ミノア語

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純正クレタ語
?
話される国 かつてクレタ島で話されていた
地域 地中海東部
消滅時期 紀元前1千年紀の始まり頃に事実上消滅
言語系統
孤立しているもしくは不明
言語コード
ISO 639-1 なし
ISO 639-2 ?
ISO 639-3 ecr
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ミノアクレタ

ミノア語(ミノアご)は古代クレタの言語である。そのギリシア語との関係は不明であり、島の文明が大陸のものに取って代わられる前に話されていた。他言語と結びつけるための試みがなされてきたが、言語学的に関係が確認されるまでミノア語は孤立した言語とみなされるべきである。ミノア語の表記に使われていた文字は、紀元前1420年まで広く使われていた音節文字である線文字Aである。主として宗教上の銘文やミノア文明の行政記録の目的のために使われた。

純正クレタ語(じゅんせいクレタご)はミノア語から派生したと思われる言語で、主にギリシア暗黒時代以後の規範であるユービアから派生した文字で書かれたが、線文字も少数の宗教的銘文の形でしばらく並存し続けた。純正クレタ語による銘文の年代は紀元前7世紀から紀元前3世紀であり、通常その地域の古代ギリシア文字イオニアのギリシア文字で書かれた。確実に純正クレタ語で書かれている銘文は2つがドレロスから、3つがクレタ島ラシティ県のプライソスから、計5つ見つかっている。純正クレタ語かもしれない銘文は他にもいくつかある。

純正クレタ語[編集]

純正クレタ語はホメロスオデュッセイアで言及されている[1]

解読の理論[編集]

線文字Aの粘土板に記録された言語の子孫であるということ以外、純正クレタ語について分かっていることはほとんどない。

注釈[編集]

  1. ^ Odyssey, Book XIX, Line 176 following.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]