ミュージック・アトリエ
ミュージック・アトリエ(Music Atelier )は、ローランドが販売している電子オルガンの商標。その開発のアイデアの原点は、パイプオルガン、シアターオルガン、コンボオルガンに由来している。電子オルガンは、コンボタイプ、チャーチモデルなど演奏される音楽や用途によって分類されているが、ミュージックアトリエは、オールマイティな用途に対応するホームオルガンというタイプの電子オルガンに該当する。
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[編集] 概要
ローランドが家庭用電子オルガン事業に参入したのは1994年で、業界最後発である。そのため、他社の電子オルガンと大きく異なる点がある。まず、リアルタイム演奏を重視している。また、ボタンの配置を統一したり、音色アップグレードにより末永く使えるようにしている。さらに、ジャズ・スキャットなどのヒューマン・ボイスを収録しており、鍵盤を叩く強さにより、5段階に弾き分けることができるなど、従来の電子オルガンとの違いを強調している。
2001年9月にテクニトーン(従前はビクトロン)を用いた音楽教室を統括していた、日本ビクター子会社のビクター・テクニクス・ミュージック株式会社の株式65%をローランドが買収し、ミュージック・アトリエを使用するローランドミュージックスタジオへ移行され、ローランドの音楽教室は全国展開となる。その後ローランド本体が事業承継し、2010年よりローランドミュージックスクールへと改称されている。
[編集] 現行モデル
AT-Sシリーズの発売から6年。ATELIERの新モデルが2007年11月下旬から発売された。
ミュージックアトリエのコンセプトはまったく変えずに、開発した製品。
- AT-Sシリーズからの主な変更点
- タッチパネル液晶画面の大型化
- 外部記憶媒体がフロッピーディスクからUSBメモリへ
(オプションでフロッピーディスクも使用可)
- ハーモニックバー(ドローバー)を搭載
- アーティキュレーション音色(スーパーナチュラル)の追加
- ウォーターフォール鍵盤の採用(下鍵盤のみ)
- Dビームの搭載
- AT-900(2008年1月発売)
シリーズ最高峰モデル。足鍵盤は木製フルスケール25鍵を採用。
- AT-900C(2007年11月発売)
AT-900のステージモデル。本体とスタンドの分割を可能としており、全体的な軽量化を図り持ち運びに便利になった。なお、足鍵盤は木製フルスケール25鍵『PK-25A』もしくは20鍵『PK-7A』の付け替えが可能である。また、別売のアンプ『SA-1000』を使用することによりハイパワーな迫力を得られる。
- AT-800(2007年11月発売)
上級者向けモデル。足鍵盤は20鍵を採用。
- AT-500(2008年9月発売)
中級者モデル AT-60Sの後継機種
- AT-300(2008年4月発売)
初心者~中級者向けモデル。オルガン音色はアッパー・ロワーのみ。ハーモニックバーはオルガン音色専用で1セットのみ。
- AT-100(2008年4月発売)
初心者モデル。 ロールトップ式鍵盤蓋、音色数の削減やスピーカーボックスがないことを除けばAT-300とほぼ同性能。
- AT-75(2008年9月発売)
初心者モデル。 足鍵盤は13鍵だが、AT-900やAT-800と同じように音色はとてもよい。
- ATELIER Combo AT-350C(2011年3月発売)
鍵盤、キーボードスタンド(『KS-G8』別売)、足鍵盤(別売)がセパレートとなる、ライブモデル。容易に持ち運びが可能となった。トップパネルのレイアウトなどをAT-300以下と共通にして操作性を継承、そして上位機種の高機能部分を特長と継承することで、プロ仕様に仕上がっている。特に、スーパーナチュラル音色の搭載は、上位機種の音色数を越している。また、Dビーム機能も搭載。足鍵盤は、20鍵『PK-7A』と25鍵『PK-25A』のいずれかを選択可能。スピーカーとアンプを持ち合わせていないので、AT-900C同様、別売のアンプ『SA-1000』を使用することにより、家庭用でも、ライブイベント用にもなる。通常ライブならば現場のPAが使用されるため、実質価格性能比の高いモデルとなっている。
以上の8機種。
[編集] シリーズの主なモデル
- ATシリーズ(第一世代)
- AT-70, AT-50
- 1994年発売
- ATシリーズ(第二世代
- 1996年発売。リズムの追加にアトリエ専用リズムカードではなく、フロッピーディスクを使用できるようになった。第一世代ATシリーズにはフルスケールモデルはなかったが、AT-90の発売によりフルスケールモデルもラインアップに加わった。また、このシリーズからマニュアルパーカッション機能が追加された。
- AT-Rシリーズ
- 1999年発売。第二世代ATシリーズを基本に音色の強化、リズムの大幅な追加がされている。また、このシリーズからアトリエの特徴的な音色といえるジャズ・スキャットやヒューマンボイスフレーズが内蔵された。さらに、機種ごとのリズム名が統一された。
- AT-Sシリーズ
- 2001年発売。液晶タッチパネルを初めてそなえ、外見を一新。より使いやすい操作を可能とした。アトリエとしては大幅なモデルチェンジとなった。ロードネクストができるようになったのもAT-Sから。2004年には音色の追加、リズムの一新、リズムカスタマイズ機能の追加などを行った。
- AT-XXXシリーズ
- AT-900, AT-900C, AT-800, AT-500, AT-350C, AT-300, AT-100, AT-75
- 2007年~2011年発売。液晶タッチパネルを大型化。ジャズ・オルガン独特の操作子であるハーモニック・バー(いわゆるドローバー)を全機種に搭載。また、フロッピー搭載であったAT-Sより、全機種USBメモリーを採用。AT-900, AT-900C, AT-800には、アーティキュテーション・ボイスと呼ばれる、音楽表現力の豊かな音色を搭載している。
[編集] 電子オルガン奏者
- ヘクター・オリベラ(Hector Olivera: 英語)[1]
- トニー・フェネロン(Tony Fenelon: 英語)[2]
- 橘ゆり(たちばなゆり)
- 山口綾規(やまぐちりょうき: 英語)[3]
- 熊埜御堂可奈子(くまのみどうかなこ)
- 佐々木昭雄(ささきあきお)[4]
- 安井正規(やすいまさのり)