ミッドウェイ級航空母艦

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ミッドウェイ級航空母艦
USS Midway CV-41
艦級概観
艦種 航空母艦正規空母
艦名
建造期間 1943年 - 1946年
就役期間 1945年 - 1992年
前級 エセックス級航空母艦
次級 フォレスタル級航空母艦
性能諸元
基準
排水量
就役時:45,000 t
改装後:52,500 t
満載
排水量
就役時:60,000 t
改装後:65,200 t ~ 68,000 t
全長 就役時:295 m
改装後:298.4 m
全幅 就役時:34.4 m
改装後:41.5 m/最大幅 72.5 m
吃水 就役時:10.1 m
改装後:10.7 m
機関 蒸気タービン,(212,000shp 158MW)
推進器 4軸
速力 最大33ノット(61 km/h)
航続距離
乗員 4,104名
兵装 Mk.39 54口径5インチ単装砲
就役時、後に撤去
18基
40mm4連装機関砲
就役時、後に撤去
21基
20mm機関砲
※就役時、後に撤去
28基
シースパロー短SAM8連装発射機
※改装時に装備
2基
ファランクスCIWS
※改装時に装備
2基
搭載機 計画
F4U-4SB2CF6F-5N/5P
就役時
F6FF4USB2CTBM
朝鮮戦争前後
F8FF9FFH-1F2HFJ-1FRF3DADA3DAMAJHO3S、HUP
アングルド・デッキ化後
F3HF4DF8UA4DWF
1960年代~ベトナム戦争
F-4A-6A-7E-2UH-2SH-3
ベトナム戦争後
F/A-18A-DEA-6BRF-4B

ミッドウェイ級航空母艦(ミッドウェイきゅうこうくうぼかん、Midway class aircraft carrier)は、アメリカ海軍航空母艦の艦級。

近代史上における最も長期間の就役年数を誇る航空母艦の艦級で1945年の後半に就役が始まった本級は、最後まで現役であった一番艦の「ミッドウェイ」が1992年に退役した。

概要[編集]

ミッドウェイ級の就役直後は、エセックス級よりも30から40機以上多い132~145機の艦載機数で同時代における最大の空母である。エセックス級では見送られた飛行甲板の装甲化を実現しており、鋼鉄の厚さは約9cmである。第二次世界大戦ではおよそ130機の航空団を運用したが、その艦載機数は一艦における有効な指揮統制能力を超えていると問題視された。しかし本級の搭載能力は1950年代後半から運用が開始された大きく重いジェット戦闘機にとって最適の艦であった。

本級は朝鮮戦争には派遣されず、主として地中海に展開した。その後、ベトナム戦争に派遣されている。「コーラル・シー」はベトナム水域に展開し、ミッドウェイは3つの作戦に従事した。「フランクリン・D・ルーズベルト」は再び地中海に配備される直前に短期の戦闘配備が行われた。

老朽化にともない1977年に「フランクリン・D・ルーズベルト」が退役した。「ルーズベルト」の最終時にはAV-8 ハリアーが搭載されSTOVL機の運用テストが行われている。

残りの2隻は1980年ロナルド・レーガン大統領が就任し600隻艦隊構想を打ち出したため退役を免れ、耐用年数を延長するための改修が行われた。

「ミッドウェイ」はアメリカ海軍が湾岸戦争に派遣した6隻の空母のうちの1隻であったが、戦争の数ヶ月後に退役が決定した。

「コーラルー・シー」は法的、環境的問題から6年の長期に渡ってゆっくりとスクラップにされ、「ミッドウェイ」は10年間モスボール状態で保管された後、現在はサンディエゴ博物館として一般に開放されている。

ちなみに「ミッドウェイ」の母港は横須賀で、唯一海外で改装工事を受けた空母となった。

同型艦[編集]

艦番号 艦名 建造 発注 起工 進水 就役 退役
CV-41
CVB-41
CVA-41
ミッドウェイ
USS Midway
ニューポート・ニューズ 1942年
8月1日
1943年
10月27日
1945年
3月20日
1945年
9月10日
1992年
4月11日
CV-42
CVB-42
CVA-42
フランクリン・D・ルーズベルト
USS Franklin D.Roosevelt
ニューヨーク 1943年
12月1日
1945年
10月27日
1945年
10月27日
1977年
10月1日
CV-43
CVB-43
CVA-43
コーラル・シー
USS Coral Sea
ニューポート・ニューズ 1943年
6月14日
1944年
7月10日
1946年
4月2日
1947年
10月1日
1990年
4月26日

参考文献[編集]

  • 「米空母『ミッドウェー』級」『世界の艦船』2013年4月号、海人社

外部リンク[編集]