ミズラモグラ

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ミズラモグラ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: トガリネズミ目 Soricomorpha
: モグラ科 Talpidae
: ミズラモグラ属 Euroscaptor
: ミズラモグラ E. mizura
学名
Euroscaptor mizura
(Günther, 1880)
和名
ミズラモグラ
英名
Japanese Mountain Mole
亜種
  • フジミズラモグラ
    E. m. mizura
    Günther, 1880
  • シナノミズラモグラ
    E. m. ohtai
    Imaizumi, 1955
  • ヒワミズラモグラ
    E. m. hiwaensis
    (Imaizumi, 1955)

ミズラモグラ(角髪土竜、学名Euroscaptor mizura)は、トガリネズミ目モグラ科に属する哺乳類である。

種小名のmizura は、日本古来の髪型である角髪(みずら)に由来する。

分布[編集]

本州青森県から広島県にかけて分布する。日本固有種

形態[編集]

頭胴長が80-106.5mm、尾長が20-26mm、後足長が13.5-15.4mm、体重が26-35.5gになる。ヒミズよりやや大きく、耳介が無い。尾は通常後足の1.5倍以上の長さがある。手は大きく発達しており、幅と長さがほぼ等しい。爪がまっすぐで強大であることも特徴である。吻上面の裸出部は、長三角形になる。体毛の色は、生息地域もしくは個体によって変異に富んでおり、灰褐色から黒色まである。

生態[編集]

低山帯から高山帯までの森林に生息しているが、生息数はあまり多くない。昆虫類、ミミズ類、ジムカデ類、ヒル類などを食べる。地下に広葉樹の葉を使って、径36cm前後、高さ31cm前後の巣を作る。自らもトンネルを掘るが、他のモグラが掘ったトンネルも利用することもある。

分類[編集]

本種は、

  • フジミズラモグラ E. m. mizura
  • シナノミズラモグラ E. m. ohtai
  • ヒワミズラモグラ E. m. hiwaensis

の3つの亜種に分ける説もある。環境省レッドリストではこの分類を採用している。一方、ヒワミズラモグラをフジミズラモグラのシノニムとして2つの亜種とする説もある。[1]

保全状態評価[編集]

種 ミズラモグラ Euroscaptor mizura
  • LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))
    Status iucn3.1 LC.svg
  • 都道府県版レッドデータブック
愛知県 - 絶滅危惧IA類 
広島県 - 絶滅危惧I類
滋賀県 - 絶滅危惧種
京都府 - 絶滅寸前種
長野県・三重県・鳥取県 - 絶滅危惧II類
岩手県 - Bランク
宮城県・群馬県・石川県・岐阜県 - 準絶滅危惧
富山県・奈良県 - 希少種
秋田県・栃木県・島根県・山口県 - 情報不足
静岡県 - 要注目種(N)
亜種 フジミズラモグラ Euroscaptor mizura mizura
山梨県 - 絶滅危惧種IB類
埼玉県 - 準絶滅危惧
亜種 シナノミズラモグラ Euroscaptor mizura ohtai
新潟県 - 準絶滅危惧
青森県 - 希少野生生物(Cランク)
亜種 ヒワミズラモグラ Euroscaptor mizura hiwaensis

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Mammal Species of the World, 3rd edition の分類Euroscaptor mizura mizura

参考文献[編集]

  • 小宮輝之 『日本の哺乳類』 学習研究社<フィールドベスト図鑑>、2002年、P100
  • 阿部 永 『改訂版 日本の哺乳類』 東海大学出版会、2005年、P19

外部リンク[編集]