ミハイル・ゲラシモフ

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ロシア中央銀行の記念硬貨


ミハイル・ミハイロヴィチ・ゲラシモフМихаил Михайлович Герасимов, Mikhail Mikhailovich Gerasimov, 1907年9月2日 - 1970年7月21日)はソ連邦の著名な学者法医学古生物学の成果に基づき、人類学考古学の現代化を促した。とりわけ頭蓋骨復顔の開発者として歴史に名を残している。

1930年代初頭に、太古のヒト科の頭蓋骨を手に入れ、入念な測定や解剖学的な調査によって、頭蓋骨から元の顔を割り出すことができることを知った。1968年の自叙伝において当時のことを、機会さえあれば「昔の死者の顔に見入っていた」と回想している。

復顔術が、白骨死体の身元割り出しや殺人事件の解決に有力な手助けとなってからは、ゲラシモフは保存状態の良い歴史上の人物の遺骨を発掘し、念入りにその復顔に取り組むようになった。つまるところゲラシモフが調査し、復顔した人物の数は200名を超え、イワン雷帝ティムールフリードリヒ・シラーヤロスラフ1世などがいる。

1950年にゲラシモフはソ連国家賞を授与され、復顔研究室の設置を許可された。後にゲラシモフの復顔術は世界中に広まり、ファラオイエス・キリストの議論の多い復顔にも影響力を及ぼした。

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