1990年版のアニメーション『楽しいムーミン一家』にのみに登場する独自のキャラクターであり、原作小説、コミックス、アニメーション『ムーミン』共に登場しない。森に住むかなり力の強い魔女。箒で空を飛ぶ他、様々な術を使う事ができる。孫のアリサが善良なムーミン達と交流を持つ事をあまり快く思っていない。飛行おにを呼ぶ事も出来る。

書籍[編集]

『ムーミンママのお料理の本』
著:サミ・マリラ 挿絵:トーベ・ヤンソン 翻訳:渡部翠。 出版:講談社
ムーミンママが作る北欧料理のレシピ本。

脚注[編集]

  1. ^ 『ムーミン谷への旅—トーベ・ヤンソンとムーミンの世界』 講談社。ISBN 978-4062068628ASIN 4062068621
  2. ^ アニメーション『ムーミン』では、黄緑色をしており、前髪は桃色であり、最初期の東京ムービーの分にはリボンも付けていた。
  3. ^ 講談社版‘ムーミンまんがシリーズ’では当時のアニメーション『ムーミン』と同じくノンノン、福武書店(ベネッセ)版‘ムーミンの冒険日記’ではアニメーション『楽しいムーミン一家』でプロデューサーとして参加している野中しぎが翻訳をしているためもあり、アニメーション『楽しいムーミン一家』と同じくフローレン、筑摩書房版コミックス版‘ムーミンコミックス’ではスノークの女の子とそれぞれ訳された。
  4. ^ 「ようこそムーミン谷へ」ではミイの方が妹で、スナフキンは兄であると書かれている。
  5. ^ ツチブタ どうぶついろいろ”. 東山動植物園. 2013年6月11日閲覧。
  6. ^ ミイの処にも記したが、スナフキンの方が兄でミイは妹であると『ようこそムーミン谷へ』にミルヤ・キヴィは書いている。こうなると『ムーミンパパの思い出』と、矛盾してくる。
  7. ^ 母シグネ・ハンネマルステン・ヤンソンも、父ヴィクトル・ヤンソンもタバコを吸っていた。そしてトーベの自画像に‘タバコを吸う娘’という油絵を残している。海外では、子供の喫煙が禁止されていなかった国もあったので、芸術家でスタートしたトーベが、20歳より前からタバコを吸い始めていたとしてもその当時は違法でも無く、現在でも子供がタバコを吸っている国も有り、中には羽斑蚊ハマダラカマラリア蚊を寄せ付けない効果が有るとして、政府から喫煙を推奨され、幼児の時から母親が喫煙を子供に行わせている国もあり、ニコチン中毒ニコチン依存症)、一酸化炭素ベンゾピレンホルムアルデヒド等での発癌の原因の危険性よりも、マラリアの方が怖く危険であるとされ、日本で喫煙所に張られている、青い丸に煙を上げているタバコのマークが病院に張られている国もある。
  8. ^ コミックスでは、子供3人とも息子、男子の様である。

参考文献[編集]

  • 高橋静男ほか編『ムーミン童話の百科事典』(講談社、1996年ISBN 4-06-207999-2
  • 冨原眞弓『ムーミンを読む』(講談社、2004年ISBN 4-06-212340-1
  • トーベ・ヤンソン絵、ミルヤ・キヴィ文『ようこそ!ムーミン谷へ -ムーミン谷博物館コレクション-』末延弘子 訳(講談社、2005年ISBN 4-06-212784-9
  • トーベ・ヤンソン, 『ムーミンパパの思い出』,小野寺百合子 訳,講談社 1969
  • トーベ・ヤンソン, 「ニョロニョロのひみつ」(『ムーミン谷の仲間たち』収録), 山室静 訳, 講談社文庫, 1979. ISBN 4-06-138085-0.
  • トーベ・ヤンソン, 『たのしいムーミン一家』第3章, 山室静 訳, 講談社文庫, 1978. ISBN 4-06-138062-1.
  • トーベ・ヤンソン, 『ムーミン谷の夏祭り』第6章, 下村隆一訳, 講談社文庫, 1979. ISBN 4-06-138093-1.
  • トーベ・ヤンソン, 『小さなトロールと大きな洪水』, 冨原眞弓 訳, 講談社青い鳥文庫, 1999. ISBN 4-06-148503-2.
  • 「スナフキンにさよなら」『ダ・ヴィンチ』2005年12月号、メディアファクトリー
  • バンダイLD(レーザービデオビジョンディスク)『ムーミン』の解説書vol1~vol7,1989~1990
  • VapビデオVHSムーミン』愛の巻、夢の巻。及びムーミン』vol0~vol25解説書。
  • ビクタービデオDVDBox『Moomin』(楽しいムーミン一家)上下巻解説書。
  • トーベ・ヤンソン『ムーミンまんがシリーズ(1.とってもムーミン他)』草森紳一解説。講談社,1969年11月(分)8‐3‐71(製)216436(出)2253
  • トーベ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン『ムーミンの冒険日記』野中しぎ 訳、福武書店・ベネッセ,1991年 ISBN 4-8288-4968-8C 8798
  • トーベ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン『ムーミン・コミックス』冨原眞弓 訳,筑摩書房,2001年8月。ISBN 4-480-77054-2
  • 芸術新潮」(ムーミンを生んだ芸術家トーヴェ・ヤンソン;Tove Jansson)新潮社,2009年5月号。
  • MOE おめでとう60周年!ムーミン 巻頭大特集 生誕60周年おめでとう!オーロラの国からムーミンがやってきた!月刊モエ2006年1月1日号第28巻第1号通巻315号。発行所・白泉社。
  • 東芝EMICDムーミン』(懐かしのミュージッククリップ20)(TOCT-9820)。解説書。
  • キングレコードCD『楽しいムーミン一家』「スナフキンの旅立ち」(KICA36)。解説書。
  • キングレコードCD『楽しいムーミン一家』「vol1」(KICA18)。解説書。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]