ムギワラギク

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?ムギワラギク
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
: ムギワラギク属 Helichrysum
: ムギワラギク H. bracteatum
学名
Helichrysum bracteatum
(Vent.) Andrews (1805)
英名
Bracted Strawflower

ムギワラギク(英 strawflower 学名 Helichrysum bracteatum)は、キク科ムギワラギク属に属するオーストラリア原産の植物である。現地では常緑小低木であるが、寒さと高温多湿にやや弱く、日本では半耐寒性一年草として扱われている。属名でヘリクリサムと呼ばれることもある。タネの絵袋には、帝王貝細工ていおうかいざいく)と書かれていることが多いが、カイザイクAmmobium alatumとは別属の植物であり、この名前は好ましくない。「ヘリクリサム」とはラテン語で、「太陽の黄金」の意味で、花に独特の金属光沢があることによる。

目次

[編集] 性状

草丈は1m位になるが、50cmくらいの矮性種もある。茎は堅く、葉は細長く、つぶすとスパイスのような香りがある。花は、秋まきでは5月から6月に、春播きでは7月から8月にかけて咲き、単生で、花径は3~5cmある。他のキク科植物と同じ頭状花序であるが、花びらのように見える部分は、舌状花ではなく、総苞片といい、さかなの鱗のようである。

[編集] 栽培

種まきは、東京より暖かい地方では、秋の彼岸頃にまき、霜よけをして越冬させ、春に咲かせる。それより寒い地方では、ソメイヨシノが散ってから種まきする。タネは比較的細かいがよく発芽する。育苗箱や苗床にまき、タネが見え隠れする程度に覆土する。日当たりがよく、得に排水の良い土を好む。

[編集] 利用法

ドライフラワー用の花として最も有名である。切り花特に仏花としても用いられる。

[編集] ムギワラギクの仲間

同属の植物に、西ヨーロッパ原産のカレープラント(英 curry plant, 学名 H. angustifolium)がある。ただし、カレー粉やカレールーは、この植物から作るのではなく、十数種からそれ以上のスパイスをブレンドした物である。カレープラントは、葉のにおいがカレーに似ていると言うだけで、キッチンハーブとしてもあまり役には立たない。タネが非常に細かく(微細種子)、ムギワラギクよりさらに高温多湿に弱いため、日本ではあまり作られていない。

[編集] ムギワラギクの近縁種

キク科には、別の属であるが、ムギワラギクのように総苞片が美しく着色し、ドライフラワーとして楽しめる草花がいくつかある。ここに、それらについてもまとめて述べる。

[編集] カイザイク属 Ammobium

単型の属でオーストラリア原産。カイザイクA. alatumは、半耐寒性の一年草。草丈40~60cm。茎に翼があり、葉は被針形である。花は一重咲きで、花径4cmくらい。総苞片は金属光沢のある白で、二枚貝の内面のように見えるため「カイザイク」と呼ばれる。属名は「砂に生える」、種名は「翼がある」の意味。乾燥したややアルカリ性の土を好む。

[編集] ローダンセ Rhodanthe

オーストラリアと南アフリカに100種ほど分布している。ローダンセとして栽培されているのは、R. manglesiiで、草丈50cmくらい。よく分枝し、茎は細いが堅い。葉は卵形で白い粉が吹いている。花はピンク。属名は「バラ色の花」の意味。

[編集] トキワバナ属 Xeranthemum

属名からキセランセマムとも言う。ヨーロッパからペルシャにかけて数種が分布している。園芸種はX. annuumで、北は南ドイツまで分布域があり、かなり寒さに強い。葉は被針形で灰色を帯びている。花は八重咲きで、花径5cmくらいあり、ピンク・赤紫・白などの花がある。属名は「乾いた花」で、文字通りドライフラワーの意味である。種名は「一年草の」。

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