ミミズクと夜の王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| ミミズクと夜の王 | |
|---|---|
| 著者 | 紅玉いづき |
| イラスト | 磯野宏夫 |
| 発行日 | 2007年2月 |
| 発行元 | アスキー・メディアワークス |
| ジャンル | ファンタジー小説 |
| 国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 形態 | 文庫本 |
| ページ数 | 269 |
| コード | ISBN 978-4840237154 |
『ミミズクと夜の王』(ミミズクとよるのおう)は、紅玉いづきによる日本のライトノベル。イラストは磯野宏夫。電撃文庫(アスキー・メディアワークス)より、2007年2月に刊行された。
第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作。
目次 |
[編集] 概要
大賞を取る以前は作者の個人ウェブサイトで一般公開されていた(電撃小説大賞をはじめ、多くの賞では営利を目的としないウェブサイト・同人誌などでの発表ならば、応募規定に反しない)。ウェブサイトではイラストつきで発表されていた。一次選考通過の時点ではまだ公開されていたが、2006年8月に削除された。2007年7月現在ではウェブサイトのアドレスも変わっている。
ライトノベルとしては非常に異色で、挿絵が一切入っていない。また、『聖剣伝説』のメインビジュアルや企業用カレンダーのイラストを手がけている磯野宏夫による表紙イラスト・有川浩による解説も、一般書籍のような印象を与える。
[編集] ストーリー
ある月の夜、ミミズクと名乗る人間の少女が魔物の棲む森にやって来る。彼女は自分が魔物に食べられることを望んで森を彷徨った末に、魔物を統べる者「夜の王」に出会う。人間を相手にしない「夜の王」に、自らを食べるよう説得するために、彼女は森に居座って「夜の王」の所に通うようになる。
[編集] 登場人物
[編集] 魔物の森
- ミミズク
- 額に「332」の焼き印を押され、両手両足に鎖をつけられた少女。三白眼の気がある焦げ茶の瞳を持っている。やせ細っており、髪はパサパサに乾いた状態。
- 「夜の王」に自分を食べて欲しいと願い、彼の元に通い続ける。
- 奴隷として働かされており、死体を扱う仕事などを任されていた。そのため、ナイフが嫌い。性格は明るく、サバサバしている。
- 夜の王 (フクロウ)
- 月の瞳を持つ夜の森の絶対的な支配者。目元から頬に走る入れ墨のような複雑な紋様があり、鴉のような漆黒の翼を持っている。人間嫌いで、静かで綺麗なところを好む。ミミズクからは「フクロウ」というあだ名で呼ばれる。
- クロ
- 森に住む魔物で、出合ったミミズクに助言をしたり、食料を与えたりと、色々と親身になってくれる。クロというのはミミズクによる命名で、本来の名は人間では聞き取る事が出来ない。コウモリのような一対の羽に、2対4本の腕、さらには大きく裂けた赤い口など、如何にも魔物という恐ろしい外見をしている。
[編集] 王国
- ダンテス
- 初老に差し掛かったレッドアークの国王。灰色の髪と眼球を持つ。自分よりも国を取る秀でた国王で、傾いていた国を建て直した。
- アン・デューク・マクバーレン (アンディ)
- レッドアークの聖剣に選ばれた聖騎士。騎士団の象徴的な存在。マクバーレン家の末子だが、貴族然としておらず、物腰がやわらかである。
- オリエッタ・マクバーレン
- アンディの妻で、神殿に務める「剣の処女」。藍色の瞳を持つ。
- クローディアス・ヴァイン・ヨールデルタ・レッドアーク (ディア)
- レッドアークの幼き王子。手足が薄く変色しており、生まれた時から動かす事が出来ない。その為、塔の一室に幽閉状態にある。
- リーベル
- 王家直属の魔術師団の団長。
[編集] 既刊一覧
- ミミズクと夜の王 ISBN 978-4840237154
- 毒吐姫と星の石 ISBN 978-4048700580
[編集] 関連項目
| 第13回電撃小説大賞・大賞受賞作品 | ||
|---|---|---|
| 第12回 | ミミズクと夜の王 (紅玉いづき) |
第14回 |
| お留守バンシー (小河正岳) |
ほうかご百物語 (峰守ひろかず) |
|