マールボロ (タバコ)

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ポーランドのマールボロ・ソフト。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。
ポーランドのマールボロ・ソフト。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。
スペインのマールボロ・ボックス。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。
スペインのマールボロ・ボックス。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。
アイルランドのマールボロ・ライト。「LIGHTS」の表記が無い。
アイルランドのマールボロ・ライト。「LIGHTS」の表記が無い。
アルゼンチンのマールボロ・ゴールド・オリジナル。
アルゼンチンのマールボロ・ゴールド・オリジナル。
ドイツのマールボロ・メンソール。現在はマールボロ・ブルー・フレッシュにリニューアルされている。
ドイツのマールボロ・メンソール。現在はマールボロ・ブルー・フレッシュにリニューアルされている。
ベネズエラのマールボロ・ライト・メンソール。「LIGHTS」の表記が無い。
ベネズエラのマールボロ・ライト・メンソール。「LIGHTS」の表記が無い。
日本のマールボロ・ブラック・メンソール。
日本のマールボロ・ブラック・メンソール。

マールボロMarlboro)は、フィリップモリス社が製造するタバコブランド。マールボロ・マンのビルボード広告で有名。

目次

[編集] 概要

現在世界でベストセラーのタバコのうちの1つ。日本では縮めて「マルボロ」と呼ばれる場合が多い。メンソールのものはマルメンと略称される。地方の年配のたばこ店などでは「マルボーロ」と、佐賀のお菓子の丸ぼうろと同一発音で呼称する場合がある。他にもパッケージの色から「金マル(マル金)」(マールボロ・ライト→マールボロ・ゴールド・オリジナル)、「赤マル」(マールボロ)、「黒マル」(マールボロ・ブラック・メンソール)、などと稀に呼ばれる。 また、「マールボロ・ライト・メンソール」はマルメンライト(さらに縮めてマルメラ)と呼ばれることが多い。

マールボロ・ライト・メンソールは、日本たばこ協会の発表した平成20年度紙巻たばこ販売実績で外国たばこでは首位である(全体では7位)[1]


[編集] 歴史

  • ロンドンのフィリップ・モリス社はマールボロ、ケンブリッジ、ダービーといったタバコをアメリカ国内で販売するために1902年ニューヨークに子会社を設立した。
  • 1924年に同社はマールボロを女性向けタバコとして「Mild As May」のキャッチフレーズで広告展開を行った。
  • 販売当初は、女性向けのタバコとして売り出したが、全くと言ってよいほど売れず苦戦を強いられた。実際広告で使われた当時のポスター等から、女性向けにキャンペーンをしていたのが確認出来る。吸い口が赤く着色されているのは口紅が付いても目立たないようにとの配慮であった。
  • その後、マーケティング戦略の大転換を行い、男性向けのタバコとしてカウボーイをモチーフにした広告戦略が取られた。これが、現在に続くマールボロ・ブランドの原点である。本来の仕事上、一日中、馬に跨って動物を相手にするカウボーイにとっては、火を使わない噛みタバコの方が人気なのだが、この宣伝効果によりカウボーイのタバコの代名詞になった。
  • 第二次世界大戦中まで売り上げは伸びず、一時期市場から姿を消した。戦争の終わりまでにキャメルラッキーストライクチェスターフィールドといった三銘柄がタバコ市場における確固たる地位を確保していた。
  • 1950年代にリーダーズ・ダイジェスト誌が、喫煙と肺癌の因果関係に関する一連の記事を公表し、フィリップモリスを始めとする多くのたばこ会社はパッケージへの注意書きとフィルター付きたばこの販売を始めた。フィルター付きの新しいマールボロは1955年に発売された。
  • 1960年代の初めにフィリップモリスは「マールボロ・カントリー」のキャッチフレーズで広告を展開し「マールボロ・メン」として知られている男性像を象徴したカウボーイを作りだした。マールボロの市場占有率は急上昇し、広告キャンペーン開始から8か月で5,000パーセント増加した。マールボロは大成功したカウボーイの広告表現を、1950年代以来現在まで継続している。
  • 日本に於いては日本たばこ産業(JT)がライセンス製造・販売を行っていたが、2005年4月末をもってライセンス契約を終了した。現在は、フィリップモリス社からの輸入販売となり、ヨーロッパで製造されている。また、JTが生産していたものと風味をあわせてあるためパッケージに「FOR SALE IN JAPAN」の記載がある。
  • 黒人迫害の歴史的背景がタイトルの中に隠されているとされ、逆さまにしてあることをするとそれを印象付ける絵が浮かび上がるとされているが、このような話はタバコのパッケージにはつきもので、一種の都市伝説である。
  • 日本での製造・販売は1973年からで、ブランド展開がスタートしたのはJT発足2年後の1987年からである(新商品は平成になってからの商品が多かった)。

[編集] マルボロマン

長年当タバコ・およびフィリップモリスの広告塔「マルボロマン」として登場していたウェイン・マクラレンは、1992年に肺癌が原因で死去している。(1日30本、30年間喫煙していた)。また生前フィリップモリスの株主総会でタバコ広告を控えるよう主張したり、イギリスで製作されたTV番組「タバコ・ウォーズ」において、自身が広告塔になることによって多くの人を死に追いやったことを後悔していることを語った。

[編集] モータースポーツ

マクラーレンにおけるマールボロ広告マシンの3ヶ所にロゴが入っているほか、マシン全体がマールボロの白と赤に塗り分けられているマクラーレン・MP4/7A
マクラーレンにおけるマールボロ広告
マシンの3ヶ所にロゴが入っているほか、マシン全体がマールボロの白と赤に塗り分けられているマクラーレン・MP4/7A
フェラーリにおけるマールボロ広告マシンだけでなく、チームスタッフのウェアにもロゴが入る(2006年バーレーンGP)
フェラーリにおけるマールボロ広告
マシンだけでなく、チームスタッフのウェアにもロゴが入る(2006年バーレーンGP

マールボロは4輪のフォーミュラ1(F1)や世界ラリー選手権(WRC)、2輪のロードレース世界選手権(MotoGP)といったモータースポーツに参戦するチームのスポンサーとして有名である。

F1においては長年マクラーレンのメインスポンサーを務めていたが、1995年に撤退。翌年からはスクーデリア・フェラーリのメインスポンサーとなっている。フェラーリとの契約は2011年まで有効である[2]2007年シーズンでは、バーレーンGPモナコGP中国GPでロゴが掲載されていたが、2008年シーズンからはタバコ広告が全面的に禁止されたため、マールボロのロゴ部分を白線のバーコードで置き換えたカラーリングに変更された。また、インディカー・シリーズにおいても、CART時代の1990年から2009年まで、チーム・ペンスキーのスポンサーを勤めていた。

また、マールボロの実際のパッケージカラーは赤であるが、マクラーレンやペンスキーの車体の場合、テレビ・写真などへの映り方を考慮して「蛍光ががった朱色」に近い赤が塗色されている(似たような例が他のタバコ・ブランドにもある)。

しかし2010年4月、バーコードのデザインがマールボロのロゴを連想させるサブリミナル効果の疑いがあると報道されると[3]、フェラーリチーム側は当初その疑惑を否定[4][5]していたが、その後2010年5月に疑惑を一掃しレースに集中するという声明を発表し、スペインGPからバーコードの代わりに赤ベタに白枠のデザインへと変更した[6]。2011年からのチームロゴからもバーコードは排除される事となった[7]

MotoGPでも、かつてはジャコモ・アゴスチーニ率いる「チーム・アゴスチーニ」やケニー・ロバーツ率いる「チーム・ロバーツ」のメインスポンサーを務め、現在、ドゥカティチームのメインスポンサーである。こちらもフェラーリチームと同様に2011年シーズンからカウルのバーコードが排除されている。

このほかにも、過去にはドライバー/ライダー個人をパーソナルスポンサーとして支援する「Marlboro World Championship Team」(MWCT)と呼ばれる支援プログラムを展開していたほか、フランスのミニテルにおいて「Marlboro Racing Service」(MRS)と呼ばれるモータースポーツ情報の提供サービスを行っていたこともあり(ちなみにMRSには日本からもすがやみつるが記事を提供していたことで知られる)、マールボロのモータースポーツ界における高い貢献度は業界関係者の多くが認めるところである。

[編集] 商品名の由来

日本語公式サイトではイングランド南部のウィルトシャーにある町モールブラen:Marlborough)が由来とされている[8]。またフィリップモリスの工場があったロンドンのグレート・マールバラ・ストリートに由来するとの説もある。この通りの名称はマールバラ公ジョン・チャーチルを記念している。

[編集] 製品一覧

[編集] 国内現行販売製品(フィリップモリス製造)

製品名 価格 本数 発売年月日 タール ニコチン 販売地域 備考
マールボロ 440円 20本 2005年5月1日 12mg 1.0mg 全国 スイス製
マールボロ・KS・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 12mg 1.0mg 全国 スイス製
マールボロ・ミディアム 440円 20本 2005年5月1日 8mg 0.7mg 全国 スイス製
マールボロ・ミディアム・KS・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 8mg 0.7mg 全国 オランダ製
マールボロ・ブラック・ゴールド・ボックス 440円 20本 2009年7月13日 8mg 0.6mg 全国 オランダ製
マールボロ・ゴールド・オリジナル 440円 20本 2005年5月1日 6mg 0.5mg 全国 スイス製[9]
マールボロ・ゴールド・オリジナル・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 6mg 0.5mg 全国 オランダ製[9]
マールボロ・ゴールド・オリジナル・100's・ボックス 440円 20本 2006年2月1日 6mg 0.5mg 全国 オランダ製[9]
マールボロ・ゴールド・ウルトラ・ボックス 440円 20本 2006年8月1日 4mg 0.4mg 全国 オランダ製[10]
マールボロ・フィルタープラス・ワン・ボックス 440円 20本 2008年11月17日 1mg 0.1mg 全国 スイス製
マールボロ・メンソール 440円 20本 2005年5月1日 12mg 0.8mg 全国 スイス製
マールボロ・メンソール・KS・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 12mg 0.8mg 全国 スイス製
マールボロ・ブラック・メンソール・ボックス 440円 20本 2008年8月4日 8mg 0.6mg 全国 オランダ製
マールボロ・ライト・メンソール 440円 20本 2005年5月1日 8mg 0.6mg 全国 スイス製
マールボロ・ライト・メンソール・KS・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 8mg 0.6mg 全国 オランダ製
マールボロ・ライト・メンソール・100's・ボックス 440円 20本 2005年5月1日 8mg 0.7mg 全国 オランダ製
マールボロ・アイスミント・KS・ボックス 440円 20本 2007年7月9日 6mg 0.5mg 全国 ドイツ製
マールボロ・ウルトラライト・メンソール・KS・ボックス 440円 20本 2005年7月25日 4mg 0.3mg 全国 オランダ製
マールボロ・ブラック・メンソール・ワン・ボックス 440円 20本 2009年6月1日 1mg 0.1mg 全国 オランダ製
マールボロ・アイス・ブラスト・ボックス 440円 20本 2010年7月12日 8mg 0.6mg 全国 オランダ製

※マールボロ・ライト・メンソールとマールボロ・ウルトラライト・メンソールは、2010年のパッケージリニューアルでパッケージ側面・底面及びカートンの英語表記がそれぞれMENTHOL LIGHTS、MENTHOL ULTRA LIGHTSとなった。このため日本語表記と英語表記に違いが生じている。

[編集] 国内販売終了製品(フィリップモリス製造)

製品名 価格 本数 発売年 タール ニコチン 販売終了年 備考
マールボロ・FSK 20本 12mg 1.0mg
マールボロ・ブレンド・No.27 320円 20本 2007年3月1日 13mg 1.0mg 2007年11月 セブンスター対抗銘柄
マールボロ・ボックス・14's 210円 14本 1996年 12mg 1.0mg
マールボロ・ホワイト・ゴールド・ボックス 320円 20本 2009年7月13日 5mg 0.4mg 2010年5月 静岡県限定/オランダ製
マールボロ・ゴールド・ワン・100's・ボックス 440円 20本 2010年4月1日 1mg 0.1mg 2010年12月 宮城県
マールボロ・ワイド・ボックス 330円 20本 2007年 10mg 0.8mg 2008年6月 セブンイレブン限定/ドイツ製
マールボロ・ワイド・メンソール・ボックス 330円 20本 2007年 8mg 0.7mg 2008年6月 セブンイレブン限定/ドイツ製

[編集] 国内販売終了製品(日本たばこ産業製造)

製品名 価格 本数 発売年月日 タール ニコチン 販売終了年月 備考
マールボロ 300円 20本 1973年9月15日 12mg 1.0mg 2004年4月30日 [11]
マールボロ ボックス 300円 20本 1989年5月15日 12mg 1.0mg 2005年4月30日 [11]
マールボロ 100's 280円 20本 1986年5月1日 12mg 1.0mg 1990年5月
マールボロ 100's ボックス 280円 20本 1992年6月2日 12mg 1.0mg 1995年12月
マールボロ ミディアム 300円 20本 2001年4月2日 8mg 0.7mg 2005年4月30日 [11]
マールボロ ミディアム ボックス 300円 20本 2000年4月3日 8mg 0.7mg 2005年4月30日 [11]
マールボロ ライト 320円 20本 1987年11月1日 6mg 0.5mg 2005年4月30日 [11]
マールボロ ライト ボックス 300円 20本 1989年10月1日 6mg 0.5mg 2005年4月30日 [11]
マールボロ ライト 100's ボックス 300円 20本 1994年6月2日 6mg 0.5mg 1997年4月 [12]
マールボロ メンソール 300円 20本 1997年7月1日 12mg 0.8mg 2005年4月30日 [11]
マールボロ メンソール ボックス 300円 20本 1995年11月1日 12mg 0.8mg 2005年4月30日 [11]
マールボロ ライト メンソール 300円 20本 1998年4月1日 8mg 0.6mg 2005年4月30日 [11]
マールボロ ライト メンソール ボックス 300円 20本 1993年11月1日 8mg 0.6mg 2005年4月30日 [11]
マールボロ ライト メンソール 100's ボックス 300円 20本 2001年10月1日 8mg 0.7mg 2005年4月30日 [11]

[編集] 脚注

  1. ^ 年度別上位20銘柄推移 (PDF)” (日本語). 2009年8月21日閲覧。(社)日本たばこ協会-たばこに関するデータ-紙巻たばこ統計データ
  2. ^ EU保健委員会、フェラーリにタバコスポンサー廃止を要望 - Carview(2007年9月1日)
  3. ^ http://f1-gate.com/ferrari/f1_7300.html
  4. ^ http://f1-gate.com/ferrari/f1_7312.html
  5. ^ http://f1-gate.com/ferrari/f1_7364.html
  6. ^ http://f1-gate.com/ferrari/f1_7397.html
  7. ^ http://f1-gate.com/ferrari/f1_8272.html
  8. ^ marlboro.jp内のPRODUCT(2009.12.19閲覧)
  9. ^ a b c 2011年3月頃まで「マールボロ・ライト(ボックス/100's・ボックス)」
    デザイン変更は2010年8月頃だが、当初は販売名がライトのままで、側面に「LIGHTS」の表記があった。
    (宮城県では2009年10月頃より現行デザインに先行切り替え)
  10. ^ 2011年3月23日まで「マールボロ・ウルトラライト・KS・ボックス」
  11. ^ a b c d e f g h i j k 2005年5月1日からPM社より製造・販売。
  12. ^ 1997年4月一時販売終了。2006年2月1日からPM社より製造・販売。

[編集] 外部リンク

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